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サイエンスコミュニケーター宣言(95)

▼私は、かなりながくシステム手帳なるものを使っているもう20年以上だろう。同じバイブサイズである。その後ろに市販のリフィル「ライフプラン&レコード」をつけていて
自分年表みたいなものを簡単につけている。家族と一緒に。その年表は、私が20歳の頃からはじまっているので、ちょっと暇なときなどは、その年表をながめることにしている。急に年代がリアルになってくる。それは数字だけでなく「時代の空気」までも思い出させてくれるからだ。
▼ところが、『日本理科教育史』の年表は、面白くない。
「時代の空気」どころか年代の前後なかなか把握できない。1911年の「理科の要旨」ら120年だ。せめてその後半60年になると私の生きている時代になるし、40年前からだと手帳にある「年表」の範囲だ。
 もう少し面白くなってくるだろう。
▼100年以上前の歴史なんて、直接的になにか自分に関係あることでもないと面白くもなんともない。「昔もそれなりに考えていたんだなあ」程度である。
人の顔が見えないのだ。なにか面白そうなひとはいないのかな。
●1887年(明治20) 井上円了『妖怪玄談(コックリの事)』哲学書院刊
●1892年(明治25) 渡辺敏『近易物理 一罎百験』普及舎刊

それでも、これぐらいだとなんとなく、その話を聞き入るひとの顔や実験に驚く顔が想像できそうだ。
▼肝心のことを書くのを忘れるところだった。先の私の年表によると1995年12月23日、16年前の今日、大阪市科学館の地下で渡部さんにインターネットをはじめて見せてもらっている。すでにインターネット版【理科の部屋】やYPCのベージはたちあがっていた。今やアタリマエになってしまったインターネットにも「はじめ」の日があったのだ。そのときの衝撃は今も昨日のことのように鮮明に憶えていている。そのときの「空気」
も…。
今日は私のインターネット記念日!!

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