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Webテキスト『ヒガンバナ』の可能性(4) #higanbana

Dscn2453▼月がかわっての第一日目の昨日、大賀ハスは植え替えから24週目であった。と書きながら思った。「そうか、植え替えからまだ半年も経っていないんだ」と。葉が育ち、花が咲き、種子ができ果托も落ちてしまったいま、なにかすべてが終わってしまったかのように思うが、経過した時間からすれば地球は太陽のまわりを半周もしていないDscn2430のだ。庭に目をやれば、シロバナヒガンバナが盛りをむかえようとしていた。
▼植物を育てるということはほんとうに面白いことだ。植物たちの「一年」からいっぱいいろんなことを教えてもらえる。Webテキスト「ヒガンバナ」でもこのことを扱いたいとちょうど思っていたときだ。
Twitterの #higanbanaで面白いことを聞いた。「ヒガンバナが動く」というのである。植物だから「動く」と言われるとエッと思った。種子の散布で広がって行くと言われているのなら、種子を作らないヒガンバナにはあてはまらない。おかしな話だと思った。よくよく聞いてみて調べてみると分球のとき確かに「移動」しているのである。
より快適な環境を求めての「移動」であろうか。
▼もうひとつある。「浮上株」のことである。私は、年月を経て「浮上株」になるから、浮上株は古い年老いたものと思い込んでいた。だから浮上株からは花茎が伸びにくいと思っていた。そう発言していたら、指摘を受けた「浮上株は若いのでは」と。
 言われてみると、分球によって殖えていくのだから、分球のスペースが水平方向に確保できない。垂直方向に浮上してくると考えると浮上株の分球した球根(鱗茎)は若いことになる。若さ故に、まだ花茎をのばすだけのエネルギーの蓄積がないから、花芽はできない。だから、花茎のばした球根よりも早めに今、葉を出してきた。
とも考えられる。これらは、その植物を育てるというアクティブなつきあい方をしてこそ見えてくることなのかも知れない。つくづくと思うのは、知っているつもりになるとダメだということだ。
知っているつもりになると見えてくるものも見えてこなくなる。
▼昨夜、ずいぶん久しぶりに「チャット」をやった。もうほんと10数年ぶりだろうか。そこで、このWebテキスト「ヒガンバナ」づくりのプロジェクトを話すことになった。
 なかなか思っているイメージのことが伝わらない。あたりまえだ、自分自身の中でもしっかりした固まった構想があるわけではないのだから。しかし、このチャットは今から考えるとありがたかった。
人に伝わらないということは、このプロジェクトそのものの意味を失ってしまう。
 もっと人に伝わるかたちのものにしなければと反省した。
人に伝えるときには、そっくりそのままではないにしてもある程度のロールモデルが必要だと思った。
そのロールモデルをさがして、しばらく彷徨ってみることにした。

 

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