« 再び、「丹生」を追う!!(3) | トップページ | 再び、「丹生」を追う!!(5) »

再び、「丹生」を追う!!(4)

Dscn5705▼一日の過去も、1000年の過去も同じ。過去を変えることなんてできない。しかし、未来は過去の地続きにあることも事実である。昨日の朝、まだ雨模様のなか変わっていく風景のなかをヒガンバナ探索をしていたら、工事現場で掘り起こされたヒガンバナの球根を見た。絡まりのびる根、分球を繰り返す若い球根、そして掘り起こされてもなおも伸びようとする葉。ヒガンバナという植物のたくましさを見る思いだった。ヒガンバナの「ふしぎ!?」を追うことをやめたわけではない。それを加速させる意味でも、私はもうひとつの「ふしぎ!?」、「丹生」を追う。
▼小さな旅の反芻作業を繰り返していた。金属と人類のつきあいの歴史。この歴史は古い、石器時代から金属器時代へ時代が変わっていくなかで、一番最初に人類の出会った金属はなんだったのだろう。場所によっては松田壽男さんのいうように、金や水銀であった可能性があるのでは…。
  あの巨大な大仏のアマルガム鍍金に使った水銀はどこからやってきたのだろう。
青「丹」によし の朱はどんな意味をもっていたのだろう。
「ふしぎ!?」は次々と深まり拡がっていく。
▼もう4年ほど前になるが、ネットで丹生を追いかけているとき、非常に興味深い地図をKUMAさん紹介してもらったことがある。
◆産総研 「地球化学図 Hg」
である。
 ここに、『丹生の研究』(松田壽男著 早稲田大学出版部)の「丹生の分布ならびに参考地点」の地図を重ね合わせるとみごとに重なるのである。アタリマエのことであるが、感動である。
丹生(硫化水銀)=朱の産地は、水銀の産地でもあるのである。
中央構造線との重なりもみごとである。そうだ活断層と水銀の産地のつながりこれもまた興味深い事実である。
大地の動き、その結果形成される地形。その地形と自然資源、文明それらに関わりがあるのはアタリマエのことなのかも知れない。
▼変わらぬ過去にこだわり、その歴史を知りたいと思うのは、過去と地続きの未来を変えたいと願うからである。
「丹生」をキーワードに、物質と人間、自然と人間の関わりの「過去」を知る旅ははじまったばかりである。
ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

|

« 再び、「丹生」を追う!!(3) | トップページ | 再び、「丹生」を追う!!(5) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/62729/53085762

この記事へのトラックバック一覧です: 再び、「丹生」を追う!!(4):

« 再び、「丹生」を追う!!(3) | トップページ | 再び、「丹生」を追う!!(5) »