Webテキスト『ヒガンバナ』の可能性(2) #higanbana
▼今日て゜9月が終わる。ヒガンバナばっかり追いかけていたらいつのまにやら終わってしまったという感じである。
昨日もそうだった。昨日であったヒガンバナで心に残ったのもふたつだ!!
どちらか一方を選ぶことできないのでふたつともあげる。
ひとつは、定点観察地Aの引っ越し地のヒガンバナがついに小花がひとつ開いたということ。これを待ち望んでいただけにうれしかった。もうひとつは、まったく思いがけない出会いであった。現在の勤務地の庭に咲くシロバナヒガンバナだ!この校庭にはヒガンバナがないと思い込んでいた。なのに、こんな目立つところに群生しているとは、誰が植えたのだろう。どんな「物語」があるのだろう確かめたくなってきた。
▼Webテキスト『ヒガンバナ』のこと、すき間時間には考えるようになってきた。
授業テキストなら作ったことがある。またそれの単なるWeb版なら、10年以上前に試みたこともある。
しかし、今回構想するのは、また少しちがったもの。
かといってまったく新しくというのはとっかかりのハードルが高すぎる。
そこで、これまでも作ったことのある授業テキストに似たものを考えることからはじめたい。
コンセプトは
・ヒガンバナの「ふしぎ!?」をみんなで楽しみながら追うガイドテキスト
・クラウド時代のヒガンバナ観察の手引き
・知の共有の試作『ヒガンバナ』
・かくして知はみんなものになっていく『ヒガンバナ』
・知と美の科学共有体験『ヒガンバナ』
▼授業テキストに発想の源をおくと、どうしても「発問」が重要な位置をしめてくる。
また、考えた発問の順序も大切である。
ともかく思いつくものをならべてみる。
(1) あなたは、このヒガンバナ(写真)という植物を知っていますか。あなた住む地域(またはふるさと)では
この花のことを何と言いますか。知っていれば教えてください。
・どうしてそんな呼び名があるのか、わかれば…
(2) 今年はじめてこのビカンバナを見たのはいつですか。
どんな場所で見ましたか。
(3) きれいなヒガンバナですが、じっくり見ているとなにか変ですね。植物らしい植物とくらべてみてください。
そうですね。葉がないですね。
ほんとうに葉はないのでしか、葉がなくていきていけるのでしょうか。
ヒガンバナの花が萎れてしまったら、花茎(花を支えている柱の部分)の足元に注目しながら観察してみよう。
(4) 日本のヒガンバナは種子をつくることができない(三倍体であるため)と言われています。
しかし、たまには種子をつくり、その種子を育てたらたまには育つこともあるそうです。
花が咲いた後も、花に注目しておいて「種子」をみつけてみよう。
うまくみつけたら発芽するかも確かめてみよう。
(5) 日本のヒガンバナが種子で殖えないとなると、どうしてふえるのでしょう。
そうです。地下にある球根(鱗茎)です、それが分かれて殖えるのです。
球根は歩けませんから、あなたが見たヒガンバナは誰かが、そこに運んできたということになるのです。
それは誰でしょう。
…
こうしてあげていけばいくらでも出てきそうですね。
今日のところは、ここまでに。
▼霞の向こう側に、見え隠れするように見えたかに思えたものも、次の瞬間には消えてしまう。
そんなときにいちばんありがたいのは、それを一緒に見ようとすると人の存在である。
この夢物語構想に興味を少しでももたれた方がおられたら、ご意見・アドバイスをお願いします。
9月見納めのヒガンバナ! どんなヒガンバナだろう。
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