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「科学の最前線」も面白かった!!

Dscn8781▼今朝、起きたら涼しい風が吹いていた。
雨少しふっているようだ。そう言えば、いつものあの場所にナツズイセンが咲いていた。また、今年もリコリスたちの季節がちかずいているのである。それまでに、こちらの方のスタンバイをしておかねばと思った。
▼少し、私の研修が続いた。「クマムシ」「シダの前葉体」に続いて、昨日は県立大学の公開講座にでかけた。
今度は「科学の最前線」についての研修だった。
テーマは2つである。
「超高圧の世界」(大学院物質理学研究科 赤浜 裕一 教授)
「呼吸のしくみ」(大学院生命理学研究科 吉川 信也 教授)
ともになかなか興味深い内容であった。
Dscn8632▼とは言っても、ポンコツ頭にすぐさますべてを理解できるというようなものではなかった。
 しかし、ここにも「私の科学」があるなと再確認しながら講義聴いた。
「超高圧の世界」では、驚くことばかりだった。
・人間の「圧力」認識の歴史
・超高圧とは
・地球の中心は360万気圧 (゚o゚)ゲッ!!
そして、なにより驚いたのはダイヤモンドアンビルセルという装置で、地球の中心の圧力を超えるような圧力を作り出せるというのである。
 それも、その装置は手のひらにのるようなサイズなんである。持たせてもらった。ずっしりと重かった。
 もっと驚くことがあった。この装置を使えば「酸素の固体」もつくれるというのである。
▼これはうれしかった!!私は授業「三態変化」 では、「鉄の気体もある 酸素の固体もある」と確信をもって言える子どもを育てたかったのだがら、それが事実としてここにあるというのがうれしい。
 さらに驚いたのは、「金属水素」のことだ!!物質の「ふしぎ!?」追う物語は、ここに究極があるそうだ。
なによりうれしいのは、「授業の科学」と「科学の最前線」がつながっているという事実だ。
▼もうひとつの講義「呼吸について」も同様であった。
「生物は栄養物を空気中の酸素で酸化して(燃やして)出てくるエネルギーを生きるためのエネルギーとして利用している。」
「生物は多種多様のタンパク質の働きによって、熱を出さずにエネルギーを非常に効率よく取り出すことができる。この生物の行う活動を生命科学では「呼吸」とよんでおり」
これだ!!中学校理科でもやろうとしている「呼吸」もこれなんである。
さらに「ピコバイオロジー」と話は展開していった。
浅学な私には、一挙に理解することは困難だ。しかし、「生命現象とはタンパク質に駆動される化学反応である」
「どのような化学反応性を持った原子がどのように空間的に配置されているかを明らかにすることを出発点としてタンパク質の機能を解明することにより生命現象を理解することを目指す学問領域をピコバイオロジーと命名した。」
という、「ふしぎ!?」を追いかける物語のあらすじは理解できる。
そして、これも授業の科学の延長線上で捉えられそうだ。それがうれしい、面白い!!
▼さらに話は高度な内容に発展し、私にはその内容の何百分の一も理解なかったが、なぜか「ふしぎ!?」を追う「学問」がとても面白く感じられた。
 帰ろうとしたとき、たまたまお会いした吉川先生に、用意していて聞きそびれた質問をしてみた。
「2000年間も眠りつづけていたという大賀ハスの種子は、呼吸をしていたのですか」と。
唐突な質問にもかかわらず先生はていねいに答えてくださった。
「呼吸」という営みがどんなにすごいことか。
我々は眠っている間にも膨大なエネルギーを消費しているかも。
つくづくと思った。

「学問」とは、問いを持って学ぶこと !

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コメント

おはようございます。
>唐突な質問にもかかわらず先生はていねいに答えてくださ
>った。
どんなお答えだったのですか、興味津々です。

投稿: sakamoto | 2011/08/20 07:55

おはようございます。
吉川先生のお答えを書かなかったですね。
私が間違って受け取っているということもあることを前提にです。(^^;ゞポリポリ
「呼吸はしていなかった。何も壊れていないから、呼吸する必要がない」「人間が眠っているのと違う、人間の脳は眠っているときも、起きているときも使うエネルギーに大差はない」「動物の生命活動には膨大なエネルギーが必要である」「眠っている種子にはエネルギーが必要でない。生命維持のバランスは保持されているのだから…」と言うような内容でした。
では、死んでしまった「種子」とのちがいは…?
そこまで聞く時間の余裕はありませんでした。
 もちろん聞けば答えてくださったのではと思います。
ていねいに応答してくださったので…。
余裕がなかったのは時間ではなく、こちらのキャパシティだったのかも知れません。
正直に言うと、完全に納得できたわけではありません。
生と死の境界はどこにあるのだろう。
「ふしぎ!?」は続いています。
これまではどのように考えてこられたのだろう。
知っておられることありましたら、また教えてください。

投稿: 楠田 純一 | 2011/08/20 09:58

どうもコメントありがとうございます。
私もデータをきちんと踏まえてませんが、たしか中のCO2濃度はやや高くなっていたと思います。ごく緩慢な呼吸が行われているのではないかとの見方です。またいちど調べてみます。

投稿: sakamoto | 2011/08/20 12:03

阪本さん
遅れた応答ですみません。
私も阪本さんと同じ認識を持っていました。
どこかに書いてあったと思いみていましたら、
お父様の本の「実」のところにも少し書いてありました。
「大賀博士によれば…」と書いてあるのでその論文があるんでしょうね。
 「ふしぎ!?」はつづきますね。それが面白い。
検索フレーズの逆引きをしていたら、葉の表面に水滴をたらし、それを実体顕微鏡観察した画像をみつけた。
これも面白いですよね。

投稿: 楠田 純一 | 2011/08/22 18:55

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