大賀ハスが開いた!!
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ひらいた ひらいた
なんの花が ひらいた
レンゲの花が ひらいた
ひらいたと思ったら
いつのまにか つぼんだ
7月11日(月)の朝、あれから4ヶ月目の早朝。それは、私の予想よりも少しはやくやってきた。
待ちに待った!大賀ハスの「あこがれの4日間」である。
▼確かに散歩に出る前には目をやったつもりでいた。「ああ、明日からだな」と勝手に思っていた。
散歩から帰って見ると、もうすでに開きはじめていたのである。
少しあわてた。第一日目はなんとか観察できても、第二日目から第四日目からの完全観察ができない。
なんということだ。ずっとずっとこの日のために観察を続けてきたというのに。
仕方ない。可能なかぎりでだ。
▼今回の観察で問いたいこと2つあった。
(1) 花びらの開き方だ。
2年前の観察から、私はひとつの仮説をたてていた。花が開くとき一挙にひらき一挙に閉じるように見えるが、ていねいに観察すれば花びらは順次螺旋的的に開き、閉じる。
それは、「左巻に開き 右巻きに閉じる」というものだった。まるでゼンマイ仕掛けのようになっているのでは。
(2) 虫たちを呼び寄せる物質の正体
どこからともなく開花と同時に飛来する虫たち。やっぽど魅力的なにおいを発しているのだろう。
その「におい」の物質とはなになのか。においの射程範囲はどのくらいなんだろう。
見えないけど見える化できないのか。
じっくりと観察が期待できないけど、「ふしぎ!?」だけは頭の片隅においておこう。
▼散歩から帰った
6:27すでに開きはじめていた。
6:37上からみると花托も蕊たちも見えていた。
7:24完全に見えていた。
花托、蕊を中心にみると開花のピークはこのころであろうか。
▼8:11もう開花のピークをすぎて閉じ始めるころ、どこからか虫たちがかぎつけやってきた。
なんとうすごいやつたちだ。私にとっても唐突で開花。それを意図も簡単に情報をキャッチした虫たち。さすがである。妙に感心してしまうのである。
8:19 もう閉じ始めている。第一目は、花びらは言わば半開きで閉じ始めるんだ。
それにしてもきれいだ。なんとも言えない色具合である。
▼もう昼前には、すっかり閉じてしまい。
13:31 昼過ぎには、まるでなにもなかったように。真夏の青空にその姿は似合う。
第二日目の観察。これを書きながら同時並行ですすめている。
今日が大賀ハスの本番だ。さあ、どうなるだろうか。
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コメント
咲きましたか。実生ながら色といい、形といい大賀蓮の特徴が感じられます。
開花らせん説は面白いですね。以前開花の過程をインターバル撮影したことがあるのですが、らせん状の開花には気がつきませんでした。ただ、花びらの付き方はらせん配置です。
我が家も今5本の大賀蓮の蕾が立っています。本家の千葉産(3本)と和歌山の大賀池産(2本)です。観蓮会後に蕾が立っているのに気がつきました。千葉産と大賀池産の各1本はたぶん同時に開花すると思います。移植49年目にして開花した様子が同時比較できることになります。今のところ蕾の形にほとんど差は認められません。1日ごとに花茎長、蕾長、蕾幅を計測して成長の様子を記録しています。グラフ化すると面白いパターンが読み取れるかも知れません。
投稿: sakamoto | 2011/07/12 18:00
阪本さん
こんばんは。コメントありがとうございます。
本家本元からコメントはとてもうれしいです。深謝。
配置はらせん的とはうれしい情報です。
勝手な仮説、シロウトは何を言い出すかわかりませんね。(^^;ゞポリポリ
本人はいたって本気です。
二日目の観察も面白かったです。すごいものを見つけました!!明日の朝報告したいと思います。
阪本さんの観察は、さすがプロですね。
この報告もぜひぜひ見せてください。
blog「大賀池日記」か【理科の部屋】でよろしくお願いします。
おかげで三日目への意欲湧いてきました。
投稿: 楠田 純一 | 2011/07/12 19:57