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新・私の教材試論(60)

Dscn6498▼今朝は、ちょっとゆっくりしているんだ。それは、連続開花した大賀ハスであるが、今年三番目に開花した花の「四日目」が昨日で終わったからである。第四が開花するまで、ちょっとひと休憩である。
Dscn6531第三の花の「四日目」は、第二の花にくらべるとひつこかった。午前中いっぱいいっぱいまで散らずにいた。
けっこう風もあったに。
Dscn6604▼お昼すぎになってバラバラといっきょに散っていった。
それにしても「ふしぎ!?」だ。
Dscn6611若干のずれはあるというものの「四日間」は、律儀に守られているのだ。
この「時間」は、どこにプログラムされているのだろう。
自然とは、私が考えるよりも、もっともっと規則的なものなのかも知れない。
▼雄しべの本数を数える。花びらの大きさを計測する。その作業をまた繰り返してやるかどうか迷った。
もう「同じようなことだから」と怠け心も働く。
 しかし、サンプル数は多い方が、真実に近づけるアタリマエのことだ!
夕方近くになって、やっと決心して同じ作業を繰り返してみた。
雄しべの本数 184本。花びらは最大のもので高さ11.5㎝、横幅6.5㎝総枚数14枚
第二にくらべるとやや小ぶりのようだ。
▼雄しべをならべながら、あらためて思った。
「花」とはなんなのか。「花」なんとすばらしい戦略をあみ出したものだ!!
「胞子」から「種子」へ、「種子」をつくりだす「花」
葉の栄養貯蔵庫から進化した「花」の構造には数億年の生命の歴史が刻み込まれているのである。
そう思ってみると、どの花も輝いて見えてきた。
▼教材試論も、その「歴史」の話の続きである。
昨日引用させてもらった。
◆『原子の発見』(田中実著 ちくま少年図書館43 科学の本 1979.8.25)
であるが、この著の最後に「見えない原子を発見するまでの」年表が付いている。
ひじょうにわかりやすい年表である。ありがたい!!
 しかし、その年表は
「1908 ペランがブラウン運動をしらべて、分子の実在を証明する。」
で終わっているのである・
 そして、続ける。
このようにして、現代の化学の土台がつくられた。それ以来70年間の化学の進歩のことは、べつに勉強してほしい。

 原子の結びつき方の研究は、どのように進められたか。
 原子・分子のじっさいの姿は、どのようにたしかめられたか。
 これらの知識は、工業の上で、どのように利用されるようになったか。
 原子のなかみの研究から、どのようにして原子力の利用の糸ぐちがつかまえられるようになったか。
 生命の秘密は、化学によって、どのように解かれようとしているのか。
 化学の産業上の応用がひろまった結果、どんな社会問題が起こったか。
 このように、たいせつな、おもしろいたくさんの問題が、きみたちの勉強をまっている。(同書、付録P17より)
 

「化学」は「科学」と読みかえてもいいかもしれない。
なんと、もうすでに「宿題」は出されていた。
そして、私はこの「宿題」をそのままにしていたかも知れない。
▼私は、「1831年 ファラデーの「電磁誘導」発見」それからの180年間のツナガラナイ「ふしぎ!?」を追っていた。田中実先生の『原子の発見』によって、80年間はカバーできたかも知れない。
残るのは100年だ。
この100年に何がおこったのか。なにがどうなったのか。
もっと、もっと勉強しなければ…。そこから「教材」も見えてくるかも知れない。
ゆっくり 急ごう!!


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コメント

きっちり計測されていますね。縦長と横長のそれぞれの平均値、横/縦の平均値はどのくらいになりましたか。

投稿: sakamoto | 2011/07/29 13:07

おはようございます。
第四の第二日目やクマムシで応答が遅くなってしまい
ました。
お尋ねの計測結果を報告しておきます。
第二、第三に分けて報告します。
【第二大賀ハス】7/24~7/27
縦長平均 10.2㎝
横長平均 5.14㎝
横/縦の 平均0.49

【第三大賀ハス】7/25~7/28
縦長平均 10.1㎝
横長平均 5.23㎝
横/縦の 平均0.49

なんと横/縦は同じ! それもだいたい1/2!!
これはあくまで偶然ですか。
それとも、だいたいあてはまるのですか。
第二の雌しべは、9つ
第三の雌しべは、10つ
今観察中の第四は、11つ
ひとつずつふえている。これも偶然!?

たくさんのサンプルからいろんなことわかっていますか。わかっていることあればまた教えてください。
また、保存について今は、パックに入れて冷凍庫に入れたままですがそれでいいですか。留意することあれば教えてください。よろしくお願いします。
  

投稿: 楠田 純一 | 2011/07/30 09:13

おはようございます。計測ありがとうございました。2花とも0.49でしたか。楠田さんの大賀ハスの親株は蓮根をポリ樽に移植してはじめて花をつけましたが、第1花の縦長平均は9.1cm 横長の平均は4.2cm 縦横比は0.47でした。第2花は11.5cmの5.2cm縦横比は0.45でした。親株の方がややスレンダーですね。それと本家本元の千葉総合農試株は1花しか測定できていませんが、10.0cm 4.5cm縦横比が0.45でした。しかし、この縦横比はかなり幅があります。千葉株の昨年の縦横比は0.48でした。ポリ樽植えだと0.45から0.49くらいの幅があるように思えます。池だとその幅はもっと広がります。

投稿: sakamoto | 2011/07/31 07:18

阪本さんこんにちは
本家の大賀ハスの報告ありがとうございます。
だいたい似たような結果になるもんなんですか。
サンプル数は多いほどより意味を持ってきますよね。
第四については、明日でおわりですので、また報告をさせてもらいたいと思います。
 7月は、ずっと大賀ハスを見ていたような気がします。
 阪本さんは、普段の授業のなかで大賀ハスについてふれることはありますか。
 そのときはどんなことをやられますか。また、時間あるときに教えてください。宜しくおねがいします。

投稿: 楠田 純一 | 2011/07/31 12:38

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