サイエンスコミュニケーター宣言(34)
▼夏至だった昨日。仕事から帰りにコンビニに駆け込んだ。幸いもう一部だけ残っていた「スポーツ報知」買い求めた。コンビニの入口で開けてみた。和歌山の阪本尚生さんから教えてもらった新聞記事は確かにあった。
あったどころでは一面使っての記事だ。
◆[花のガーデン]神秘のハス、世界最古の奇跡の花…和歌山・広川町「滝原温泉ほたるの湯」
家に着いたら、さっそく我が家の大賀ハスを見に行ってしまった。我が家に「あこがれの4日間」は訪れるだろうか。
▼「高いレベルの科学」をつづける。
(3) 生活経験のゆきづまりから出発し、性格の違ういくつかの実験で検証され原子論、質量・エネルギー・運動の保存性、階層性、歴史性、統合性、相対性などの視点を強めるものに役立つもの。
(4) 理科で教えるものはみんな、目に見えないもの、見ただけではわからない。すべて抽象的なものである。そこで極地方式の理科では「物質」学習が基本となる。目に見える実体的なるものとその変化を学習の中心にする。
「水溶液の性質を調べる」のではなく、「水の中の何が何に変わったか」調べるのである。
(5) 広大で未知の大自然の中で、行動する指針となり、自然改造の土台となるもの。
(6) 重要な社会的問題に当面したとき、自分の向かう方向を定めるのに有効なもの。
(『極地方式入門 現代の科学教育』(高橋金三郎・細谷純=編/国土社 P40より)
40年の時空を超えて、たった今の提言のように思ってしまうのである。
この「高いレベルの科学」を追い求めての取り組みは続いているという。
▼これからの「私の科学」を考えるうえで、この「高いレベルの科学」がとても有効なヒントを与えてくれそうな気がする。そこでこの夏、私は「高いレベルの科学」の今 を訪ねようと思う。
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