【授業】まだまだ「ふしぎ!?」でいっぱいだ!!
▼私がそのニュースをはじめて知ったのはTwitterのタイムラインであった。
12/3朝の4時(日本時間)、NASAが「宇宙生物学上の一大発見!!」を発表した。
「地球外生物」の発見かと世界中が注目していたという。
そうではなかった。
地球上の生物のことであった。それは「ヒ素生物」についてであった。
この地球上にも「ふしぎ!?」はまだまだいっぱいあるのだ。知っていること、わかっていることはほんの一部なのかも知れない。
▼ネットのニュースでも、次のように報じていた。
発見された微生物は「GFAJ-1」と名付けられており、アルカリ性で、塩分濃度が高く、ヒ素を多く含むモノ湖の湖底に生息している。NASAによると、「GFAJ-1」はリンの代わりにヒ素を利用して生息し、増殖することも可能だという。地球上の生物は主に水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄の6つの元素から構成されており、特にDNAにおいては全て共通で、炭素、水素、酸素、窒素、リンの5つの元素から成り、例外はなかった。
しかし、「GFAJ-1」はDNAレベルで「リン」の代わりに「ヒ素」を用いていることから、これまでの生物の定義やDNAの基礎概念を覆しただけでなく、地球外生命探査の可能性も広がったという。
なんと「ふしぎ!?」なことがあるもんだ。
猛毒であるはずの「ヒ素」を利用しているなんて。
▼期末テスト明けの授業で、やっぱりこのニュースに少しだけ触れた。
授業で追いかけている「ふしぎ!?」とツナガルところがあると思ったからだ。
それは、生物をも「元素」から構成されているということである。
物質の構成要素は、「元素」つまりは「原子」なんである。
その事実こそが、
宇宙の「ふしぎ!?」と授業の「ふしぎ!?」をつないでくれる。
「ふしぎ!?」を追う旅ははじまったばかりだ。
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