2010『私の読んだ本ベスト3』!!(完)
▼昨日は仕事納めであった。今年も後、地球が3回転すれば、2010年が終わり、2011年である。
ほっと一息というところである。
終わりははじまりである。
やっぱりこんなときはいつもの真壁仁の「峠」である。
私は、生涯何度、この「峠」を読むことになるだろう。
今、「見えるかぎりの風景」を眼におさめておこう!
▼2010『私の読んだ本ベスト3』は「ベスト3」なんだから三冊で終わるところである。ところが私の中では、終わっていなかった。
どうしても、今書いておきたい本がある。
それが、次である。仮に【ベスト4】としておく。
【ベスト4】 『小・中学生むき 理科のわくわく実験』(理科の自由研究室編 理工図書 2010.08.04)
これは、おなじみの超人気サイト「理科の自由研究室」が出した本である。このサイトのアクセスカウターはいつも驚異的な数をカウントしていた。
あまたある「自由研究」本のなかでも特異な存在である。
この本の出版は「記録」しておかねばならない。これからの「自由研究」を示唆するものであり、本自身の作られかたにおいても「これから」を予見するものであるからだ。
取りあげた自由研究の「テーマ」は、すごい斬新であるというわけではない。「テーマ」の切り口がちがうのである。ではその切り口はどこからでてきたかというと、この本がどのように作られたかと大いに関係する。
言わば、Webの世界から生まれたのである。「理科の自由研究室」でのヒューマンネットワークから生まれたのである。電子本元年と言われる今年出版されたのである。
これぞ、
「コンテンツからコンテクストへ」
「コンテクストからあらたなコンテンツへ」である
▼出版記念の会に参加させてもらって、参加された方々から多くを学ぶことができた。楽しかった!!
ナルホド!!と思った。
会の後、印象的なことがあった。
帰路電車の中でt-nishi先生と「これからの学び」の話でもりあがっていた。
意気投合したとき、カバンから一冊の本を取り出した。
◆『ウェブ学ぶ~オープンエデュケーションと知の革命~』(梅田望夫/飯吉透著 ちくま新書 2010.9.10)
である。
そしたら、t-nishi先生もカバンのなかに持っておられた。奇しくも同じ本を読んでいるところだったのだ。
ますます、楽しくなってきた。
今年読んだ本についてはここまでとする。
<完>
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