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私の『重大ニュース2010』(完)

Dscf4964▼ついに2010年最後の日となった。昨日は、早朝から播磨の地にも本格的に雪が降ってきた。
昼頃には融けてしまったが、今日大晦日には再び降りそうだ。
私は、デジカメをもって少しあせった。それは、雪が降ったときの「ヒガンバナ」の姿を記録に残したいと思ったからだ。上手に撮れなくてもいい。記録として残しておきたかったのだ。
Dscf4951それにはわけがあった。
ちょうどこれまでの「ヒガンバナ研究」をまとめていたからだ。

▼私の『重大ニュース2010』を続ける。
そうだ。三つ目はやっぱりこれにしよう。


【3】 ヒガンバナ、大賀ハスの観察を続けた!!
 なんということのない、ただの「観察」だ。誰にもできることを誰にもできないくらい繰り返す。
それをモットーとして、今年一年も継続してきた。
「観察」すれば、それを「記録」によって、事実とする。それは科学の方法のイロハ!!
◆【ヒガンバナ情報2010】
 今年のヒガンバナ情報も98年からであるから、もう12年目であった。
何と言っても、今年の特徴は、ここでもTwitter的であった。ハッシュタグ #higanbanaをつけてツィートする。
そのことによって、より多くの人からのヒガンバナ情報をリアルタイムに見せてもらった。
それは、実に面白い体験であった。今年は猛暑の影響か、開花期ずれた。
その「ずれ」をテーマにもしてリアルタイム情報が飛び交った。きれいな画像もいっぱい見せてもらった。
#higanbana のみなさんに感謝したい。ありがとうございました。来年も宜しくお願いします。
◆【大賀ハス観察日記】
 こちらの方は、3年目である。今年は、昨年のような「あこがれの4日間」は訪れることはなかったが、昨年度結実した第二世代が旅立ったとしだった。5粒のの種子は、神戸、京都、秋田へと旅だった。私の手元に置いた2粒を含めて、すべてが発芽した!!発芽率100%だ!生命はつながったのである。
 私の場合、感動のあまり、発芽後もながく「観察」しすぎてしまって失敗してしまったが「記録」は残っている。
それぞれの「大賀ハス物語」がはじまった年であった。
 大賀一郎先生が、大賀ハスの種子を発見してから、もうすぐ60年になる。その記念すべき来年、どんな「大賀ハス物語」が生まれるだろう。

▼予定の時間は過ぎている。どうしても書いておきたいことだけもう少し…

【4】 三つの試論をすすめた!
三つの試論とは
◆新・私の教材試論
◆新・「自由研究」のすすめ試論
◆新・クラウド「整理学」試論
である。
 これはすでに書いたが、今年は三つともキーワードはTwitter的だった。
「教材開発」も「自由研究」もそして「整理学」も…
期間限定ではじめた「新・私の教材試論」である、来年どうするか。授業をやりながら考えてみたい。

【5】 「別れ」とあらたな「出会い」があった!!
 等身大を言うなら、この「私の重大ニュース」はこれからはじめるべきなのかも知れない。
8月9日 母が逝った!!
誰にも訪れる「別れ」とは云うものの、哀しすぎる「別れ」である。
語りはじめればきりがない。「教え」をゆっくりとゆっくりと…。

「別れ」があれば、あらたな人との「出会い」「再会」もあった。
ヒューマンネットワークのすばらしさを再認識した年でもあった。
2011年はどんな「出会い」があるのか。それが楽しみだ!!

[完]

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私の『重大ニュース2010』

▼後二日となった2010年。私にとっての2010年がどんな年だったのか。
思いつくままに、綴っておこう。
タイトルは昨年のそのままに、私の『重大ニュース2010』としておこう。
十大ニュースではないから、10もないかも知れない。

【1】 なんでもTwitter的!!
 今年一年を、一言で言うなら、私は迷いもなくこの言葉を選ぶだろう。
私の手前勝手な造語である。それは、けっしてTwitterそのものを意味するのでない。
「リンク」
「シェア」
「フラット」
「等身大」
「リアルタイム」
5つのキーワードをミックスしたような概念、方法、システムを言う。
いつから使いだしたのだろう。ひょっとしたら去年の末ぐらいからかも知れない。
しかし、使いまくったのは今年だ!!
・Twitter的【星空の連帯】
・Twitter的に「ヒガンバナ」を追う。
・Twitter的教材開発を!
・Twitter的読書術
・Twitter的「理科の自由研究」を!
等々である。これは、これからも続くだろう。

【2】 【授業】をblogで語り続けた。
 ともかく日々blogを更新することに心がけた。夏の「空白の10日」をのぞいて毎日更新は達成した。
もはや、これは一日の「日課」であった。
 なかでも【授業】を語り続けることは、なんとしてもやりたかった。
【地球と宇宙】からはじまり
【自然・人間・科学】
【植物の世界】
【光の学習】
【音の学習】
【力学の第一歩】
【圧力の学習】
【物質探検】
【気体】
【三態変化】
 なにも特別の実践報告、成功例のレポートなどというものでない。ふつうの授業いや、むしろ悪戦苦闘の連続の「記録」である。しかし、それは私には面白かった!!「発見」がいっぱいだった!!
 生徒たちとともに「ふしぎ!?」を授業で追いかける営みは、私を元気にしてくれた。
いつしか、私は中学校理科のすべてを語りたいと思うようになった。
そして後、【溶解】と【大地の動きをさぐる】のみになった。

<つづく>

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2010『私の読んだ本ベスト3』!!(完)

▼昨日は仕事納めであった。今年も後、地球が3回転すれば、2010年が終わり、2011年である。
ほっと一息というところである。
終わりははじまりである。
やっぱりこんなときはいつもの真壁仁の「峠」である。
 私は、生涯何度、この「峠」を読むことになるだろう。
今、「見えるかぎりの風景」を眼におさめておこう!
▼2010『私の読んだ本ベスト3』は「ベスト3」なんだから三冊で終わるところである。ところが私の中では、終わっていなかった。
 どうしても、今書いておきたい本がある。
それが、次である。仮に【ベスト4】としておく。

【ベスト4】 『小・中学生むき 理科のわくわく実験』(理科の自由研究室編 理工図書 2010.08.04)

 これは、おなじみの超人気サイト「理科の自由研究室」が出した本である。このサイトのアクセスカウターはいつも驚異的な数をカウントしていた。
 あまたある「自由研究」本のなかでも特異な存在である。
この本の出版は「記録」しておかねばならない。これからの「自由研究」を示唆するものであり、本自身の作られかたにおいても「これから」を予見するものであるからだ。
 取りあげた自由研究の「テーマ」は、すごい斬新であるというわけではない。「テーマ」の切り口がちがうのである。ではその切り口はどこからでてきたかというと、この本がどのように作られたかと大いに関係する。
言わば、Webの世界から生まれたのである。「理科の自由研究室」でのヒューマンネットワークから生まれたのである。電子本元年と言われる今年出版されたのである。
 これぞ、
「コンテンツからコンテクストへ」
「コンテクストからあらたなコンテンツへ」
である
▼出版記念の会に参加させてもらって、参加された方々から多くを学ぶことができた。楽しかった!!
ナルホド!!と思った。
 会の後、印象的なことがあった。
帰路電車の中でt-nishi先生と「これからの学び」の話でもりあがっていた。
意気投合したとき、カバンから一冊の本を取り出した。
『ウェブ学ぶ~オープンエデュケーションと知の革命~』(梅田望夫/飯吉透著 ちくま新書 2010.9.10)
である。
 そしたら、t-nishi先生もカバンのなかに持っておられた。奇しくも同じ本を読んでいるところだったのだ。
ますます、楽しくなってきた。

今年読んだ本についてはここまでとする。
<完>

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2010『私の読んだ本ベスト3』!!(続々)

Dscf4928▼理科室前に掲示しておいて、記録し続けた「天気表」も、もう書き込む欄があと4つとなってしまった。その一年間の天気の変化にしばし、見入ってしまった。今年の夏の「暑」も記録として残っていた。全体として「晴」が多いことか、一日一日の空が思い出される。
Dscf4926 その位置は、「雲見」の定点観測地でもある。そこからの画像を何度もアップしてきた。武田さんの『雲のかお』の真似がしたくて。
▼2010『私の読んだ本ベスト3』がまだ終わっていない。
続けよう。ベスト3は、ちょっと角度をかえてみる。もっとより「等身大」に…


【ベスト3】 『佐藤可士和のクリエイティブシンキング』(佐藤可士和著 2010.6.25)

今年7月3日。私自身の原点だと思っている『知的生産の技術』の著者の梅棹忠夫が亡くなられた。私には「さようなら」は言えなかった。それは、私のなかで生き続けてもらわなければ困るからだ。『知的生産の技術』がはじまりだとすると、今一番に学びたいと思っているのは『佐藤可士和の超整理術』である。
その続編のような本が、この本である。
読み出したら、とまらなかった。面白かった!!
あまりにも面白かったので、わたしは「佐藤可士和のクリエイティブシンキング 18の提言」(目次より)として自分でワープロで打ってみた。

1 その前提は正しいか -疑うことがクリエイティブの出発点

2 人の話を聞く -相手の本意を引き出す問診力

3 悩んだら気持ちを書いてみよう -自分の気持ちを整理する

4 見立ての習慣、身につけよう -比喩することで本質が伝わる

5 自分の仕事を描いてみる -言葉より伝わるビジュアルの力

6 記憶の検索エンジン-気になることことにタグをつける

7 心をつかむプレゼンテーション-説得よりも共感を

8 リサーチよりもリアリティ-時代のキーワード”リアリティ”

9 お客様目線とお茶の間目線-似て非なるユーザーと世間

10 何でもメディアになる-既存メディアの枠を打ち破る

11 主体性の引き出し方-仕事を”自分事”にする

12 強いチームの作り方-適材適所のプロデュース能力

13 ストーリーを描けるか?-コンテンツからコンテクストを作る

14 デザインは付加価値か?-ビジョンを形にする

15 働き方をデザインする-環境から組織まで

16 オンとオフを無理に分けない-仕事と休暇をリンクさせる

17 ハマれるものを見つける-突き抜けると本質が見えてくる

18 アナログ感覚を取り戻す-リアリティのセンサーを研ぎ澄ます

仕事の分野もちがうし、その提言をどこまで理解しているかというと疑問だ。
しかし、なんとも表現しがたい「納得!!」が響いてくる。
なかでも、
「13 ストーリーを描けるか?-コンテンツからコンテクストを作る」
が今も響いてくる。
 授業もそうだと思った。コンテンツ(教材)ばかりにこだわっていては、あらたな授業は創り出せない。
授業のストリーは描けない。授業者の文脈(コンテクスト)が必要である。
今や定番実験でも、それは開発者の文脈のなかで生み出されたものなんである。
これまた我田引水の私の文脈のなかでの読みなのである。
「コンテンツからコンテクストへ!」
「コンテクストからあらたなコンテンツの創造を!」

と自分に提言してみた。

またしても長くなってしまった。
まだ「記録」しておきたいことがあるので… <つづく>

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【Web更新12/26】10-50新・クラウド「整理学」試論更新

Dscf4810
ナンテンや 来る年の空 輝けり
10/12/24 (金)撮影@安富

■楠田 純一の【理科の部屋】10-50
週末定例更新のお知らせ
 今年最後の更新である。結局夏に2回の空白があっただけで、それをのぞいて毎週末更新してきたことになる。
「誰にでもできることを誰もできないくらい繰り返す」は、今年もほぼ貫くことができた。
 少しだけ、自分をほめてやりたい。

◆表紙画像集2010 校庭の樹木シリーズ ナンテン
 従って、こちらも50回目の画像ということになり、今年最終のものとなる。
赤い実は、お祝いのものと聞いたことがある。とりわけ「ナンテン」は「難(ナン)転(テン)じて…」
とやら…。私にとっての2010年は、確かにいろな難があった、転じて、「ピンチはチャンス」となってほしいものだ。校庭にも何カ所かにナンテンがある。その赤い実が、やがて来る年の空に輝いていた。
どんな花にも増して「実のある」輝きである。

◆【三態変化】更新
 沸点を利用して液体を分ける蒸留までで、いったん授業は中断である。
大まかには、【三態変化】も終わりである。あとは液体窒素を使っての「三態変化」ダイジェストを残すのみである。
この後は、【溶解】に入っていく。

◆新・クラウド「整理学」試論 更新
 今回は、blogに書いたTwitter的【星空の連帯】とTwitter的読書術を加えた。
今年の私の「流行語」を選ぶとするなら、まちがいなく
Twitter的を選ぶだろう。
手前勝手な造語である。私のなかの流儀である。
もちろん、Twitter的「整理学」もある。
「リンク」
「シェア」
「フラット」
「等身大」
「リアルタイム」

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2010『私の読んだ本ベスト3』!!(続)

Dscf4903▼風花が舞う師走の土曜日であった。定例のふたつの定点観測をした。ひとつは植え替え39週目の大賀ハスである、観察池には氷がはりその上に風花が舞い降りていた。枯れた葉はもう生命はないのかも知れないが、なおいっそう固まっていた。今年、最後の大賀ハスの姿である。
 今年一年の大賀ハスの姿を思い出していた。今年は、ついには「あこがれの4日間」は訪れることはなかった。しかし全国に散った5粒の第二世代はすべて「発芽」した、生命をつなぐことに成功した。不幸にして、その後の成長まで繋ぐことはできなかったかもしれないが第一段階は通過したのである。それが2010年の大賀ハスである。
Dscf4893▼もうひとつの定点観測。「遅れん坊」ヒガンバナである。この時期にヒガンバナもないものだ。でも本当のヒガンバナの姿は今なのかも知れない。田の畦の草花が枯れている今、青々とした葉を勢いよく葉をのばし、太陽の光をひとりじめして生産活動に励む。このみごとな戦略!これぞヒガンバナのヒガンバナたる姿ではないのか。
「遅れん坊」ヒガンバナの花茎はなおその「残像」があった。
▼のびのびになってしまった今年読んだ本のベスト3を続ける。

【ベスト2】 『お父さんが話してくれた 宇宙の歴史 全4巻』(文:池内了 絵:小野かおる 岩波書店 1992)
 ・第一巻「ビッグバン」
 ・第二巻「銀河のたんじょう」
 ・第三巻「生きている地球」
 ・第四巻「生命のひろがり」

 もともとたくさんの本を読んだわけではないが、今年いちばんたくさんの文章を読んだのは池内了さんの書かれた文章だろう。
 昨年の【ベスト1】に選んだ『寺田寅彦と現代~等身大の科学をもとめて~』をはじめとして、
・『擬似科学入門』(岩波新書)
・『時間とはなにか』(講談社)
・『科学の考え方・学び方』(岩波ジュニア新書)
・『物理学と神』(集英社新書)
・『月刊 たくさんのふしぎ 重さと力 科学するってどんなこと?』(福音書館)
等々である。
 これぞイモズル式だ!!
 もちろんすべてが理解できているわけではない。しかし、どの文章にも貫かれいるものがある。
それは、私には「等身大の科学」と読める。
 だからこそ、私は授業づくりと直結するかたち、池内さんの書かれるものを読んでいるのだろう。
 ベスト2にあげた『お父さんが話してくれた宇宙の歴史』は、その典型とも言える。
私自身がこの本から学びながら、宇宙の「ふしぎ!?」の授業づくりをしていった。
究極の「ふしぎ!?」を追う科学者池内了さんの本領発揮の作品である。
いつかは、ぜひ直接お会いして、生で「等身大の科学」とはを聞きたいな。

またして… <つづく>

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2010『私の読んだ本ベスト3』!!(番外編)

Dscf4775▼冬至過ぎて二日目の朝、いつも校庭散歩が終わりの頃、やっと日が昇りはじめた。観察した位置からみるとちょうど「山崎断層」の位置である。なんという偶然であろう。
偶然と言えば、X'masイブの昨夜も、もうひとつの偶然があった。私のところにもサンタさんがやってきた。
私から私へのX'masプレゼントとして発注していた『世界で一番美しい元素図鑑』(創元社)が届いた。
 ともかくよく売れているらしい。欲しいと思ったけれどすぐには手に入らなかった。
X'masプレゼントか「お年玉」かどちらかになるようだった。数日前にもう発送準備OKというメールが来ていた。
ところが、なかなか来なかった。これは、X'masプレゼントにするためのサンタさん配慮だろうか。
ともかく、私のところへもついにサンタさんがやってきた。
▼箱を開ける間ももどかしく、それを開いてみた。
うわさ通りである。
『いかなるものも、無に帰することはありえない。万物は分解されて元素に帰する。』(ルクレティウス『事物の本性について』(紀元前50年))
なんということだ!!
今、すすめている「物質探検」の学習にピッタリではないか。
このルクレティウスからはじまっていることが、どうしてもこの本を手元に置いておきたいと思った動機のひとつである。ページをめくっていく、どのページでもきれい写真に見入る。
読むのでない。見入るのである。繰り返し、繰り返し…
いっぺんに見終わるのがちょっともったいないという気分になる。
周期表が「物質探検」の旅の「地図帳」だとするなら、
これは「物質探検」の旅の世界一美しい「ガイドブック」
そして
21世紀の原子論者!必携の「ガイドブック」
繰り返し、繰り返し見入ることになるだろう。
▼この本を見ながら、本棚のあの
◆「21世紀の原子論者!」必携の書!
『元素の事典~どこにも出ていないその歴史と秘話~』
(山崎昶編著 医学評論社)

ひとつの元素で見比べてみるとこれまた面白い!!
こちらの「事典」の方は、より豊かにその元素に関する物語が書かれている。
この「図鑑」と「事典」、それに「地図」(周期表)があれば、「物質探検」の旅は万全である。

2010『私の読んだ本ベスト3』!!の続きを書くべきところが、サンタさんが来たためにとんだ番外編になってしまった。

<つづく>


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2010『私の読んだ本ベスト3』!!

▼今年も残すところわずかとなってきた。この時期になると「私の重大ニュース」と「私の読んだ本ベスト○」を書くことにしている。昨年の2009年「私の読んだ本ベスト5」を読んでいたら「ナルホド!!」と思い面白かった!!
やっぱりそうなんだ、このblogのいちばんの読者は「未来の私」なんだ。
そう思ったら、今年もこれをやっておこうと考えた。
▼本を読むのが遅い私は、そんなにたくさんの本を読むわけではない。でも一応、自分なりの読書のスタイルをきめている。
・自分なりの文脈のなかで本を読む。
・イモズル式に本を読む。
などである。それに付け加えて、今年は
「Twitter的読書術」である。
なにもかもが、今年はTwitter的をつけまくりである。
▼それは、ベスト3のなかにも影響していた。「電子本元年」と言われる今年。これからの私の「読書」とも関係してくるのかも知れない。

【ベスト1】 『科学との正しい付き合い方』(内田 麻理香著 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2010.4.15) 

 やっぱり、この本を第一位にあげておく。Twitter的読書術を象徴するような読み方をしたからだ。そのときのことを「すべての理科教師必読!!『科学との正しい付き合い方』」
に書いている。著者とリアルタイムにツナガリながら読む。
こんな経験はじめてであった。そこには「リンク」「シェア」「フラット」「等身大」「リアルタイム」=Twitter的のすべてがあった。面白いと思った。これからの読書だと思った。
 インタラクティブな読書こそが、意味をもってくると思った。もちろん本を読むスタイルのことだけでなく、本のなかみにおいても、なるほどと思わせる説得力のあるもんだった。理科教師必読!!は今も変わらない。
いや、より強くそう思う。

<つづく>

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冬休みの課題研究は…!!

Dscf4752▼「皆既月食」の次の日は「冬至」だった。いちばん低い日の出どこから登ってくるのかしっかりとみておきたかった。ところが、その時間帯はまだ曇っていた。
 やがって顔を出した太陽は、すでにある程度の高さになっていた。その太陽のもと前夜までの雨で湿った山を照らす。雲が山沿いを這う。この太陽も大地もあいだの空も心に写し取っておきたい衝動にかられた。
▼冬休みまでに、後は終業式を残すのみとなった。
夏休みにくらべると期間が短い。だから夏休みのように「自由研究」を課することはむずかしい。
でも、やっぱり
 この「自然」という最高の教科書を使って、研究をすすめておいて欲しい。
今回は、3学期に学習する「大地」の「ふしぎ!?」に関連する課題を3つ出した。
▼3つの課題とは
(1) 「山崎断層」徹底研究!!
(2) 「山崎断層地震」(1984.5.30)徹底取材調査!!
(3) 石ころ(岩石・こぶし大)1個の採集・提出
どんな研究成果が発表されるのか楽しみである。
特に(2)は、26年から27年も前のこと、その当時を知る人もどんどん少なくなっていく。
「風化」してしまわない間に聞き取り調査をしておきたい。どんな「発見」があるだろう。
(3)はどうだろう。これだけの指示でどんな石が集まるだろう。
その石たちが、どんな大地物語を語り始めるだろう。
それも楽しみである。

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【授業】赤ワインの蒸留

▼今、外に出て見たら、雲の合間から少しだけ月が見えていた。なんということだ、せっかくの昨日夕方の「皆既月食」は当地では、雨で観察することできなかった。
 しかし、北海道、青森、千葉などの月は、見せてもらった。北海道からはUSTの画面で動画で見せてもらった。
それだけでは、全国の空の様子をリアルタイムで教えてもらった。実に楽しかった。
Twitter的【星空の連帯】 #hosiren は成立である。
今日は、冬至である。日の出、日の入りを見ておきたい。
Dscf4726▼授業の方は、2学期最後の実験をやった。
沸点の違いを利用して、物質を分ける蒸留の実験である。
赤ワインから、エタノールを取り出すということをやった。実験装置のことを含めて、すでにエタノールの沸点を調べる実験をやっているので、比較的スムーズにいけた。
取り出したエタノールに火をつけるところまでやった。
アタリマエと言えば、アタリマエだがやっぱり面白い!!
Dscf4734▼いつも、そうである。実験をやっているときの生徒のつぶやきには、いくつもの「発見」がある。
「どうや、試験管のなかに液体たまってきた?」
「ふっとうしてきているやけど、ぜんぜん温度あがらへん」
「なんで、こんな透明なのが出てくるん?」
それは、疑問の声というより、私には感動の声に聞こえた。
「ふしぎ!?」と「感動」は連動してやってくる。
可能なかぎり、生徒実験はやってみたいものだ。
うまくいかなくてもいい。それはけっして「失敗」ではないのだから…。

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【星連】今日は、皆既月食だ!! #hosiren

Dscf4698▼昨日から、ずっと「雲行き」が気になった。今日の皆既月食があるからだった。
今日の皆既月食については
◆「皆既月食を観測しよう」(国立天文台)にくわしく書いてある。多くの報告も、ここを通してあがってくるだろう。
楽しみである。居ながらにして、全国の皆既月食のようすが観られるかと思うとワクワクしてくる。
時間帯も、夕方ということで多くの観察者が期待できる。
情報がたくさん集まれば、それだけより興味深い観察ができる。
多くの「発見」も期待できるというものだ。
▼かつて【星空の連帯】と言うプロジェクトがあった。
これは、実におもしろい企画であった。月一回、今月の【星連】の提案がある。それを受けて全国の人たちが「観察」を行い報告する。
それは、テキスト中心の時代であったので、「見えた!」「見えなくて残念(/_;)」というような簡単な報告だったり
したが、面白かった。なかには、画像で報告してくださる方もあったりして羨望の思いだった。
同じ星空を同時間に一緒に見る。等身大のリアルタイムな情報交換。
もうそれだけで夢中にさせるものがあった。
▼時代はかわった。Webも急速度に進化した。
私は今、思う。
あの【星空の連帯】の面白さを、味わう格好の環境になってきているのではないかと。
天気が悪くて見えなかってもいいではないか。
その「天気の変化」を報告しあえば、それもまた楽しい!!
それが【星連】だ。
自分が画像に収めることができなくても、あの人が撮った画像が見せてもらえる。
これぞ、
Twitter的【星空の連帯】だ!!

つぶやく環境にある人は、 #hosiren をつけてつぶやこう。

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【Web更新12/19】10-49【三態変化】更新!

Dscf4635
山茶花や 凍てつく空へ 登りたり
10/12/17 (金)撮影@安富

■楠田 純一の【理科の部屋】10-49
週末定例更新のお知らせ
 はやくも今年も、残すところ10日ばかりとなった。毎日カウントしているはずなのに、単に数えるのと意識がそこに行くのは違うのだろうか。手帳を見ながら、10日ばかりのなかに、やりたいこと、やらなければならないことをリストアップしてみる。そして、プライオリティをつけてみる。そうすると、なにからが見えてくる。
 Web更新は、次で終わりである。

◆表紙画像集2010 校庭の樹木シリーズ 山茶花
 校庭のサザンカにも何種類かあるようだ。それぞれに、いろんな風景をつくり出してくれて楽しいものである。
今、いちばん気になるのがグランドの土手の上にある白いサザンカである。
 校舎からチラチラとその白い柱(花をいっぱいまとい)のような存在が気になってしかたなかった。
 空が凍てついたその日、土手をのぼって青空をみあげた。そしたら、気になっていた「白い柱」は、空にのぼっていた。

◆【三態変化】更新 やっぱり三態変化は面白い。あらためて原子論的物質観の有効性を感じる。
「物質探検」で、物質探検の基本、方法について学び、そこから三部作「気体」「三態変化」「溶解」とつづく一連の授業となる。どこでも使うのである「原子論的物質観」を、それはけっして目的ではない。
物質探検のツールである。今考えられるなかでもっとも簡単で、安価なツールなのである。

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【授業】この「ふしぎ!?」な物質=水

Dscf4692▼昨日、土曜日は定例観察日、大賀ハスと「遅れん坊」ヒガンバナ。大賀ハスの方は、植え替えから38週目であった。来年のカレンダーを眺めながら決めた。この大賀ハスの植え替えから52週目、つまり一年目の土曜日、それが次期植え替えの日と。
 その日、私はこの観察池から、蓮根を掘り出そう。掘り出すと言っても、容器をひっくりかえすだけだ。どんな蓮根の姿になっているだろう。水面を眺めていると、その水面下の土中に「生命」を感じるから「ふしぎ!?」である。
きっと、視野になにかのシグナルを発しているのだろう。
Dscf4667_2▼もうひとつの観察。「遅れん坊」ヒガンバナの方は、ついに花茎からみどりは消えた。
しかし、風に吹き飛ばされることなく、そこにある。かつてそこに「花」があったことの証しのように。
それも、年内には姿を消すのだろうか。そしたら、完全に最盛期に入っている葉のヒガンバナの観察に移ろうと思う。それまでは、この「遅れん坊」につきあいたい。
▼授業の報告に移る。中学校3年間の全ての授業の「記録」が目的であるから、やっぱりこれも書いておこう。
これについては、ほんと少し時間をさいただけであるが。
『体積変化』のところである。
「固体ブルブル」が「液体フラフラ」になれば体積は増える。
それはアタリマエのことだ。やっとルールが確かになりかけていると言うのに、なんと言うことだ。
このもっともありふれた物質=水が、そのルールの例外であるという。
水は、固体の方が体積が大きいという。
それは日常経験にもあるからわかる。
だから、固体の方が密度が小さく氷は水に浮くのである。
アタリマエに見るから、その「ふしぎ!?」に見えてこない。
Dscf4459▼物質一般はそうではない。「液体フラフラ」が「固体ブルブル」になれば、体積は小さくなり密度は大きくなる。
液体のロウを固体にすると、真ん中が大きく陥没する。納得である。
つまりは、固体のロウは、液体のロウに沈むのである。
これこそがアタリマエなんだ。
水の方が例外なんだ!!
この例外が
「生命」を育み、大地を砕く
4℃の水がいちばん重い、だからこそ どじょっこふなっこは冬場も生きのびる。
大きな岩石も割れる。

アタリマエすぎる水こそが、もっとも不思議な物質だ!!

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【授業】「-273℃の世界でモノは…?」

Dscf4658▼自然とは、「ふしぎ!?」のかたまりだ。昨日の早朝は、確かに曇っていた。しかし、出かける前には、一日でいちばん美しい空と金星がそこにあった。
「雲見」定点観測地からの空も雲ひとつない快晴だ!
冷たい風が雲を一掃して、透明感のある青空にしていた。ところが夜には雲が覆っていた。
「ふしぎ!?」なものである。自然はかたときも「静止」することなんかないのだ。
いつも運動をつづけている。
▼三態変化のなかで、物質の「融点」「沸点」の学習ののち、それに基づいて固体・液体・気体の状態を棒グラフのように表示するようなプリントを渡した。
水だけは例として書き込んでいた。教科書の「融点・沸点の表」を参考に書き込むようにしていた。
酸素、エタノール、鉄、鉛などを書き込むようにしていた。書き込む物質名だけあげて後は宿題とした。
そのグラフのいちばん下は「-273℃」である。
▼この温度より低い温度はない。
絶対零度である。物質はすべて固体である。
固体ブルブルも「静止」する世界、ほんとうにそうなんだろうか。
見たことない世界だ。
▼授業が終わったあとだった。ひとりの生徒が質問にきた。
「-273℃でほんとうにみんな固体になってしまうですか?」
と。
 一生懸命、その世界をイメージしているようだ。
「そういうことになるようやな。」
「くわしくは、先生も知らんね。また調べてみてわかったら教えてくれや」
「先生も調べてみるわ」

やっぱり「ふしぎ!?」だ。

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【授業】「固体ブルブル」「液体フラフラ」「気体ビュンビュン」!!

Dscf4552▼見えないものが見えるようになって来たら、科学がはじまる。
そう思えるようになってきた。
『気体』『三態変化』と物質の授業を続けているからだろう。
ここで言う「見えないもの」とは原子・分子である。
生徒たちには、原子・分子はどのように見えてきているのだろう。それがすごく気になりだしてきた。
▼三態変化の最初の授業では
図も書きながら
・ 固体ブルブル びんぼうゆすり  …授業中
・ 液体フラフラ ふらだんす    …休憩時間
・ 気体ビュンビュン スーパーマン …放課後
と説明した。
最初にこれを紹介したのは、これを使って「見えない」状態変化を自分の頭の中でイメージし「見えるように」なって欲しいと思ったからである。
▼うれしいことがあった。
実験をやりながら、生徒がこれをつぶやいていた。
『これで「液体フラフラ ふらだんす」やな』と。
あれ!覚えている。使っている!!
また別のとき、教科書の図をみながら
『あっ、固体ブルブル・液体フラフラ・気体ビュンビュンやんか!』
と。何度も繰り返し使うことで徐々に使いもんになっていくのかも知れない。
▼今回は、いちど生徒に聞いてみたいことがある。
「びんぼうゆすり」や「ふらだんす」、「スーパーマン」ずい古めかしいイメージである。
21世紀の生徒たちに もっとピッタリとくるものはないのか。
・固体ブルブル [○○○○○]
・液体フラフラ  [○○○○○]
・気体ビュンビュン [○○○○○]

来週、今学期最後の授業できいてみよう。

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【実験】「液体→気体」体積変化・実験2題!!

▼今朝も起きて、すぐ外に出てみたが、昨日とうってかわり空には、雲が…。どこかでは、みごとな流星ながめている人いるかな。のちほどしらべてみよう。雲で見えなくても【星連】は成立する。
見えないよ!と報告しあえば、そのことで天気の変化のことがわかる。面白いものだ。
当分は、 #hosirenにはまりそうだ。今度は月食もやりたいな。そういえば、今年は月食から始まったのだった。
▼授業は状態変化での体積変化に入った。
特に「液体→気体」での体積変化は劇的である。
原子・分子が見えたら話は簡単だが、見えないから「見えるかたち」にしてみよう。
お気に入り実験2題がある。
Dscf4559▼ひとつは、水蒸気入り風船と水の逆流で、その体積変化を見ようというものだ。
丸底フラスコを加熱しはじめると、水槽のなかに最初にブクブクと出てくるのは空気。
やがて様子がかわってくる。もう泡にはならない、バチバチと水槽をたたきつけるような音とともに水の気体「水蒸気」が出てくる。
 ガラス管をもちあげ、水蒸気、湯気を見る。
その水蒸気で、風船をふくらませる。
水蒸気入り、風船はアツアツだ!!みんなで触ってみる。ナルホド!!だ。
でもちょっと冷めたら、風船はしぼむ。体積変化だ!
みんながさわってしまったら、次だ。
ガスバーナーの火を引いた。やがて、丸底フラスコのなかの水蒸気も、液体の水にもどる。
そう話しているあいだに、水槽の水が逆流がはじまる。逆流がはじまると一挙だ。
やっぱり劇的体積変化がおこったのだ。
Dscf4518▼もうひとつは、もっとダイレクトだ。
同じく丸底フラスコ使って、少しの水を沸騰させる。さかんに沸騰しているところに風船をかぶせる。
水蒸気入り風船は勢いよく膨らむ。
ガスバーナーの火を引く。
すぐにしぼみはじめる。
それで終わらない。丸底フラスコの水蒸気だって液体の水にもどる。体積は劇的に小さくなる。
Dscf4533ここからがこの実験の面白いところ!!
しぼんだ風船は、こんどは丸底フラスコの内側に膨らみはじめるのである。
ついには、丸底フラスコの内側にはり付くようになるまで内側に「膨らむ」のである。
この実験のいいところは、いちどうまく風船をとりつけると、何度でも繰り返しやれるところだ。
何度か繰り返しこの変化を楽しんでいるあいだに、
少しずつ、少しずつ
「液体フラフラ」から「気体ビュンビュン」、「気体ビュンビュン」から「液体フラフラ」の体積変化が見えてくるのだ。

見えるはずのないものが、「かたち」にすることによって見えてくるのである。
やっぱり、この実験2題はお気に入りだ!!

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【授業】沸とうは100℃とは限らないんだ!

Dscf4451▼昨夜、寝る前とそして今30分ばかり空を見上げてきた。ふたご座流星群である。
昨夜に3個、今朝10個を見た。やっぱりすごい頻度である。いつもとはちがう確率でみることができる。同時にTwitterでつぶやいてみた。かつての【星空の連帯】のように…。
人に言われて、再度気づいた、Twitterと【星連】は相性がいい。
【星連】は、いかにもTwitter的だ!!
「リンク」「シェア」「フラット」「等身大」「リアルタイム」どれもナルホド!!
▼授業研究や教材研究も、私としてはTwitter的である。
授業は、「融点」につづいては「沸点」だ。
液体フラフラから気体ビュンビュンへシフトしていくのだ。そのさまもまた過激である。
「沸騰」→「100℃」→「熱い」
は、日常概念としてこびりついてしまっている。
その概念を崩していくのが、この授業。
▼しかし、ここではまだ、定番でいく「エタノール」の沸点をみつける、にとどめる。
冷たい沸騰は、液体窒素ダイジェストの授業にまわす。
「エタノール」だけでも、やっぱりけっこう「ふしぎ!?」なんだ。
100℃にならないのに沸騰はじめているなんて!
Dscf4452▼液体が気体に変化するというのも考えてみれば、けっこう「ふしぎ!?」な変化だ。
臨界点のある劇的な変化だ。
原子・分子が見えたら面白いだろうな。
この変化が可塑性のある変化というのも面白い。

液体にもどったエタノールにも火をつけてみた。

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【授業】流れる食塩・滴る鉛!!

Dscf4384_2▼今朝起きたら、まずは「ふたご座流星群」をと思っていた。でも天気はそれどころではなかった強い風、雨もだ。
天気の変化はそうそうまくこちらの都合には合わしてはくれないのだ。
今晩と明日の朝に期待しよう。
Dscf4392▼授業の方は、新しい週をむかえて、あたらしい単元【三態変化】=状態変化を本格化した。
テスト返しの後、一時間もなく短時間であるが「固体・液体・気体」の原子・分子の運動のことについてはやっている。
・ 固体ブルブルびんぼうゆすり  …授業中
・ 液体フラフラふらだんす    …休憩時間
・ 気体ビュンビュンスーパーマン …放課後
である。
 次は、現物を見ながら触りながらの話だ。
▼「融点」を学ぶ。
教科書見ながら、それぞれの物質には、固体ブルブルから、液体フラフラに変わる温度が決まっているのだ。
あの物質の探検で最初にやった「食塩」も、融点がちゃんとある。801℃だ!!
では、ほんとうにその温度なると、液体の食塩ができるのか。
流れる食塩は見られるのか。お話や写真だけではほんとうの納得はできない。
実際に流れる食塩をつくってみた。
やっぱり実際に目の前で見ると、驚きと感動である。
Dscf4438▼鉛の融点は328℃だ。もっと簡単だ!!
つりのおもりなどに使っている鉛をトーチランプで加熱する。
ビーカーに水を入れておいて、その上で加熱する。
すぐに鉛が滴り落ちだす。水にボッシュ!ボッシュ!と落ちていくさまが人気だ。
この実験の人気は、今も昔もかわらない。
この滴りおちた「なみだ」のかたちをした鉛を欲しがるのもかわらない。

後は、教科書にでているパルミチン酸の融点を測定する実験をやってみた。
けっこういい数値がでていた。
これで「融点」!!インプットできただろうか。

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【Web更新12/12】10-48【三態変化】更新!

Dscf4296

黒き実や 語りかけたり 一年の
10/12/10 (金)撮影@安富

■楠田 純一の【理科の部屋】10-48
週末定例更新のお知らせ
 師走もなかば、今年も残すところわずかとなってたきた。2010年のあいだに「整理」をしておきたいこと、いっぱいある。これまでの紆余曲折の我流「整理学」の真価が問われるところである。
 「整理」しながら、整理の究極のねらいはなんだったのかを考えてみたい。

◆表紙画像集2010 校庭の樹木シリーズ シャリンバイ
 今、樹木の実に興味がある。実とは「種子」であり、花の結実したものであり、種族維持のためのものである。種族維持は絶対命令であり、そのためのいろんな「戦略」がある。
それぞれの実が、どんな戦略なのかをみていくことはその樹の生きざまをみるようで面白い。
校庭の前のシャリンバイの列、あのかわいいきれいな花をつけていたのは初夏ではなかったか。
そして、いま黒々としたたくましい実をつけている。
 師走の空ながめて、まるでこの一年をふりかえり語りかけてきているように思えた。

◆【三態変化】更新
 このWebページを更新することは、十年ぶり以上である。
確か自分の授業実践をまとめて発表したのは、この単元であったと思う。
それだけ思い出深い単元である。理科教師になってはじめての「感動」がつまった単元である。
これまでの「実験」も、一度バラバラにして、あらたなシナリオを書いてみようと思う。

◆【気体】更新 見えないけど確かに物質としてある。物質の「ふしぎ!?」は、ここから始まったとも言える。
授業として終わっても、気体の「ふしぎ!?」は終わってはいない。


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【授業】実験に「失敗」などない!!

Dscf4358▼昨日、土曜日は定例観察の日である。今、定例観察を続けているモノは二つある。ひとつは大賀ハスである。あの蓮根を掘り出して植え替えをしてから、37週目である。なんの特別の変化がある訳ではない。枯れた葉が水面に浸かっているだけである。ずっと浸かっている葉は腐り始めているのかカビのようなものがひっついている。
水面下の土壌はふっくらと膨らんでいるようにも見える。そこにはどんな「蓮根」がいるのだろう。そこに変化はあるのだろうか。
Dscf4356▼もうひとつの定例観察は「遅れん坊」ヒガンバナだ。師走の上旬だ、いくら「遅れん坊」と言えども、もう花茎の姿かたちはないだろうと思って行ってみた。しかし、なんとまだ花茎はあったのだ。そして、ほんとうにわずかながら花茎の下の方には「みどり」を残していた。この「みどり」は生きていることの証しにほかならない。
2つの定例観測が教えてくれる。生きているとは変化し続けること。
▼授業『気体』が終了したところで、例によって『物質探検』と一緒にして、生徒に授業の感想文を書いてもらった。ひとクラス分だけが出てきた。
読ませてもらっているとすごく面白い。そしてうれしくなってくる。
さらに確信をもってくるのである。
実験に「失敗」などない!!
と。
▼『物質探検』『気体』の単元はいずれも、物質そのものを扱う学習である。
可能なかぎりその「物質」に出会わせたい。
実際に見て、手に触れてみて、実験をしてみてわかることがいっぱいあるのだから。
可能かぎり実験を多く取り入れた。
生徒の感想にも、やっぱり「実験」に関するものが多くあった。
・ものを燃やす実験で砂糖を燃やすとキャラメルになるのが少しびっくりしました。食塩は燃えず、食塩が飛んだりしました。
・身近なものが気体になったり、とても面白かったです。
・薬品やガスバーナーなどと危険なものを使っての実験などが多くて、ちょっとこわかったけど実験がとても楽しくできました。
等々と
「面白かった」「楽しかった」「よくわかった」「「ほんとふしぎだと思った」等の言葉がつづく。
▼想定した通りのことがおこり、それを実際に確かめるのが「実験」である。
確かにその通りである。
しかし、それだけではない。
実際に実験をしてみると、想定外のこともあるのである。
安全面には十分に配慮しながらのことではあるが、
想定外のことが起こっても、それは「失敗」ではない。
そこに「大発見」があり、次なる「ふしぎ!?」が生まれるのである。
マッチ一本擦るのも、生徒にとっては「大実験」になるのだ。
セレンディピティはそこに訪れる。

さあ、『三態変化』の実験の準備をしなければ…。


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【授業】暮らしのなかの「気体X」を探る!!

Dscf4334_2▼今朝も、今外に出て輝く「金星」を見てきた。ほんとうにきれいだ、この「ふしぎ!?」を探る「あかつき」はとても残念な結果になったが、これでプロジェクトは終わったのではない。ぜひとも6年後のリベンジに期待したいところである。この輝きをじっとみつめていると、よりくわしくこの星の「ふしぎ!?」を知りたいというのは、古よりのきわめてアタリマエ!の願望である。
 私は、それまでは #hosiren をやりながら、暮らしのなかから、この「ふしぎ!?」をみつめるだけ。
Dscf4341▼暮らしのなかの「ふしぎ!?」を探る。
 少しオオバーな表現を許されるのなら、これは、私のライフワークのひとつである。
「常民の科学」
「等身大の科学」
が意味するところは、そこにあると思っている。
もっと、授業にひきつけて考えよう。
見えないけれど確かにそこにある物質「気体」の学習も終わりをむかえようとしていた。
▼しめくくりの授業は、暮らしのなかに発生している「気体X」を探る授業である。
A:発泡入浴剤に約60℃の湯を加える。
B:ベーキングパウダーに食酢を加える。
C:ふろがま洗浄剤に約60℃の湯を加える。
D:貝殻(教科書は「卵のから」になっている)にうすい塩酸を加える。
E:ジャガイモにオキシドールを加える。
いずれもが、暮らしのなかでみかける泡だ。
その泡の正体を探ろうというのである。
▼実験器具の扱いにも、だいぶん慣れてきているせいもあるのだろう、けっこう楽しそうである。
「二酸化炭素」と「酸素」に限られてくるのは安全面を考えればやもえないところもある。
人気はやっぱり、大量に発生するAやCに集中するのである。
班で選択して取り組んだが、ひとつ早めに終わったところは、2つ3つと楽しんでいた。
暮らしと科学がツナガルことは面白く楽しい!!

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そもそも「温度」とは何か?

Dscf4245▼今朝は、寝床で「寒さ」を感じて目覚めるほどであった。昨日もそうだった。寒かった、それだけではない空には雲が厚く覆っていた。昼頃には冷たい雨が降ってきた、そしてそれはしばし「雪」に変わったという、自分では見なかったが。
 今シーズンの「初雪」である。いよいよ本格的な冬の到来である。
夕方に南の空に見えた茜の雲が、とても暖かく見えた。
▼こんな日、唐突にこの「ふしぎ!?」が生まれてきた。
そもそも「温度」とは何だったのか?
寒い→温度が低い
暖かい→温度が高い
温度が低いと→雨は雪に変わる。
アタリマエのこと。
授業で「三態変化=状態変化」に本格的に入ったクラスもあるのが影響しているのだろうか。
この「ふしぎ!?」が、生まれたのは。
▼この私の「ふしぎ!?」、授業が進んでいく前に一応の決着をつけて置きたいと思った。
wikipediaで「温度」を見てみた。

温度(おんど)とは、寒暖の度合いを数量で表したもの。具体的には物質を構成する分子運動のエネルギーの統計値。

ナルホド!
やっぱりそうだ。
「分子運動」を問題とする【三態変化】の学習と深く関係するのだ。
▼アタリマエとして使っている「温度」。
その「温度」って何?
問うことは、原子・分子の運動をイメージしていくことの助けになるかも知れない。
異説もあるらしいが、寒暖を定量的に測ろうしたのは、またしてもガリレオらしい。
だとすると、それから400年だ。
温度計の歴史もそんなに古いものではないようだ。

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【授業】やっぱり「アンモニアの噴水実験」は最高!!

Dscf4233▼昨日の朝の金星はすばらしかった。明けの空に輝くその姿は、この星の「ふしぎ!?」をもっと知りたいと願うのはあたりまえのこと。それだけの説得力をもつ輝きである。
だからよけいに「あかつき」のことがずっと気になる一日だった。
▼授業は「三態変化」に少し入ったものの、「気体」を残していた。
アンモニアだ!!
理科室に入ってくるなり、もうにおいに気づいた生徒もいる。
「やあ、あの公園の使うてない便所のにおいや!」
「目にくるな」
ナルホドの反応である。
においで「記憶」しているのだ。においの刺激というのは記憶回路と近いのか、鮮明なものがあるようだ。
▼ここは、やっぱりアンモニアの噴水実験だ!!
定番中の定番である。
これまでにやったことのある「中学校実験観察ランキング」でも必ず上位にあがってくる実験である。
そこには、すぐれた教材の「3K(感動・簡単・きれい)の法則」を満足させるものがある。
いったい、いつ誰がこの実験を開発したのだろう。
そして、いつから定番中の定番の位置を占めるようになったのだろう。
その開発史を知りたい。
▼アンモニアがフラスコに充分にたまるまでに、アンモニアが水によくとけることにふれて、魚がアンモニアの「おしっこ」をする話をしていた。
 体に有害なアンモニア、でも食べれば絶対につくられる、アンモニア!
それをいちはやく体外へ出すか。大きな課題だ!
ところが、水中に生活する魚たちにとっては「水洗トイレ」のなかにいるようなもの…。
少し寄り道だ。
 そうしているあいだに、アンモニアはあふれるばかりになっていた。
▼スポイトから、水を入れる。
勢いよく水が噴き上げていった。そして、フェノールフタレインのために赤くなる。
やっぱりみごとだ!最高だ!!

考えてしまうな。
誰が? いつ?
 

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【授業】その「粒」を「原子」と呼んでいる!

Dscf4206▼「大雪」の昨日、朝起きたときは「あたたかい」かと思ったが、それは間違っていた。昼間も雲が空を覆い、冷たい風が吹いていた。風で思いだし校舎の窓から、「最後の一葉」ならぬ、あのケヤキの葉のこと思い出しカメラを向けた。もう、そこには「一葉」も残ってはいなかった。師走の冷たい風が吹くのみであった。
▼期末考査が終わっても授業を続ける。テストをかえしてのあとの授業である。
教室でやった。
そこで、『気体』のところを少し残しながらであるが、『三態変化=状態変化』に入っていった。
今回は、もう最初にやってしまおうと思った。
その「粒」を「原子」「分子」と呼んでいるのだ!!
▼移行期の補助教材(教科書)ではこうだ。

「金は金の粒の集まり、水は水の粒の集まり、ドライアイスや気体の二酸化炭素は二酸化炭素の粒の集まりである。」

もう言っているのである。
「粒」のことを…
原子論的物質観とは、目的ではない。
あくまで物質の「ふしぎ!?」を探検する手段であり、方法である。
それを使いながら「ふしぎ!?」の謎解きをするのである。
▼その「原子」「分子」の集まり方や運動のようすのちがいこそが、固体・液体・気体の状態変化なんである。
これを最初に見ておいて「質量保存」「体積変化」を考えていこうというシナリオである。
ノートに「粒」=「原子・分子」を書きながら
「固体・液体・気体」
をまとめていった。
具体的なモノを見ながらは次である。

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【授業】まだまだ「ふしぎ!?」でいっぱいだ!!

▼私がそのニュースをはじめて知ったのはTwitterのタイムラインであった。
12/3朝の4時(日本時間)、NASAが「宇宙生物学上の一大発見!!」を発表した。
「地球外生物」の発見かと世界中が注目していたという。
そうではなかった。
地球上の生物のことであった。それは「ヒ素生物」についてであった。
この地球上にも「ふしぎ!?」はまだまだいっぱいあるのだ。知っていること、わかっていることはほんの一部なのかも知れない。
ネットのニュースでも、次のように報じていた。

  発見された微生物は「GFAJ-1」と名付けられており、アルカリ性で、塩分濃度が高く、ヒ素を多く含むモノ湖の湖底に生息している。NASAによると、「GFAJ-1」はリンの代わりにヒ素を利用して生息し、増殖することも可能だという。

  地球上の生物は主に水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄の6つの元素から構成されており、特にDNAにおいては全て共通で、炭素、水素、酸素、窒素、リンの5つの元素から成り、例外はなかった。

  しかし、「GFAJ-1」はDNAレベルで「リン」の代わりに「ヒ素」を用いていることから、これまでの生物の定義やDNAの基礎概念を覆しただけでなく、地球外生命探査の可能性も広がったという。


なんと「ふしぎ!?」なことがあるもんだ。
猛毒であるはずの「ヒ素」を利用しているなんて。
▼期末テスト明けの授業で、やっぱりこのニュースに少しだけ触れた。
授業で追いかけている「ふしぎ!?」とツナガルところがあると思ったからだ。
それは、生物をも「元素」から構成されているということである。
物質の構成要素は、「元素」つまりは「原子」なんである。
その事実こそが、
宇宙の「ふしぎ!?」と授業の「ふしぎ!?」をつないでくれる。
「ふしぎ!?」を追う旅ははじまったばかりだ。

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【Web更新12/5】10-47【気体】更新等

Dscf4123


赤き実や そっとのぞきたり 師走道
10/12/02 (木)撮影@安富

■楠田 純一の【理科の部屋】10-47
週末定例更新のお知らせ
 師走に入って最初の更新である。今年は、これを含めて4回の更新の予定である。
今年も、未来(これから)が見えるようにまでなった。
「これから」が見えるようになったら、いちどそこに立ってみよう。
そして、そこから「今週」「今」を見てみよう。
名付けて「逆算方式」!! では「今」は…

◆表紙画像集2010 校庭の樹木シリーズ マンリョウ
 年末年始は赤い実が気になる季節でもある。
紅葉から落葉へ、そして冬へ季節は移り変わっていく。そんななか、校庭の赤い実は目立ってくる。
落葉踏みしめて歩むいつもの道の途中に竹藪にそっとのぞくマンリョウをみつけた。
低い位置からの朝日にマンリョウは輝いていた。

◆【気体】更新 見えないけどある物質「気体」の学習も一時中断であったが、今週のうちに終わりまでいくだろう。
授業ノート<ふりかえり>を見る範囲では、「水素は燃えるが、水素のなかではものは燃えない」
とい実験がお気に入りようだ。
・消えたローソクの炎が、またついたのはびっくりした。
・マジックのようだった。
後は、「アンモニアの噴水」「気体X」とつづく。

◆新・クラウド「整理学」試論 更新 進行中の三つ試論の一つ「新・クラウド「整理学」試論」である。
これも、Twitterに関係してのことがここのところ多くなっていたが、今回はほんと久しぶりに元々の我流「整理学」
のことについて書き、滞っていた分も更新しておいた。

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新・クラウド「整理学」試論(19)

Dscf4171▼今朝起きて、空を見るとオリオンも大三角形も西に傾いていた。昨夜、床に入る前に見てからだと大きくうごいていた。そうだ、まちがいなく地球は動き、「時間」が経っているのである。
 このアタリマエ!!に感動する。
 昨日見た大賀ハスは、蓮根の植え替えから36週の「時間」が経過していた。
Dscf4165▼「遅れん坊」ヒガンバナの花茎には少しだけまだ緑が残っていた。ふつうのヒガンバナは、師走の光をひとりじめして生産活動に入っているというのに。それでも遅れてきたものにも、遅れたきたものなりの「時間」は保障されているのだろう。花茎の根元からの葉は前にみたと
きよりもずいぶんと成長したように見える。
▼人に会うと「今年も後…」があいさつがわりになってきた。
さすが師走である。久しぶりに「整理」のこと書きたくなった。
もう究極の「整理」対象がなんであるのかはわかってきた。わかったから実践できるというものでもないが…。
佐藤可士和風にならべてみる。
「空間の整理」
「情報の整理」
「思考の整理」
そして、私の場合は
「時間の整理」である。
▼私は、時間の整理をするのに「一時間」とユニットを使っている。
私の使っている一時間は
「DO 50分+休憩10分」である。
これは、ちょうど学校の授業時間の「一時間」なのである。
長年この仕事をやらせてもらってきたおかげで、この「一時間」は体内時計に定着してしまったようである。
ふだんの生活のなかでも
これを利用しない手はない。
この「一時間」を利用して、
今日も究極の整理=「時間の整理」に挑戦してみよう。

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ルクレチウス著『宇宙をつくるものアトム』を読み始めた!!

▼朝起きたら、外に出てみた明るく輝く金星が見たくて、やっぱり雲でダメかと思ったが、しばらく東の空を見続けていた、そしたら見えてきた。確かに明るく輝いている、みごとである。
雲がうすくフィルターをかけたりするが、それがフラシュ効果にでもなっているのだろうか、より明るく輝いてみえる。今日は、師走に入ってもう4日目。
▼限られた「時間」が気になりだした。

それでは、さいごに、
「時間」とは、なんだろう。

時間は、それ自身としては、

存在しないのだ。

ものがはじめはどうだったか?

ものはいまはどうなっているか?

ものはこれからのちどうなるのか?

これらについて、わたくしたちに、

知覚が生まれるとき、

わたくしたちは、

「時間」を感じるのだ。

つまり、

ものの運動と静止に目をつけなければ、

「時間」そのものというものを、

わたくしたちは感ずることができないのだ。

(『宇宙をつくるものアトム』ルクレチウス著 国分一太郎編 少年少女科学名著全集 国土社p57より )


これは、寺田寅彦の誘いによって読み始めたルクレチウスの『宇宙をつくるものアトム』の一節である。
これはなんだと言うのだ。
授業で「原子(アトム)」を出す前に、これをちょっと読んでおきたかったのだ。
▼しかし、そんなちょっと読んでみておくというものなどではなかった。
これが紀元前に書かれたものとは、とてもではないが俄には信じがたい。
寺田寅彦の言うとおり、「永久に適用さるべき科学方法論の解説書」(『ルクレチウスと科学』)である。
もうとっくに人類は「原子」を見ていたのか!!
この驚きと感動!!

これを一気に読んでしまう「時間」がない。
私の場合は ゆっくり ゆっくり とである。
ゆっくり行く者は 遠くへ行く 
だ。

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授業ノート<ふりかえり>がやっぱり面白い!!

Dscf4109▼今朝起きたら、まずはあの金星と月のツーショットを楽しいみたいと思っていた。さらに寄り添ったみごとなものが見ることができるだろうと期待していた。Twitterだつぶやきながら、これぞ早朝【星連】 #hosiren と思っていた。しかし、それは昨夜からの雨で実現しなかった。昨日の朝、人まねでなんの準備もせずそのツーショットの姿をフォーカスしておいた。ぶれて写真としては話にならない。
しかし、それは二度とないその瞬間の「記録」にはなる。
「記憶せずに記録する」は、今はなき梅棹忠夫先生が名著『知的生産の技術』のなかでいった言葉である。
それは、授業ノートに応用できることだった。
今年からの授業ノートには、<ふりかえり>を入れた。
一時間の授業を終えたあとに、その一時間の授業をふりかえっての一口感想・コメントを「記録」するのである。
たったそれだけで、授業ノートは「世界でたったひとつの貴重なノート」になるのである。
▼その授業ノートを期末考査期間中を利用してみせてもらった。
2学期も終わりに近づいた今では、完全に定着していた。
もう一時間の授業が終わったら<ふりかえり>を書くことはアタリマエになっているのだ。
もちろんそのときに書いたものばかりでない。
まとめてというケースがあったり、テスト調べの時に思いだして書いた例もあるようだ。
それでも<ふりかえり>という「記録」の有効性は失われない。
▼少し時間をかけて、ここ何時間かの自分の授業をふりかえる意味も込めて、生徒たちの授業ノート<ふりかえり>をみせてもらった。
思わず、なるほどと膝をうつことしばしばである。
実に面白い!!
その実験の価値を再認識させられたり、思わぬ「大発見」をしていたり
セレンディピティとはこんなときにおとずれのでは思ったりもする。

次の授業ではどんな<ふりかえり>を書いてくれるだろう。それが楽しみでもある。

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授業【三態変化】を構想する。

Dscf4101▼師走に入って、校舎の北側のケヤキの樹の葉はすっかり落ちてしまった。「雲見」定点観測地からの空は、まったく雲はなかった。天気表にひさしぶりに「快晴」のマークをつけた。
ケヤキの樹の葉に、最後までしがみついている数枚の葉がある。
強い北風が吹けば落ちてしまうだろう。
青葉茂れるころを思い出し、残像にしがみつくがごとく。
思わず「ガンバレ」のエールをおくる自分がいた。
▼授業は期末考査で一時中断である。その間に、【気体】の次の【三態変化】を概観をしておく。
少し、具体的な一時間一時間まで。
見えないけど、確かに存在する物質「気体」。
その物質としての「気体」の存在をより確信的していく単元でもある。
流れる酸素を目にすれば、物質観は変わっていくだろう。
鉄の「気体」の存在を確信をもって言えるようになったら、物質の世界はより豊かになっていくだろう。
そんな展望をもってみていきたい。
▼この単元は、昔から大好きな単元である。
授業をやりながら、自分自身も物質の見方がかわっていくのを実感できるからだ。
「記録」も、比較的残している。
◆【三態変化】
等を読み返しながら、授業を構成している「実験」をバラバラにひっぱり出してならべてみる。
そして、あらたな文脈でもって、取捨選択しながら再構成を図る作業にかかる。
・スライム
・食塩の融解
・鉛の融解
・質量保存と体積変化
・ふうせん2題で「液体→気体」体積変化
・過熱水蒸気でマッチに火を
・三態変化ダイジェスト「液体窒素を使って」
等々

あのケヤキの葉が落ちてしまわないあいだに…。

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【授業】水素のなかでモノは燃えるか?

Dscf4072▼2010年最後のカレンダーめくった。師走である、地球の回転はてごころをくわえてくれるなんてことはありえない。やっぱり同じスピードで回転を続けるのみである。
ならば仕方ない、自分のスピードをコントロールするしかない。
▼授業の方も、次々と展開していく。「酸素」「二酸化炭素」につづいての気体は「水素」である。
キャベンディシュが「もえる空気」と認識した不思議な気体である。
前からよくやってきた、安全で簡単な水素発生装置を、あらためてつくってみた。
今回は、ホームセンターで売っていたものばかりを利用してみた。
もしものことを考えすべてガラス器具は使わないことにした。
▼最初は、なかなかうまく水素発生がいかなかったが、繰り返しやるなかで少しずつ安定した発生となってきた。
その「水素」を使って、いくつかの実験を矢継ぎ早にやってみた。
(1) 水素入りシャボン玉
 水素は、いちばん軽い気体である。シャボン玉はすぐさま上にあがってしまう。
追いかけるようにして、シャボン玉に火をつける。
ボッと燃える。
これだけでもけっこう楽しい実験である。
(2) 酸素と一緒にして燃やす。
洗剤入りのペトリ皿に水素入りシャボン玉のかたまりをつくってみる。火をつけて燃やしてみる。
ボッと炎をあげて燃える。
次に、ここへ酸素ボンベから酸素をくわえてみる。
「バッーン!!」大きな爆発音。容器はシャボン玉だから安全な爆鳴気である。
(3) 水素のなかで、ロウソクは燃えるか。
今回の実験では、いちばんの「ふしぎ!?」となった。
集気ビンに水素をあつめる。
火のついたロウソクの上から集気ビンの口を近づける。
水素に火がつく、さらにロウソクの炎をなかに入れる。
ロウソクの炎は…
再びロウソクを外に出そうとする。すると…
何回かくりかえしてみる。
「燃えるとは」にこたえる実験となった。
(4) 燃えて水ができる。
試験管にあつめてやったときの「くもり」にとどめた。

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