【Web更新10/24】10-41【力学の第一歩】更新
山梔子の 実のひそやかに とき待つや
10/10/22(金)撮影@安富
■楠田 純一の【理科の部屋】10-41
週末定例更新のお知らせ
一週間のあいだになにか劇的な変化なんか起こるわけがない。でも、いつまでも同じなら、変化はおこらないはず。すべての変化は連続的にかつ螺旋的に起こるというのが持論である。
少しずつ、少しずつものごとは変化していて、やがて臨界点に達したとき、可視化される。
それも繰り返し、繰り返しだ。だから、それは「いつか来た道」のようだ。
でもそれはまったく同じではない。すでに位相は変化しているのだから…。
◆表紙画像集2010 校庭の樹木シリーズ クチナシ
樹木の花で好きなものあげろと言われたら、一番にヤマボウシの花をあげる。そして2番目は、このクチナシだ。
それも、一重の花がいい。花の香りといい、その姿・色ともにお気に入りだ。
散策の定期コースにある一本のクチナシの木。花が咲いたあとも、ずっと気にしている。花はやがて、実になった。その実は割れることなく熟していく。(それが口なしの語源とも)やがて時が来て、熟した実は黄色くなる。
草木染めの「黄色」のもとだ。そう言えば、幼きころ、裏縁側に吊してあったクチナシの実を思い出す。
あれで、「黄色いおこわ」のときは染めるのだと聞かされたことも。
定期コースの山梔子も
黄色く熟す、そのときをじっくり黙してまっているようだった。
◆ヒガンバナ情報2010
お彼岸から一ヶ月がたった。
「今さら、ヒガンバナとは」の時期だ。理科的には実は今からなんだ!
花の季節から、葉の季節へのシフト。この一年間かけたみごとな「戦略」が今見えてくる。
結実させる「かわりだね」を発見するのも今からだ。
そして、今、「遅れん坊」に凝っている。日本一の「遅れん坊」は、どこの誰?
それは、どんな環境条件のところに発見されるだろう。
わずかな観察サンプルからであるが、大胆に予想をし、仮説をたててみる。
科学的の醍醐味である。ヒガンバナの楽しみかたもいろいろ。
「#higanbana」を有効に活用したいものだ。
◆【力学の第一歩】更新
授業としては終わってしまっているが、何度も、何度もここへもどってこよう。
「第一歩」とはそんなもの。
「ふしぎ!?」は終わってはいないのだから。
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