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【授業】「力はふたりぼっち」

▼授業をしていて、ふっと発した生徒の言葉で、それまでの「ふしぎ!?」がすストンと腑に落ちることがある。なるほど、その通りだ!!それを使わせてもらおうと!!
 「つる植物」の学習をして言った。「つる植物はずる植物だ!!」、植物にとっての死活問題は光合成、その光合成に欠かすことできない光は、上からやってくる。光とり競争に勝ち残るためには背を高くするということは、とても重要な「戦略」である。しかし、ここに矛盾がある。背を高くするためには、太い茎が必要である。そのための大量の栄養も必要である。
 ところが、この矛盾をみごとにクリアした植物たちがいる。それがつる植物である。春先に他の植物が成長するの待っていて、後発でありながら、自ら茎は細く、背の高くなった植物たちにからまる「つる」をのばす。そして、からまった植物より上にいって、光を大量に取り入れ、地下にいっぱい栄養を貯め込む。
 みごとすぎるくらい見事な「戦略」である。ある年の「植物の世界」の授業、秋のこのシーズンにやっていた。
カラスウリや、ヤマノイモのつるを教室に持ち込んで授業していたときだ。この言葉「つる植物はずる植物だ!!」が飛び出したのは…。
Dscf2687▼「力はふたりぼっち」も、ずいぶん以前に【力学の第一歩】をやっているときに飛び出した言葉だ。
ナルホド!!とおもった。力はひとりぼっちで考えない。
力がはたらけば変形する。変形すれば、もとにもどろうとする力がはたらく。
教科書の最初にも登場する「抗力」をほんとうに理解をするためにも、不朽のあの問題が腑に落ちるためにも。
Dscf2682▼不朽の問題とは、同じ強さのバネと定滑車を使って、
(A)片方だけにおもりをさげる場合
(B)両方に同量のおもりをぶらさげる場合
どちらが、バネののびは大きいかという問題である。
理科教師になりたてのころ、先輩理科教師に質問されて、なぜそうなるのか、それを説明せよと言われて冷汗をかいたのをおぼえている。
 今回はその「力はふたりぼっち」と「見えない力を矢印で見る」ことで挑戦してみた。

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