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【授業】「伸びは力のごとく」!

Dscf2452▼私は、昨日も急ぎ足で老いぼれ犬の加奈を連れて、ヒガンバナ定点観測地B(ヒガンバナロードと勝手に呼んでいる)を中間点にもつ定期コースを散歩した。
 もうほとんどのヒガンバナが萎れてしまっている。花弁は縮れ、黒ずみ花茎の先端に襤褸のようにひっかかっている。その姿はひとときの燃え立つ季節から見ると憐れでもある。うつりゆく盛衰をみるようで哀しい。
しかし、その足元に確実に「葉の季節」をむかえていることを知れば、みごとな「戦略」をみてたくましさすら感じてくる。
▼定点以外のヒガンバナをみていると、ほとんどがそのようであるが、そうでないものもある。今が「盛り」という「おくれん坊」もある。初見も面白いが、この「おくれん坊」をみつけるというのも面白いかもしれない。
全国でいちばん「おくれん坊」、最終ランナーは、どこの誰だ!?
いつも「おくれん坊」の私は、そのヒガンバナに妙に興味と愛着をもってしまうのである。過去の観察では霜が降り時期に見た記憶がある。今年は、そのいちばんの「おくれん坊」をTwitter的にさがしてみたくなった。
Dscf2476▼授業【力学の第一歩】は次へと進んでいた。
「フックの法則」である。そのフック自身への興味から、ちょっとだけ寄り道をすることなってしまった。
ずっと以前に読んだ記憶がかすかにある。
◆『ロバート・フック ニュートンに消された男』(中島秀人著 朝日選書 1996.11.25) 
を本棚からひっぱり出してきた。
とりあえずは、「第7章 フックの法則」(P108)だけを読んでみた。
それは公刊されたカトラー講義『復元力についての講義』(1678年)のなかにあるという。
「伸びは力のごとく」
そうだ!フックは見えない力をバネののびに見たのである。
すごいのは、彼はバネののびだけに見たのではないということだ。自然界の全ての物体に、それを見たのである。孫引きになるが、前著から拾ってみる。

「この自然の規則あるいは法則は、希薄化であれ、伸張であれ、圧縮であれ、復元あるいはバネ運動のあらゆるものに成り立つ」

なんとすごい自然界の読み取りだ!
すぐれた物質観であることか。それが330年ほど前のものとは…。
いちどは言い切ってしまおう。
 すべての物体はバネである。!!
▼授業のなかで、定番実験でバネをさわっている生徒の姿と、330年前に同様の実験をし、講義していたロバート・フックの姿がかさなって見えてくる。
 まとめのときには、ちょっとだけ17世紀のレオナルドと言われるフックのことにふれたくなってきた。

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