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物質探検三部作を構想する。

Dscf3015▼台風14号が遠巻きに通過していった昨日は、大賀ハス植え替えから31週目であった。もうすっかり葉も枯れている。台風の風の影響だろうか、南の方向に倒れかけている。ちぎれた葉は、水面に浸かっている。そのなかでまだ、最後まで生産活動を行い、蓮根に栄養を送り届けている葉もある。思わず「がんばれ!!」と応援したくなってくる。
Dscf2971▼もうひとつ、私には応援したいものがあった。「遅れん坊」のヒガンバナである。もう10月も終わりであるというのに、今なお花を咲かせているヒガンバナがいる。それでも、もうそろそろ萎れてきているだろうと、「遅れん坊」発見の場所へ行ってみた。前に発見していたものは確かに萎れかけていた。
 しかし、なんと驚くべきことに、その近くにもっと「遅れん坊」を発見したのである。まだ開花前である、つぼみだ。
「はしりもの・かわりだね」の観察は、自然観察の醍醐味である。それらが教えてくれることも多い。
いったいこの「遅れん坊」の「かわりだね」は、私になにを教えてくれているのだろう。
▼授業の方は、【圧力の学習】もあと、「水圧と浮力」を残すのみとなった。
このあとは、物質探検の学習がつづく、「化学領域」の学習である。ここにもいっぱい楽しい「ふしぎ!?」が待っている。昨日の朝から、最近の物質の「ふしぎ!?」研究はどうなっているんだろうと
◆WAO高校生講座「驚異の新素材カーボンナノチューブ」
を見てみた。
 これが実に面白い!!
見はじめたら、やめられなくなってしまった。私にわかるぐらい、ていねいにわかりやすく新素材物質について、その発見から最先端までを解説されている。次は、次はと話の続きを聞きたくなるのだ。
それだけでない。
 最後には「セレンディピティ」と「研究」「発見」の話になる。これが実に面白い!!
▼益々、私自身が物質探険の学習に興味がわいてきた。
 そこで、まずは教科書を見ながら、これからの物質の「ふしぎ!?」を探検する授業の構想を練りはじめた。
○序章
・世界の三大物質
・金属の三大特性
・「火ぜめ」「電気ぜめ」「磁石ぜめ」
・有機物と無機物
・プラスチック
・実験器具の扱い方<技術と安全>
●「気体」の学習
・物質としての「気体」学習
●【三態変化】
・酸素の固体は?鉄の気体は?
●「溶解」
・溶解は化学変化の第一歩

考えはじると、次々と発展してしまう。限られた時間のなかでの授業だ。
より具体的な構想に着手しようと思ってきた。 

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【授業】「大気圧」実験アラカルト!

▼台風14号の進路が気になるところである。午前4時の段階で中心気圧は975hPaと推定されている。
おおっ、やっぱり言っている、使っている「大気圧」!!
我々は、大気の海の底で暮らしている。だから、この大気圧を受けてくらしているのだ。気圧を知ること、自分の頭上の大気の様子を知ることになる。
「大気圧」→「天気予報」というつながりを強調して学習をはじめたのだから、大いに「hPa」になれ、使っていってつほしいところである。
Dscf2932▼大気圧の存在、その大きさを示す実験をいくつか連続してやってみた。
まず、最初はペットボトルの真空ポンプで空気を抜いてみた。
単純だが、驚き、「ふしぎ!?」である。
1気圧って、どのくらいの大きさなんだ。1㎝2あたり1㎏の重力がはたらくという。その「1㎏」を実感するため、場特性の1㎏のおもりをまわして、実感してもらった。
Dscf2956▼続いて、大気圧の大きさと言えば、やはり「マグデブルク半球の実験」である。
Dscf2928今回は、あのガラス屋さんの吸盤でやってみた。それと、教材として購入していた実験用吸盤を使ってみた。
やっぱり面白い!!「究極のマグデブルク半球」!!
その大気圧の大きさには驚いてしまう。
▼続けては少し古典的な「大気圧」実験を2題やってみた。
最初が、
Dscf2941◆「新聞紙と割り箸」の実験
机いっぱいに新聞紙を広げ、机と新聞紙のあいだに割り箸をはさみ、突き出した割り箸のはしをたたき割り箸をへし折るという実験である。
 机と新聞紙のあいだにできるだけ空気が入らないようにしておくことと割り箸を瞬間にたたくというのコツである。
模範演技(!?)をやった後、指名した生徒にもやってもらった。
Dscf2949◆「逆さコップとハガキ」の実験である。
古典中の古典である。
コップいっぱいの水、ハガキでふたをする。それは逆さにしても水はこぼれないというものである。
この実験については、天神さんの興味深い指摘があったのを思い出す。

まだまだ考えられるだろう。なにしろ私たちは「大気の海」の底にくらしているのだから…。

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Twitterはじめて402日目に思うこと

▼いつまでたっても私の持病「ばっかり病」は治らないようである。もう治らないのなら、それを利用するしかないか、と居直り気味になったりもする。今は、「圧力」と「ヒガンバナ」である。そればかりが気になる。
すべてのことを、それとツナゲテみたくなる。ツナガッテいるように見えてくるから「ふしぎ!?」だ。
▼一時は、「ばっかり病」の対象であったTwitterのことを忘れていた。
Twitterを使っていなかったのではない、毎日その世話になっている。しかし、意識しないぐらいに今は、アタリマエになってしまっている。それだけ自分の思考に馴染んでしまったということでもある。
http://twilog.org/junkusudaをみていて気づいた。
今日で、私はTwitterをはじめて402日目になるのである。
昨年の9/23にはじめてから、ほぼ100日目ごとに「Twitterについて思うこと」書き残している。それを今あらためて読みかえしてみていると面白い。
◆新・クラウド「整理学」試論(10)(102日目に思うこと 2010/01/03)
◆Twitterはじめて200日目に思うこと(2010/04/10)
◆Twitterはじめて300日目に思うこと(2010/07/20)
そして、今日が402日目である。
▼100日頃からずっと一貫して使っている言葉がある。それが、「Twitter的」である。
今では
・Twitter的「ヒガンバナ研究」 #higanbana
・Twitter的教材開発論
・Twitter的授業ノート術
・Twitter的「自由研究のすすめ」
・Twitter的自然観察 「雲見」「空見」 #tnk #hosiren 等々

である。こうしてみると、私は「Twitter的」の「ばっかり病」を発症しているのかも知れない。
300日目の最後に書いた「Twitter的の可能性」の追求はまだまだ続くのかも知れない。
自分で書くことながら、500日目に何を書くのだろう。楽しみでもある。

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【授業】私たちは「大気の海」の底にくらしている!!

Dscf2858▼急に寒くなって来た。「秋深まる」を通り越して「冬到来!!」を思わせるような、天気の変化である。「空見」「雲見」をしながら季節の移り変わりに思いを馳せていた。
それは、いつしか今の進行中の授業とツナガッタ!!
そうだ。
「大気圧」の授業のはじまりは、「私たちは大気の海の底にくらしている」という認識である。
▼アタリマエすぎることは、逆に認識しずらい。
あって当然だから、無くしてはじめて知るその有り難さである。
「大気」こそそれである。
 はじめに急ぎ足で地球取り巻く「大気」について話をした。窓から見えた「青空」についてもわずかにふれた。
そして、「有り難さ」を実感するため、意図的に無くしてみた。
真空ポンプでペットボトルの空気をなくしてみた。
バリバリと音をたててへこんでいく。
これが「大気圧」だ!!
▼ひとつステップがとんでいる。「空気にも重さがある」である今回は簡単に教科書の実験図を利用してふれるだけにした。後ほど、気体の学習とツナイデ考えることにする。
大気圧の大きさの単位に触れて、やっぱり「天気の変化」の学習とツナイデおきたかった。
それで、あの「晴雨計」を持ち出した。
大気圧の変化は「天気の変化」につながるのである。
半わかりでいい。テレビの天気予報に耳を傾けてみよう。
大気圧のこといっていなだろうか。
「ヘクトパスカル」使っていないだろうか。
Dscf2868▼その後は、再び大気圧の大きさにもどり、「究極のマグデブルク半球」につないでいった。

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【授業】圧力は「面積」できまりだ!!

Dscf2840▼授業の方は、「圧力」に入った。
「力」と「圧力」となにがちがうの?なんだろう?
「単位面積1㎡あたりの面を垂直に押す力の大きさ」
やっぱり力なんだ!!
教科書の導入は「紙コップの上に立つ」からはじめている。
やってみよう。
▼その前に、例の好評の大科学実験を見ることにする。
◆大科学実験『卵の上に立つラクダ』
この授業のテーマにぴったりだ。
例によって、大がかりな実験で、ナルホド!!を引き出してくれる。
▼でも、ほんとうにそうなのか。やっぱり目の前でリアルに見なければほんとうの納得!!
ないのかも知れない。
実際に紙コップでやってみた。
紙コップひとつだとみごとにペシャンコだ。紙コップ数を増やしていく。四個だとそろりとのればなんとか。
「おー!!」の声。
わかってはいても、やっぱりすごい!!
九個にすれば、かなりの体重の生徒でも大丈夫だ。
大丈夫だと確認すると、今度はつぶしたくなる。ジャンプする。でも大丈夫、しかしバランスくずしてどれかに集中して力が加わればグシャっと…。
▼大きな力も、分散すれば大丈夫。これをやった後で、「圧力とは」に入った。
先の実験では「卵の数」。「紙コップの数」が問題だ。
圧力では「面積」だ!!
圧力をきめるのは「面積」なんだ!!

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「大気の物理学実験室」にて!

Dscf2812▼久しぶりに校舎のなかの「雲見」定点観測地から、窓の外を見ていた。そしたら、雲が発生するその様子がよく見えた。この学校に勤務するようになって、はじめてこれを「発見」ときに、すごく感動したのをおぼえている。誰彼となく、伝えたかった。「雲が発生しているぞ!!」と。
 「雲の発生」実験なんか必要ないではないか、これ見れば一目瞭然だ!!とまで思った。
▼それが、いつしかアタリマエになってしまっていた。今、ちょうど「大気圧」の授業を構想しているところだ。
どのように我々は「大気の海の底にくらしている」ことを実感させるかを考えている。
いくつかの実験が考えられる。
もちろん大気圧の大きさすごさを実感することも大切なことだ。その大きさを数値化して捉えることも大切なことだ。
しかし、いちばん大切なことは、私たちは「大気の物理学実験室」にくらしているということの「発見」ではないだろうか。
▼その「発見」があれば、天気の変化の学習につながるだろうし、テレビの天気予報の「ヘクトパスカル」ともつながっていくのではないだろうか。
 そこにツナガルカガク!!ある。

 もういちど「大気圧」の授業の構想を練り直してみよう。

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【Web更新10/24】10-41【力学の第一歩】更新


Dscf2727
山梔子の 実のひそやかに とき待つや
 10/10/22(金)撮影@安富

■楠田 純一の【理科の部屋】10-41
週末定例更新のお知らせ
 一週間のあいだになにか劇的な変化なんか起こるわけがない。でも、いつまでも同じなら、変化はおこらないはず。すべての変化は連続的にかつ螺旋的に起こるというのが持論である。
少しずつ、少しずつものごとは変化していて、やがて臨界点に達したとき、可視化される。
それも繰り返し、繰り返しだ。だから、それは「いつか来た道」のようだ。
でもそれはまったく同じではない。すでに位相は変化しているのだから…。

◆表紙画像集2010 校庭の樹木シリーズ  クチナシ
 樹木の花で好きなものあげろと言われたら、一番にヤマボウシの花をあげる。そして2番目は、このクチナシだ。
それも、一重の花がいい。花の香りといい、その姿・色ともにお気に入りだ。
 散策の定期コースにある一本のクチナシの木。花が咲いたあとも、ずっと気にしている。花はやがて、実になった。その実は割れることなく熟していく。(それが口なしの語源とも)やがて時が来て、熟した実は黄色くなる。
草木染めの「黄色」のもとだ。そう言えば、幼きころ、裏縁側に吊してあったクチナシの実を思い出す。
あれで、「黄色いおこわ」のときは染めるのだと聞かされたことも。
定期コースの山梔子も 
黄色く熟す、そのときをじっくり黙してまっているようだった。

◆ヒガンバナ情報2010 
 お彼岸から一ヶ月がたった。
「今さら、ヒガンバナとは」の時期だ。理科的には実は今からなんだ!
花の季節から、葉の季節へのシフト。この一年間かけたみごとな「戦略」が今見えてくる。
結実させる「かわりだね」を発見するのも今からだ。
そして、今、「遅れん坊」に凝っている。日本一の「遅れん坊」は、どこの誰?
それは、どんな環境条件のところに発見されるだろう。
わずかな観察サンプルからであるが、大胆に予想をし、仮説をたててみる。
科学的の醍醐味である。ヒガンバナの楽しみかたもいろいろ。
「#higanbana」を有効に活用したいものだ。

◆【力学の第一歩】更新
 授業としては終わってしまっているが、何度も、何度もここへもどってこよう。
「第一歩」とはそんなもの。
「ふしぎ!?」は終わってはいないのだから。 

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日本一「遅れん坊」のヒガンバナを捜そう!

Dscf2769▼お彼岸の中日から一ヶ月がたった昨日、ヒガンバナが咲いているのを捜してみた。今年は、あの猛暑の影響か全国的にも開花期は10日ばかりずれ込んだ。しかし、さすがに降霜をむかえたこの時期では難しいか、と思いつつ、先週末はわりかし身近なところで咲いていたから、なかにはきっと「遅れ坊」もいるのではないかといつもの定期コースを散策してみた。
▼やっぱりあった。あったのは定点観測B(ヒガンバナロードと勝手に呼んでいるところ)である。ふだん毎日のように近くを通り、花が萎れ、花茎が枯れ、葉が伸びていく姿をずっと観察しつづけている地である。ふだんの朝は、薄暗いなかをロードの端からながめているだけだ。
 昨日は「遅れん坊」さがしということで、ヒガンバナロードと呼ぶ畦道を北へ北へとたどってみたのだ。
そしたら、やっぱりいたのだ。
「遅れん坊」を発見した。!!それも、ひとつではなかった。数個がかたまって咲いていた。
Dscf2777▼これは、どういうことだろう!?たまたまなんらかの条件が重なって、ここに集中して「遅れん坊」が発生したのだろうか。それとも、ここには「遅咲き」の品種ができつつあるのだろうか。しかし、日本のヒガンバナは3倍体のはずだ。従って遺伝子がかわっていくはずはないはずだ。
 環境条件の偶然性しか考えられない。そう言えば、ずっと以前に冬の木枯らしの中で、このあたりで「遅れん坊」を見たような記憶がある。
▼葉の季節に入っているのに、今頃咲く「遅れん坊」のヒガンバナに何が起こっているのか、それが知りたい!
「遅れん坊」は、鱗茎が分球したてで若いから、ある程度の栄養が貯まったから、今花茎を伸ばしてきたのではと言う人がいた。それなら本当は、臨界点にたっしなかった今年ではなく、来年まわしにして咲くべきではなかったのか。「遅れん坊」ではなく、とんでもない「あわてん坊」なんだろうか。
いずれにしても、かわだねヒガンバナは、あらためてヒガンバナという植物の「ふしぎ!?」を再燃させてくれる。
 日本全国には、もっともっと「遅れん坊」がいるかも知れない。それを捜してみたい!!
Dscf2742▼「遅れん坊」ヒガンバナで、忘れるところであった。大賀ハスは植え替えからちょうど30週目であった。葉のことくわしく調べるつもりでいたが、来週にすることにした。
 こちらも、北風の季節がやってきたことを教えてくれているのか。枯れかけた葉茎は南側に倒れかけていた。
水面がよくみえるようになってきている。

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授業ノート<ふりかえり>に学ぶ!!

▼今日は、二十四節気の霜降(そうこう)である。そう言われてみると、そんな季節だなあ!と納得する。
この節気にふれたびに感動してしまう。
なんとみごとな「自然」の読み取りであろう!
生産と労働とくらしのなかから生まれた「自然」の読み取り方法だ。そして、言葉に昇華させておいて未来予測にまで使っていく。
 みごとな「常民の科学」のひとつと言えるかも知れない。
▼「自然の読み取り」と言えば、私はついついこの言葉を思い出す。
自然は最高の「教科書」!
子どもは最高の「指導書」!

「自然」のこと知りたければ、「自然」そのものに問いかけるのが一番だ。ただ観察しているだけで、答えてくれなければ、「自然」にはたらきかける実験をすればいい。
それも予想を立て、仮説をもってはたらきかけをすればより有効だ。
何度も何度も確認してきたことだ。
▼授業のことであれば、生徒に聞くのが一番だ。
とは言っても、そのすべてを限られた制約のなかで聞くには無理がある。
そこで、今年の授業ノートには<ふりかえり>を入れた
定期考査の度に、それを見せてもらっている。
それが実に面白くて、勉強になるのである。
教科書の定番実験の意味をそこから教えてもらうこともある。
なにに「ふしぎ!?」をおぼえているか。
こちらがアタリマエとかたづけてしまっていることに、ほんとうの面白さがあることも。
「一口コメント・感想」のなかにこちらが学ぶべきもの、教えられるものがいっぱいある。

やっぱり、そうだ。
子どもは最高の「指導書」!!

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【授業】離れてはたらく力の「ふしぎ!?」

Dscf2696▼授業では、【力学の第一歩】をもう終わろうとしていた。これでほんとうに「力」の学習の第一歩になったのだろうかいう不安は抱えたままである。ひとつひとつの「ふしぎ!?」のすべてを「解決しよう」という不遜な考えは毛頭ない。ただ、与えられた時間のなかで、可能なかぎり「ふしぎ!?」を追いかけ、楽しみたいだけだ。
▼「ふしぎ!?」は残っていていい。その「ふしぎ!?」は、別のさらなる学習するときに、再び顔をだし、別の「ふしぎ!?」とツナガリ、ナルホド!!となるかも知れないから。
 「力」なんて、そうそう簡単にすべてがわかるわけがないのだから。そうしてぜひ保留しておきたい「ふしぎ!?」に、離れてはたらく力の「ふしぎ!?」がある。
いちばん最初にやった「浮遊ゴマ「レビトロン・ゼロ」」の浮遊にまだ成功していない。個人的には、まだ挑戦をつづけるつもりである。
 簡単に、空中に「宙ぶらりん」では、クリップを糸でひっぱって宙ぶらりんにする実験がある。
クリップにはたらく力を矢印で書く練習をした。
 なんとなくわかったような気分になるが、しかしそれだけでは「ふしぎ!?」が完全解決し、消えてしまうわけではない。残る「ふしぎ!?」感覚は保留しておこう。
▼我等がファラデーは、150年前のクリマス講演でこう言った。

樹々のうちにことばを、
流れる小川のなかに書物を、
岩や石のうちに教えを、
あらゆるもののなかによきものを、

見出させるものは物理学以外に何もないのでありましょう。
(ファラデー『力と物質』稲沼瑞穂訳 岩波文庫 p130より)

「ふしぎ!?」をアタリマエ!とせず、保留したまま次へいこう。

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【授業】「力はふたりぼっち」

▼授業をしていて、ふっと発した生徒の言葉で、それまでの「ふしぎ!?」がすストンと腑に落ちることがある。なるほど、その通りだ!!それを使わせてもらおうと!!
 「つる植物」の学習をして言った。「つる植物はずる植物だ!!」、植物にとっての死活問題は光合成、その光合成に欠かすことできない光は、上からやってくる。光とり競争に勝ち残るためには背を高くするということは、とても重要な「戦略」である。しかし、ここに矛盾がある。背を高くするためには、太い茎が必要である。そのための大量の栄養も必要である。
 ところが、この矛盾をみごとにクリアした植物たちがいる。それがつる植物である。春先に他の植物が成長するの待っていて、後発でありながら、自ら茎は細く、背の高くなった植物たちにからまる「つる」をのばす。そして、からまった植物より上にいって、光を大量に取り入れ、地下にいっぱい栄養を貯め込む。
 みごとすぎるくらい見事な「戦略」である。ある年の「植物の世界」の授業、秋のこのシーズンにやっていた。
カラスウリや、ヤマノイモのつるを教室に持ち込んで授業していたときだ。この言葉「つる植物はずる植物だ!!」が飛び出したのは…。
Dscf2687▼「力はふたりぼっち」も、ずいぶん以前に【力学の第一歩】をやっているときに飛び出した言葉だ。
ナルホド!!とおもった。力はひとりぼっちで考えない。
力がはたらけば変形する。変形すれば、もとにもどろうとする力がはたらく。
教科書の最初にも登場する「抗力」をほんとうに理解をするためにも、不朽のあの問題が腑に落ちるためにも。
Dscf2682▼不朽の問題とは、同じ強さのバネと定滑車を使って、
(A)片方だけにおもりをさげる場合
(B)両方に同量のおもりをぶらさげる場合
どちらが、バネののびは大きいかという問題である。
理科教師になりたてのころ、先輩理科教師に質問されて、なぜそうなるのか、それを説明せよと言われて冷汗をかいたのをおぼえている。
 今回はその「力はふたりぼっち」と「見えない力を矢印で見る」ことで挑戦してみた。

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「圧力」の授業を構想する。(2)

Dscf2659▼昨日の朝、散策の定例コースの坂道を西に登りはじめて、急にあの花のことが気になりだした。いや、花ではない花が終わり、実になっているだろうクサギだ。坂道を右にそれ草むらわかき分け、さらには土手を駆けのぼる必要があった。でもどうしても、あの赤い萼と藍色の実のなんとも言えぬ美しさをもったその姿がみたかった。
土手の上にあり、不安定の格好でしかそれを見ることができない。ゆっくりも観察できなかったが、ひと目見ただけでもけっこう満足した。
▼授業「圧力」の構想をすきま時間をみつけて考えていた。
何をこそ教えるべきか。学ぶべきかの概要はみえてきつつあった。授業までには、さらに具体的な構想と準備が必要である。
 その前に「圧力」の「ふしぎ!?」を整理してみた。
・「力」と「圧力」どこがちがうのか。混乱して使っていないかな。
・鍵は「面積」だ!
・「圧力」は大気圧も水圧も「重力」から出発していいのかな。
・同じ「圧力」があらゆる方向にというところを、どう実感させるか。
 アタリマエはアタリマエであるほど「実感」を伴う認識は困難なものである。
・水圧から「浮力」へと結びつける道すじは、どんな…。
等々である。
▼さらには、一時間ごとの構想をはじめる。
<1時間目>圧力とは
・大科学実験「卵の上に立つラクダ」
・紙コップの上に立つ
・圧力=力/面積
・力=圧力×面積 を使えるものに
・鍵は「面積」だ!
<2時間目>大気圧
・我々は大気の海の底に住んでいる。
・空気にも重さがある。
・あらゆる方向から大気圧がはたらく
・大気圧の大きさ hPa Pa も
・「究極のマグデブルク半球」
<3時間目>水圧
・あらゆる方向から
・パスカルの原理はどうするか?
<4時間目>浮力
・圧力から
・アルキメデスの原理から?

まだまだ、吟味が必要なようだ。

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「圧力」の授業を構想する。

Dscf2622▼今週のはじまりもやはりヒガンバナ観察からであった。いちばん身近なヒガンバナ、定点観測地Aのヒガンバナがあぶない。門先の土手から、ボロボロと下の田んぼに浮き株が落ち始めているのである。移植する必要がありそうだ。しかし、それでは10年以上「定点観測地」として観察を続けてきた意味をなくしてしまう。どうしたものだろうと迷うところである。ヒガンバナは、そんなこと関係なく「葉の季節」と確実に移行していくところである。
▼授業の方も移行である。
【力学の第一歩】から「圧力」へとかわっていく。「圧力」の授業を構想してみた。
いつものように教科書を追うところからはじめてみた。
面白そうな実験からはじめている。
「圧力」の概念形成からはじめている。
圧力[N/㎡]=力[N]/面積[㎡] おっ、これは単位換算がけっこうたいへんそうだ。
そして、「大気圧」、「水圧」、「浮力」とつづく。
力の学習にくらべると、より身近にそれを実感するネタはころがっていそうである。
▼教科書に引き続いて、新学習指導要領を見てみた。

(イ) 圧力
 圧力についての実験を行い,圧力は力の大きさと面積に関係があることを見いだすこと。また,水圧や大気圧の実験を行い,その結果を水や空気の重さと関連付けてとらえること。

内容の取り扱いにおいてはこうだ。
オ イの(イ)については,水中にある物体にはあらゆる向きから圧力が働くことにも触れること。また,水中では物体に浮力が働くことにも触れること。

しばらく時間をかけて、身近な「くらし」をみつめなおし授業を構想してみたい。

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【Web更新10/17】10-40【力学の第一歩】更新

Dscf2525
なお咲くや あの人遠く 百日紅
 10/10/15 (金)撮影@安富

■楠田 純一の【理科の部屋】10-40
週末定例更新のお知らせ
 なんとも時間が過ぎていくのが速い。ほんとうに地球は等速度運動をしているのだろうか。およそ理科教師らしからぬことを考えてしまったりする。そんなこと「ふしぎ!?」に思った人はいないのかな。

◆表紙画像集2010 校庭の樹木シリーズ 百日紅
 秋が深まっていくのに百日紅もないものだ。しかし、事実である。百日白の方はたしかに花の姿を消そうとしている。しかし、校庭の前庭にある百日紅のいっこうに姿を消す気配はない。金木犀も、銀木犀も香りとともに校庭を一世風靡し、あえなく消えていったというのに、今、盛りのように主役の座をとりもどしている。
思えば、母の亡くなる前からである。「百日紅」とは、みごとに命名したものである。古の命名者の観察眼に感服するばかりである。

◆【力学の第一歩】更新
 こちらの授業の方も、はじまったと思ったら、もうすぐに終わりである。
終わりと言っても、これが「第一歩」と言う限り、力学は続くのである。生徒たちにとっての「力学」はずっとずっと続くのである。学生のときだけでない。社会人になってもである。
 なにしろ、およそ「力学」なんていうものは、すべての「くらし」のなかにあるものなんだから…。
少しでも、ニュートンやフックの「ふしぎ!?」にせまることはできただろうか。

◆『ビガンバナ情報2010』更新
 こちらの「ふしぎ!?」の旅もまだまだ続く。
「葉の季節」に入って、今は葉の成長もさることながら
・「遅れん坊」のヒガンバナ
・結実の可能性
などに注目して観察をつづけ、情報発信をつづけている。

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科学を楽しむ人たちと会った!!

Dscf2556▼休日だから、少し朝からゆっくりとヒガンバナをながめていた。そうすると、草むらのなかに「遅れん坊」のヒガンバナをみつけた。それはひとつではなかって、何箇所かに発見することができた。他の周りのヒガンバナが、完全に「葉の季節」にシフトしようとしているときに、遅れて今盛りをむかえようとするヒガンバナ。花茎が短いのが特徴のようだ、花茎をのばす余裕もなかったのだろうか。時間的な余裕だけでない、地下の蓄えの栄養もなかったのだろうか。ひょっとしたら「遅れん坊」は遅れているのでなく、本当は来年以降に咲くべきところを見切り発進をしてしまった「あわてん坊」なのかも知れない。
 勝手な想像していると、とんでもないものを発見してしまった。花茎がみじかいどころか、「ない」に等しい、草むらのなか地面にへばりつくようなヒガンバナをみつけてしまった。
Dscf2546▼花が咲く年と咲かない年の分かれ道はどこにあるのだろう。今度は、今年咲かなかった大賀ハスを見た。
今年咲かないまま、枯れていく大賀ハス。昨日で植え替えから29週目であった。
 枯れていく大賀ハスにも発見があった。枯れゆくハスの葉を触ってみると思いのほかやわらかった。その感触は和紙のようであった。それを少し探ってみたくなったが、これは来週の楽しみにしておこう。
▼昨日は、夕方から以前から楽しみにしていたことがあった。
それは、今年の夏に出版された

◆『小・中学生むき 理科のわくわく実験』(理科の自由研究室編 理工図書 2010.08.04)
の完成記念の会に参加させてもらうことだった。
 それは楽しい会だった。そこには科学を楽しむ人たちがいた。
本づくりの共同作業を通して、ヒューマンネットワークが構築されていた。
この本を最初に読んでの私の感想は
◆【推薦本】『理科の自由研究室』が本に!!
に書いたとおりである。
 表紙のイラストを描いた人、なかみのイラストを描いた人、掲示板でひとつの実験をめぐって白熱したやりとりをした人、学校現場で理科を楽しむ人たち、いろんな立場の人々が参加して作り上げたものであることを、あらためて知った。
 参加させてもらって、『科学は文化である』ことを強く感じた。
そして、この本が「これからの自由研究」を示唆するものであることに確信をもった。
お話を聞かせてもらった人に感謝します。また、どこかで…

 

 

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【授業】「コツコツ派」と「ザックリ派」どちらも正しい。

Dscf2500▼ヒガンバナの持続的観察は、家の周辺だけではなかった。通勤路や校庭においてもやっていた。とりわけ「校庭のヒガンバナ」というのには、少し思い入れがある。
それは、生徒たちが日常的に観察しやすいこと、観察のフィールドを特区化することによって焦点をあてて観察できること、そしてなによりも「どこからやってきたのか」を追いやすい。
 種子がどこからか飛んできて、そこに根付いたということはないのである。人為的か、あるいは洪水が運んできたのである。だから、そのヒガンバナは必ずそのヒガンバナ固有の「彼岸花物語」をもつのである。
そんな目で、校門近くの校庭のすみのヒガンバナを観察している。
「おまえは、いつ、どこからどうやってここにやって来たんだ?」
▼授業では、「フックの法則」の実験のまとめであった。
前時に、理科室で2種類のバネを使って実験そのものはやっていた。
次はグラフ化である。移行期の補充テキストではグラフの書き方を一ページを使って説明している。
実験をはやくやった班ではグラフ化を試みている。
ていねいにプロットをし、それを線で結んでいる。できるだけ正確に…。
「コツコツ派」だ。
指示する前だから、当然と言えば当然かも知れない。
▼「グラフの書き方」のページを読んで、直線を引くことを指示する。
プロットした点を俯瞰して、このあたりだろうと「ザックリ」とである。
「コツコツ派」は少し、心に抵抗をおぼえる。
「はみ出した点は、どうなるんだ」
「せっかく正確に点をとったのに…」
「ザックリ派」に抵抗はない、プロットした点の部分だけでない、実験をやっていな部分まで直線はのびる。
やりもしない未来の実験まで予測する線がのびるのである。
それだけでは、「コツコツ派」は立つ瀬がない。
そこで、「測定値と誤差」問題をやる。
こだわりとわだかまりが少しとける。
・実験はなんのためにするのか。
・実験データの取り扱いの方法は…。
・グラフ化は、見えないものを可視化する手法。

少しずつ少しずつ、私にもわかってきた。
「コツコツ派」と「ザックリ派」 どちらも正しい!!

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【授業】「伸びは力のごとく」!

Dscf2452▼私は、昨日も急ぎ足で老いぼれ犬の加奈を連れて、ヒガンバナ定点観測地B(ヒガンバナロードと勝手に呼んでいる)を中間点にもつ定期コースを散歩した。
 もうほとんどのヒガンバナが萎れてしまっている。花弁は縮れ、黒ずみ花茎の先端に襤褸のようにひっかかっている。その姿はひとときの燃え立つ季節から見ると憐れでもある。うつりゆく盛衰をみるようで哀しい。
しかし、その足元に確実に「葉の季節」をむかえていることを知れば、みごとな「戦略」をみてたくましさすら感じてくる。
▼定点以外のヒガンバナをみていると、ほとんどがそのようであるが、そうでないものもある。今が「盛り」という「おくれん坊」もある。初見も面白いが、この「おくれん坊」をみつけるというのも面白いかもしれない。
全国でいちばん「おくれん坊」、最終ランナーは、どこの誰だ!?
いつも「おくれん坊」の私は、そのヒガンバナに妙に興味と愛着をもってしまうのである。過去の観察では霜が降り時期に見た記憶がある。今年は、そのいちばんの「おくれん坊」をTwitter的にさがしてみたくなった。
Dscf2476▼授業【力学の第一歩】は次へと進んでいた。
「フックの法則」である。そのフック自身への興味から、ちょっとだけ寄り道をすることなってしまった。
ずっと以前に読んだ記憶がかすかにある。
◆『ロバート・フック ニュートンに消された男』(中島秀人著 朝日選書 1996.11.25) 
を本棚からひっぱり出してきた。
とりあえずは、「第7章 フックの法則」(P108)だけを読んでみた。
それは公刊されたカトラー講義『復元力についての講義』(1678年)のなかにあるという。
「伸びは力のごとく」
そうだ!フックは見えない力をバネののびに見たのである。
すごいのは、彼はバネののびだけに見たのではないということだ。自然界の全ての物体に、それを見たのである。孫引きになるが、前著から拾ってみる。

「この自然の規則あるいは法則は、希薄化であれ、伸張であれ、圧縮であれ、復元あるいはバネ運動のあらゆるものに成り立つ」

なんとすごい自然界の読み取りだ!
すぐれた物質観であることか。それが330年ほど前のものとは…。
いちどは言い切ってしまおう。
 すべての物体はバネである。!!
▼授業のなかで、定番実験でバネをさわっている生徒の姿と、330年前に同様の実験をし、講義していたロバート・フックの姿がかさなって見えてくる。
 まとめのときには、ちょっとだけ17世紀のレオナルドと言われるフックのことにふれたくなってきた。

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【授業】力を矢印で表す。

▼見えないものが見えたと、「わかった!!」という気分になる。
音の学習がそうだった。音が波形として表現されたとき、急にアタリマエの音が、科学として認識されたような気分になった。
 科学的認識というのは、「見えないものが、見えるようになる」ことなのかも知れない。
▼今、学習すすめている「力」もそうだ。
目に見えない力に「ふしぎ!?」を感じてきた。
その「ふしぎ!?」を解く第一歩は、それを可視化することだ。
「力」を矢印で表す。誰がいつからはじめたのだろう。
すごい方法を考えついたものだ。
「作用点」「力の大きさ」「力の向き」
こんなの一挙をこんな簡単な「記号」で表して可視化するだから、驚異の手法だ。
▼矢印を書くときのいくつかのルールをつくっておく。
矢印のスタート地点=作用点 の問題
接している場合と離れている場合に分けて
「ふしぎ!?」は離れている場合に多くある。
「重力」、「磁力」これを、人類は、これを認識してきたのだろう。そんな歴史を知りたくなってくるがそれはちょっと置いておこう。
 これまでの多くの実践から学ぼう。
「力は受け身で考える!」
矢印を書く練習のなかでも頭においておきたいことだ。

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【授業】「自作楽器」が続々と!

Dscf2410▼自宅の近くに設定した3つのヒガンバナ定点観測値。門先のA、散歩コースの中間にあるヒガンバナロードをつくるB、庭につくったシロヒガンバナとのコラボをねらったC。
それぞれに季節が移り変わっている。ひとときもとどまることなく変化をつづける。それはヒガンバナが生き続けていることの証しでもある。確実に「葉の季節」へとシフトしていっている。今のところ、それがいちばん目立つのは観測地Cである。そこには、新鮮なみどりの輝きがあった。
▼授業もどんどん変化していっていた。
【音の学習】から【力学の第一歩】へと。音の学習の最後の授業で、ひとつの課題研究を出していた。
◆『音の学習を活かして、自作楽器をつくろう!』
その提出をこの連休明けとしていた。
正直に言って少し驚いた。
それは、予想を上まわるユニークな作品が続々と出てきたのだ。
▼「音は振動である」これを使って、身のまわりにあるものを「振動」させる。
それだけである。
楽器のルーツはたどればきっと面白いことがあるんだろうな、と思いつつも今は生徒たちから出てきた作品を楽しませてもらうことにとどめておく。
大きく分けると3つのパターンがある。
(1) マラカス系
容器にものを入れて、それを振って容器を振動させて音を出すもの。リズム楽器だ。
この系統ものがいちばん多かった。でも同じではなかった。
なかにいれるものがいろいろあった。ダイズ、黒豆、小豆、砂、色つきピース…。
容器もいろいろである。ペットボトル、ヨーグルトの容器をふたつ重ねたもの。楕円状のお菓子の入っていたようなカプセル。なかには、それらをつなぎ合わせかざりのリボンまでつけたものもある。
(2) 弦楽器系
源としているものには、輪ゴムがいちばん多い。
それも一本とは限らない。何本もつかいやっているものある。
共鳴部分に使っているものも多様である。プラスチック容器、紙の箱、なかには洗濯ばさみなんていうのもある。
(3) 笛系のもの
ストローを使ったモノ、ペットボトルを尺八のようにしたもの、これも多様である。

生徒たちの創意工夫はたいしたものである。
あらためて感じて、思った。
音は、「くらし」のなかにいっぱいあると。
もうひとクラスの作品が今日出てくる。さらに「発見」あるかも知れない楽しみである。 

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新・私の教材試論(41)

▼昨日は、三連休最後の日であった。少しとれた時間で、理科室でこの後の【力学の第一歩】の準備をしていた。「力が加わると物体は変形する。力を加えるのをやめると物体は元に戻る」→「ガラス棒で確かめてみた」→「モノは何でもバネである」
この復元力に最初に注目したのはロバート・フックである。1678年のことである。
あの顕微鏡のロバート・フックである。この後に学習する「フックの法則」のフックである。
▼『ミクログラフィア』の著者がなぜ物体の偉大なるアタリマエの法則に気づいたのだろう。彼の思考回路はどうなっているんだろう。無性にロバート・フックという人が気になりだした。
気になると言えば、先週末に気になることがあった。
 それは、北海道の青野裕幸さんたちWisdom96が例会で「爆鳴気」の実験をやったことをTwitterで知ったことにはじまる。
長いチューブでの実験は、私はまだやったことがなかった。
添付されている画像を見ると、とても面白そうであった。そこで、Twitterで聞いてみた。
この実験はすでに「公開」されていますかと。
▼何回かのやりとりのなかで、今回のミソは「チューブを使っての爆鳴気の実験」にあるのではなく、それを可能にした「高速電気分解」にあると教えてもらった。
 そして、なんとWeb公開をしてやろうということになった。なんとスピーディな反応であることか。
今朝の段階ですでに公開されていた。
◆『高速電気分解装置』
 見せてもらった。感動!!である。
我田引水風に言えば、「3K(感動・簡単・きれい)1A(安全)の法則」を充分に満足させるものだった。
それもそうだが、
公開までのプロセスに感動してしまう。
これぞ
「これからの教材開発はTwitter的に」
※Twitter的=「リンク」「シェア」「フラット」「等身大」「リアルタイム」
そのものではないか。
▼フックやニュートンの時代にこれがあったら科学史はかわっているかも知れないな。
私も、時間をなんとかつくりだして「挑戦」してみたい気分になってきた。
Wisdom96のみなさんに感謝!!

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【Web更新10/10】10-39【力学の第一歩】更新

Dscf2227
高き空 香り輝き 拡がりたり
 10/10/7 (木)撮影@安富

■楠田 純一の【理科の部屋】10-39
 週末定例更新のお知らせ
 週末は「終わり」と「はじまり」が交叉するところである。一週間という時間単位で生活を繰り返す、一日という時間単位のなかでの「生命の営み」と「時間」のことは体内時計のことで研究がすすでいる。
 同じことを「一週間」単位のなかで考えたりできないのかな。一週間があまりにも人為的なものだからそれはないのかな。

◆表紙画像集2010 更新 校庭の樹木シリーズ 金木犀
 この香りが校庭を漂いだすと、ほんとうに秋が来たのだと思いはじめる。校庭をつくった人たちも、後輩たちにそれ感じてほしくて植樹したのだろう。校庭の数カ所に木犀がある。元体育館前には、金銀が揃っている。よほど木犀に思いを託す志があったのだろう。そんなことを考えていると、先人の「学校教育」に託す思いが感じとれて、「がんばれねば」と思ってくる。

◆【音の学習】更新 音の学習の感想文を繰り返し読んでいると、ずいぶん勉強になる。
・すぐれた教材とは
・実験することの意味とは
・認識のプロセスは
等々。そして確信をするふたつのこと
・生徒は最高の指導書!!
・生徒たちは、学びたがっている。

◆【力学の第一歩】更新
 「音の学習」に引き続いて入ったのはこの【力学の第一歩】。何回も実践してきた単元である。
しかし、それにとらわれることなく、はじめてのつもりでやっていきたい。
生徒たちにとっては初めての「第一歩」なんだから…。
レビトロン・ゼロがまだ浮遊しない。(^_^;)

◆【ヒガンバナ情報2010】更新
 ヒガンバナは葉の季節に入った。理科的観察としては、今からが本番だ。
今年の特徴、Twitter的を駆使して、今週も追い続けたい。

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【授業】「音」が一番楽しかった!!

Dscf2292▼ヒガンバナが葉の季節に入ったこと確認した。特に浮上株でついに花茎を伸ばすことのなかった。来年のリベンジにかけてであろうか、早々に葉をのばしてきている。みごとな「戦略」である。植物にとって「葉」は栄養生産工場であり、生命線である。まさに死活問題なのである。
 それは、ヒガンバナだけではない大賀ハスとて同じである。大きな葉を広げて、水中地下の蓮根にたっぷり栄養を蓄える。そして、それを次世代のエネルギー源とする。その大賀ハスは植え替えから28週目をむかえていた。
こちらは「葉の季節」を終わろうとしている。次々と枯れて行っている。最後までがんばって少しでも多くの栄養をとろうと姿は愛おしくもある。
▼授業がどんどん進んでくると、生活の方はあわただしくなるが、なんとなく生活にはりができてくる。
・授業こそ学校の最大行事である。
・授業こそが教育実践の最前線である。
自分が発した言葉を反芻してみる。そして納得する。
その授業への活力源を私は、「生徒の評価」からもらっている。
単元終わるごとに、授業の感想を書いてもらている。それを読んでいると、私自身の授業の反省になると同時に元気をもらえるのである。
「よし、次の単元も…」と考えるようになってくる。
▼【音の学習】においてもやっぱりそうだった。

・音の学習は、すごく終わるのが速かったです。ぼくはもっと音の学習がしたかったです。理由は、いままでの理科での学習のなかで一番おもしろいと感じたからです。
・私はいままでの勉強のなかで、いちばん音のべんきょうが好きです。

こう言われるとうれしくなってしまうのです。
なんで、だろう少し考えてみた。
○自分たちでやる実験が多かった。
○「音の学習」が身近な「ふしぎ!?」に応えるものになっていた。
こちらが教科書の写真・図でわかるだろうと思うものも、可能な限り実際に実験をしてみた。
感想にあらわれる人気実験も、そのようなものが多い。
たとえば、鳴る音さを水中につっこんで波を起こす実験、水しぶきが飛ぶ、そこではじめて「振動」を実感し納得したようである。

○大科学実験「音の速さをみて見よう」「声でコップを割れる?」も好評だ。
可能な限りは、自分たちの手でやってみるが、それをカバーするものになったようだ。
もっとこんなのが見たいというリクエストが多く見られた。
○「タイタンの音」も好評だった。
これらは、「電子教科書時代」展望のヒントとなりそうな気がする。

等身大の「ふしぎ!?」をアタリマエとせず、ナルホド!に導く授業の楽しさを、またしても生徒に教えられたようだ。

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ヒガンバナ観察の本番は今から!

Dscf2262▼田んぼのヒガンバナの赤い松明行列の炎が次々と消えていく。その季節は過ぎていくかに見える。
しかし、「ヒガンバナ観察」の旬は過ぎるどころか、実は今からこそが本番!!である。
理科的観察で、第一の「ふしぎ!?」は、ヒガンバナは花茎だけをスルスルとのばし花開く。
「葉もないのに…」である。
ちがう!!
葉はりっぱにある。葉は今からなのである。
「花の季節」を終えると同時にはじまる「葉の季節」
なんと、みごとな戦略であることか。
 これに感動することなく、「生物多様性」など語ることはできない!!
▼Twitterのタイムラインに「ヒガンバナの葉」の文字が増えてきていた。やっぱりなと思った。
メールの方は、非常に興味深いメールが入っていた。
石川の植物
の本多郁夫先生からのものであった。「ヒガンバナの苗」と題されたメールは
「以前ご紹介したヒガンバナの実生ですが、今年は6年目を迎えようやく葉が2枚になりました。
実にゆっくりした歩みではありますが、確実に成長を続けています。」
「石川の植物サイト内の「mizuaoiの写真館」(http://mizuaoi.photo-web.cc/index.htm)で画像を公開いたしました。」
という内容のものだった。
私は、あわててそのページを見に行った。驚いた!感動した!!
ここにもヒガンバナを追う先達がおられる。本多先生のすぐれた「観察」の成果だ!!
「ヒガンバナの種子」発見からの経緯については、同写真館の「ヒガンバナ」の項にくわしく書かれている。
ビカンバナの種子がまれにはあって、そしてこうなることもある。
それは、本多先生のヒガンバナだけであろうか。
そんなはずはない。全国の他の場所でも発見の可能性はあるはずだ。
花の咲いた後のヒガンバナの観察にさらに意欲が湧いてくる。

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【授業】おもりは引力の代理店!!

Dscf2209▼昨日の朝も、少し急ぎ足で「定点観測地」のヒガンバナを見て回った。今度は、一挙に萎れてきた!その憐れと思われる姿は加速度的に拡がっていた。門先のシロヒガンバナも例外ではない、辛うじて残っている姿に、遅れて咲き出したとなりの赤が重なる。辛うじての紅白コラボが実現である!!
▼授業は、【力学の第一歩】をすすめる。
この単元は、駆け出しのころ夢中になった単元である。ここの単元だけに集中して高校の先生とも一緒に泊まりがけの研修会をひらいたこともある。ある面、なつかしい単元でもある。
 さて、いよいよあの「レビトロン・ゼロ」の時間が来てしまっていた。今回は、まだ完全に浮遊実験に成功しないまま、教室に持ち込むこととなってしまった。
 教室でひととおりの能書きをたれてから、何度か挑戦してみる。まだまだ「浮遊」は失敗!!
それでも、けっこう生徒たちは楽しんでくれている。「やってみたい」という生徒も出てくる。
なかなかうまくいかない。この「単元やっているあいだにはなんとか…」を約束して次に行く。
▼次にあつかったのは、重力だ。
地球が引っ張る力についてである。でも、考えてみるとこのアタリマエも、とっても「ふしぎ!?」な話だ。
地球は、地球上の物体をひっぱり続ける(物体はひっぱり返し続ける!!)。
かたときも休みなく。「疲れた!」 と愚痴るわけでもなく…。
そんなこと考えていたら、それにちゃんと応えてくれている本があった。
◆『たくさんのふしぎ「重さと力」』(池内了著 福音館 2010年4月号)
である。
「ほんとうのところ、なぜ物に重さがあるのかについては、まだよくわかっていません。」(P5)
なんてうれしいことが書いてある。
▼ここは、教科書にそいながら定番コースですすめる。
・地球の引力
・重力
・力の大きさ
・1N(ニュートン)とは
・重力と質量
・バネばかりと上皿天秤 測っているのは何?

やりながら、今回も使ってしまった。この言葉!
『おもりは引力の代理店!』
これからは
おもりを使って実験しよう!
おもりを使って考えてみよう!

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【授業】ガラスの弾性実験!!

Dscf2196▼昨日、授業の方は【音の学習】から【力学の第一歩】へとすすめた。
まずは見えない「力」を「変形」で見るということからやった。
そのための第一弾の実験。
それが、「ガラスの弾性」実験だ。
もう半世紀以上前に、高橋金三郎氏によって開発されたものだという。
私は、この実験が大好きである。
▼「ガラスは壊れやすい」のアタリマエにゆさぶりをかけ、
「物体に力を加えると変形し、力を加えるのやめると元にもどる(弾性)」
「物体は何でも弾性をもつ」
それを強く印象づけるすぐれた実験だと思うからである。
そこには、3K(簡単・感動・きれい)1A(安全)の法則が生きている。最後の1Aには充分に配慮しながらやってみた。
▼今回は、これまでにはやらなかったような方法で挑戦してみた。
ガラス棒(径4㎜)をスタンドに水平に橋渡しをする。まんなかあたりたこ糸でおもりを引っかけるわっかをつくっておく。最初に20gのおもりを5個ばかりぶら下げ、ガラス棒が変形しているのを確認する。
そのおもりを手でひっぱりあげて力が加わるのをやめると元にもどる。
何度か。それを繰り返す。
「ガラス棒もボインボインだ!」
次に、20gのおもりをひとり一個ずつもち、それをぶら下げていくのである。
どこで、弾性の限界をむかえるかわからない。
慎重に恐る恐るとひっかけていく。もしものときに備えながら…。
けっきょく32名全員が無事おもりをぶらさげ終わった。
ここで再びおもりを手でひきあげて「弾性」を確認した。
物体はみんなバネなんだ!!

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【授業】「音」を視る!のは楽しい!!

Dscf2145_2▼人里の秋の主役がヒガンバナから金木犀にかわりつつある。なんともあの甘い香りは、「もうこの季節だ!」の印象づける。萎えていくヒガンバナの花はどこか憐れさを誘う。
 我等がヒガンバナが愛おしい。
朝露のヒガンバナ、青空とヒガンバナみんなすばらしい!
トシ先生にストロボたいた夜のヒガンバナを見せてもらった。
そうだ!夜のヒガンバナだ!!
満開になった定点観測地Aのヒガンバナにデジカメを向けてみた。
そこに、朝昼にない不思議な魅力を持ったヒガンバナの姿があった。
Dscf2133▼授業の方は「音」の最後の授業であった。
もうすでに前時から使っていたパソコンソフトによる「音を視る」ところからはじめた。
理科室に入ってきたときは、すでにソフトがたちあがっていたので、授業前からそれを楽しんでいた。
妙に大きな声をだすもの、拍手をするもの、床を踏むもの…。
そのときどきに違った波形が現れる。
単純だけど面白い。
聞くはずの音を、見るのはとっても面白い!
▼前時の音のルール
・震幅が大きいほど、音は大きくなる。
・震動数が大きいほど、音は高くなる。
をいろんな「音を視ながら」くりかえした。
ノートにもその波形を書いた。見えたらとっても簡単になった!!
さらには
◆大科学実験「声でコップを割れる?」
を見た。
 ここでは、音に色までつけて見ていた。
面白い!!
そう言えば、最初の「私の「ふしぎ!?」」で

・「音はどうして目にみえないのか」
私はこえをだして、ゆれるので、たしかめる方ほうはしっているけど、色がついていそうなことばもあるので、ふしぎです。

と書いた生徒がいたな。

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「レビトロン・ゼロ」がなかなか浮遊しない!?

Dscf2072▼昨日の朝は、天気はもうひとつであった。校庭の定点観測地も含め見て回った。最盛期を過ぎたところもでかけている。私のいちばんの定点観測地である門先の定点観測地Aは最初に発芽を見てから10日が過ぎていた。
完全に開花したものの数が、うんと増えてきていた。浮上株の方からはほとんど花茎はのびていない。条件が悪すぎたのだろうか。私のアタリマエのような「仮説」はぼんやりとそんな気がするで、今年も終わるのだろうか。
Dscf2103▼音の学習の方が終わりにちかづいている。
次の【力学の第一歩】も、夏休みに入ると同時にある程度の構想は描いていた。
その導入に2つのものを考えていた。
「ガラス棒の弾性実験」と
浮遊ゴマ「レビトロン・ゼロ」である。
「レビトロン・ゼロ」の方は、かつての「U-CAS」にかわるものとして、注目もし入手していた。
入手した当時には、何回かの練習でそのツボを掴んでいるつもりでいた。
ずいぶんと久しぶりに棚からひっぱり出してきて、先日からそのツボの記憶を呼び覚まそうと練習をしている。
ところがなかなか浮遊しない。
 この「ふしぎ!?」からはじめたいのに…。ちょっとあせってきた。(^_^;)

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【Web更新10/03】10-38【音の学習】更新

P9240031
空からの 鳥も集うや ピラカンサ
 10/10/01 (金)撮影@安富

■楠田 純一の【理科の部屋】10-38 週末定例更新のお知らせ
今年度も後半に入っていた。年度でなく2010年で言えば、3/4を過ぎていることになる。この定例更新を一週間経過の目安にし、日々をblogにし、随時リアルタイムをTwitterにしている。
 情報発信を生活のリズムをつくる糧としている。情報発信が不規則になるとくらしの方もイレギュラーとなる。
Web発信とくらしが分かちがたくリンクしている。これをどこまで持続できるか。マンネリを超えて…!

◆表紙画像集2010 校庭の樹木シリーズ ピラカンサ
 この赤い実は、なんとめだつことだろう。鳥たちへのシグナルを送っているのだろうか。だと言うのに、私は校庭を歩き出して3年目にやっと気づいたのだ。もちろん花も見ていたはず。そう言えば…という程度の認識しかなかった。「炎のトゲ」とい語源をもつという、野のヒガンバナに負けないぐらいの質感をもった炎だ。

◆【ヒガンバナ情報2010】更新
 週末をヒガンバナ三昧ですごした。全国各地からのヒガンバナの開花情報を見せてもらいながら、楽しませてもらった。楽しい、面白いのはヒガンバナのみならず、ヒガンバナをネタに展開されるヒューマンネットワークだ。
Twitterではハッシュタグ#higanbanaとつけておくだけで、どんどんあらたなつながりができていく。
なんとも面白い。これぞ、Twitter的そのものではないか。
 ヒガンバナの最盛期はすぎても、このつくられたヒューマンネットワークは持続していきたいものだ。

◆【音の学習】更新 構想したときからすると、たいへんな時間がすぎてしまった。
多くの人に教えてもらいながら、この単元も、今週で終わりである。
生徒は、この単元をどうとらえただろう。どんな感想をもったのだろう聞かせてもらうのが楽しみだ!

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今週末はヒガンバナ三昧だ!!

Dscf1938_2▼昨日の土曜日は、ヒガンバナの観察に比較的ゆっくりと時間がとれた。ヒガンバナロードの定点観測地Bも、いつも朝日がさすまでの画像しか撮れていなかった。少し、朝日がのぼってから観察にでかけた。みごとだ、もう満開と言っていいだろう。すでに白みはじめて盛りをすぎたものもある。
 ヒガンバナの最期は憐れである。潔く散るのではない、縮れ黒ずみ枯れていく。それを知るだけにこの盛りの赤は燃え立つ生命を感じさせる。
Dscf1970▼定点観察地Aにしても、花茎が芽を出してから丁度一週間、午後には今まさに開かんとしていた。
一例ですべてを判断するのは、非科学的というそしりを受けかねない。それを承知でいくつかの仮説を立ててみる。科学への道も、はじめの一歩はひとつの「事実」から出発するのであるから。
・ヒガンバナは花茎が芽を出してから一週間で開花する。
さらに大胆に行こう。
開花期を決定する要因はふたつある。
・気温の寒暖差が刺激する!
・ある時期の水分補給が決定する!
アタリマエのようであって、呆然とした仮説である。
Dscf1973▼新聞記事では「猛暑の影響で…」と一言で片付けられることである。ほんとうにそうであるのか。
それはもう科学になっているのだろうか。
 そのカラクリは、明確になっているのだろうか。
「暑さ寒さも彼岸まで」まではきわめて科学的だ!みごとな自然の読み取りである。ヒガンバナに負けていない。
「ヒガンバナと秋雨」の関係も面白い。
水分補給は、開花期だけの問題だろうか。同じ畦道に生えるヒガンバナでも、大幅に開花期がちがうのは、なにが影響しているのだろうか。
「異常気象とヒガンバナの開花期のずれ」こんな研究はないのだろうか。
たかがヒガンバナ されどヒガンバナ
だから、私はヒガンバナにこだわり続ける。
▼自分の身のまわりのヒガンバナだけでなく、今年はTwitter的!!
私の定点観測地のヒガンバナだけでなく、Twitterで全国いろんなところの画像を見せてもらえる楽しみができた。
#higanbanaのタグをつけるだけで、リアルタイムのヒガンバナがみれる。
それが面白い!!
 Twitterに限らない。【理科の部屋4】@folomyでも、mixi【日本ヒガンバナ学会】でも楽しめる。
 今週末はヒガンバナ三昧の贅沢を味わわせてもらおう。
Dscf1897▼土曜日だから、大賀ハスにもデジカメ向けた。
植え替えから27週目の観察池だ。もうすっかり「枯れ」時期に入っている。後は、どこまで蓮根に栄養をため込めるかだけだ。来期のために…。秋田から、この第二世代が8枚の葉をつけたという報告があった。縄文の森で、生命をつなぎ続けるうれしい知らせだ。なんとか冬を越し、この親がそうであったように「あこがれの4日間」が訪れることを祈るのみだ。

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【授業】音の大小・高低をきめるもの

Dscf1883▼ヒガンバナ定点観測地Aに花茎の発芽を見てから、今日で一週間になる。昨日の朝の画像をあげておく。一週間でこれだけ成長したという記録になるだろう。
 この一週間の天気なども考えあわせていると、ヒガンバナの開花期の決定要因として、土壌の水が大きいという気がしてきた。それは全国から寄せられる開花状況も見ていてもそうだ。
同じような場所であっても、水分補給が十分な土地ほど、早く開花していると言えそうだ。
▼遅れたヒガンバナの開花をTwitter的に追いかけることと平行して、授業もピッチをあげている。
「音の速さ」のつぎは、「音の大小・高低」の授業である。
ここでは、モノコードを使っての実験を行った。弦の張り具合で音が変化する。
アタリマエのようなこと、それをアタリマエで通り過ぎるのでなく、「ふしぎ!?」を発見する。
そんな楽しみを授業で現出させたい。
「振幅」「振動数」という科学の言葉を出す。
・振幅が大きいほど、音は大きくなる。
・振動数が多いほど、音は高くなる。
このアタリマエをどれだけ豊かにとらえるか。
振幅はともかく振動数について、もっとリアルにとらえさせたい。
▼同時に音の波形を見るソフトを大型テレビにたちあげておいた。
授業のはじめのあいさつや、実験中の音をひろっている。
面白い!!
実験中に前に来て、叫ぶ生徒もいる。
授業が終わって教室に帰るとき、一度は自分の声の波形を見てから帰ることにした。
自分の声を見るのは面白い!!

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【授業】大科学実験『音の速さをみて見よう』を見る!!

Dscf1856▼昨日の朝は雨だった。朝の定例の散歩、今は「ヒガンバナ観察」の散策になっている。ふたつある、ひとつは家のまわりの定例コースだ。
 もうひとつは、校庭の散策である。こちらの方も、校庭のヒガンバナ注目している、登校してくる生徒に「ヒガンバナや!!」と観察を誘ってみたりする。
 校庭でもっと注目しているグランドの東端のスミ、校門近くの「定点観測地」のヒガンバナ、ほぼ満開になった。
雨のなかではあるがみごとである。ここ数日は楽しめそうである。
▼今日から10月だ。今年度の後半のスタートであった。
授業の方もピッチをあげている。中学校3年間の理科の授業の全てを「記録」に残すという試みも、後、半期で終わりである。失敗とか成功のレベルでなく、「事実」として記録を続ける。
一昨日の授業である。
「音の速さ」の授業である。
教科書を読む、計算をするだけではもったいないところである。
実際にグランドでやってみたい気持ちもあるが、準備や時間のこと考えるとなかなか踏み切れない。
そこで、以前から注目をしていた。
◆NHK教育『大科学実験』
を利用させてもらうことにした。
名前のとおり、教室ではなかなか実現しない大がかりな実験をわかりやすくやってくれている。
「物理実験はダイナミックに!」の鉄則が生きている。
ダイナミックなだけではない。その「ふしぎ!?」を追いかけるスタンスは等身大である。
けっこう気に入っている。
▼その大実験も今は、実験18まで来ているが、その第一回目の
◆実験1「音の速さを見てみよう」
理科室で見た。
ネットに直接つながっていない環境にあるので、ちょっと苦労したがいろんな人の助けも借りて、何とか見れるようになった。ありがたいかぎりだ。
 やっぱり面白い!!
340m/秒は印象深くインプットされただろう。

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