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コケの森に「クマムシ」は生きていた!!

▼昨日も、私は残された「宿題」を片付けるあいまに理科室にこもった。二回こもって、あわせて1時間30分を越えていた。少し、秋の気配がしてきだしたといってもやっぱり暑かった。しかし、そんな暑さは気にならなかった、もっともっと気になることがあったからだ。
 「クマムシ」である。理科ハウスの山浦安曇さんからいただいたサンプルカプセルのなかに、確かにそいつは居た。生きていた!!なのに画像に収めようとして、そいつを見失ってしまった。
巨大な「乾眠」状態のものかと思ったものも、どうも疑わしい?なにか別の生物???
▼仕切り直しをすることにした。いただいたもうひとつの方で挑戦である。採集したコケそのものをいただいていた。そちらの方だ。
 いただいてから、もう20日以上たっている。
 その間、なにもしていない水分の補給もなにもしていない。ずっと気にはなっていたが、それは後回しにしてしまっていた。一昨日、コケの半分をシャーレに移し、水を加えていた。
 それをほぐすことからはじめた。ピンセットと柄つき針で、コケをバラバラにしていった。
そして、顕微鏡で観察してみた。
Dscf0862▼まず最初に驚いたのは、コケの緑だ!!
コケたちはみごとに緑を回復していた。そして次が、うごくものだ!!
センチュウだ!
猛スピードで動き回るゾウリムシ(?)!!
名も知らないものが動き回っている。生きているのだ!!
20日以上も乾燥したままだったのに。
 そしてそいつは居た。生きていたのだ!!
 コケの森に「クマムシ」は、生きていた!!
森をゴソゴソのし歩く「クマ」のように…。そのスピードは、センチュウやゾウリムシのスピードにくらべるとゆっくりである。しかし、それは実存の足どりである。
「緩歩動物」とはうまくいったものである。
▼これは画像に収めなければとあせって、デジカメを接眼レンズにつけていると、また見失ってしまう。
懲りずに、またコケをかき分けて捜す。
そんなことしていると時間の経つのはすぐだ。
1回目の発見から一時間はすぐに経っていた。いったん時間切れで引き上げた。夕方になって、それでも「もう一回」と顕微鏡をのぞいた。
 居そうな場所がなんとなくわかってきた。
他の動物たちが、活発な動きをしているところだ。そこには「生命」の気配がある。
それにしても、コケの森の生命の豊穣さには感動してしまう。
▼次々と課題でてくる。
○「自校の校庭」「我が家の庭」のコケからも発見したい。
○今度は、きっちりと画像に収め、私の「自由研究」として生徒に見せたい。
○なぜ、コケでなければいけないのか。コケのすごさはどこに…。
○誰でも、いつでも見られる環境を理科室につくりたい。

誰でも、いつでも見れてこそ「科学」だ!!

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コメント

クマムシは泳げないので、遠心管の様な背の高い入れ物にコケごと入れて一晩置くと底に沈みます。それをピペットで吸ってやるとうまく回収できます。

そうすると、ガラスやプラスチックの上はうまく歩けないので、観察が楽になります。

投稿: ICE | 2010/08/28 09:45

ICEさん
貴重なアドバイスをありがとうございます。
「クマムシ」とも永いつきあいになりそうです。
アドバイスいただいことも、ゆっくりではありますが挑戦してみたいと思っています。

今後とも、よろしくお願いします。

投稿: 楠田 純一 | 2010/08/29 06:16

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