【授業】「ライ麦一本の根の長さは…」
▼今朝も、大賀ハスの観察からはじめる。水を昨日の朝に入れ替えてやった。それは、どうやら正解だったようだ。なんとなく成長スピードがアップしたような気がする。先発の方の根はすごい様相になってきた。葉もうつむき加減だったものが、顔をあげたように光に向かってきた。後発の方の根も、どんどんのびてきている。タイムラグを設けながら、ふたつが進行していくからこれまた面白い。
▼授業の方も、後発のクラスの「根のはたらき」の授業を昨日やった。
まずは「根の働きは…」と問うてみた。
即答があった。
「水を吸う」
「土のなかの養分を吸う」
そして
「からだを支える」
「地面にへばりつく」
ここまで板書でまとめておいて、あの「タンポポ研究」の成果物タンポポの根のミイラを見せた。
▼私があの散歩で手に入れた根も見せた。そしてふたつのタイプがあることを紹介した
●主根ー側根型
●ひげ根型
である。
おおまかには、ふたつのタイプがあること、さらにはいずれもが根毛によって表面積をふやし、水を吸い上げることに必死であることを強調した。
▼資料に「サボテンの根」「トウモロコシの根」の図をプリントしてくばった。
深さ10㎝くらいで、浅く、広くはびこって、ときどきしか降らない雨を吸い上げるサボテンの根。
そして網のように密集したトウモロコシの根。
いずれもが、そこに水を求めて必死に生きる姿がある。
きわめつけが次だ。
『約30㎝四方、深さ56㎝の箱に一本のライムギを植えると、4ヶ月後には根毛を含めた長さが一万1200キロ、表面積が650平方メートルにという根を作る。』
と紹介してある。
なんいう長さだ。11200㎞!!
地球の直径は、1300㎞だ。ちょっとにわかには信じがたい数値だ。
▼ 授業が終わってからも、調べてみた。
いろんな人が、いろんなところで引用している。そして同じ数値をあげている。
出典もとになる研究か゛あるようだ。まだ、そこへはいきついていない。
ぜひとも知りたいものだ。
これは、ぜったいにすぐれた教材であることはまちがいない。
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