【授業】植物の分類なんて簡単だ!!
▼机の上の大賀ハスが「発芽!」から約一ヶ月が経過した。発芽が先行した方の種子は、半透明のモヤモヤ物質に囲まれ、一番に空中に飛び出してきたは、すっかり枯れ垂れさがっている。根は、瓶の半分ぐらいを占めて伸びている。葉茎はのび絡まっている。後発の方も、ほぼ同様の姿である。空中へ突出した葉は、まわりから黒ずんできて、いまでは中心まですっかり黒くなっている。
もう限界とみた。この週末には水の入った土中に「引っ越し」をしてやろうと思う。
▼授業の方も、昨日ひとつの区切りをつけた。長くやってきた「植物の世界」であるが終わりにした。最後に登場させた植物は、「ソウ類」である。コンブ、ワカメ、アオミドロなどの名前を出した。
そして、お気に入りの「ソウ類のうた」でしめくくった。
根・茎・葉の区別もない、花や種子もない。
いつでも どっぷり 水の中
でも 葉緑体はもっていて
光と水とミネラルで 育ったり 仲間をふやしたり
そういう植物のなかま ソウ類 という
極地方式研究会『植物の世界』からの引用である。それにしても、うまくいったものである。
語呂がいい、ソウ類だけでない植物のくらしをうまくまとめている。ずっとお気に入りだった。
▼次には、この水中のソウ類からはじめて、進化のプロセスを大まかに追ってみた。
光と水をもとめてのドラスティクなくらしを
根・茎・葉、維管束の起源がみえてくる。胞子から種子へ、より巧妙な生命のリレーの多様さがみえてくる。
分類のための分類をやろうとすると、その多様さが複雑にみえてくるが、光と水を求めての進化のプロセスを考えてみると、この多様さが感動!!になる。
植物はほんとうに面白い!!
授業は終わっても、植物の「ふしぎ!?」は終わらない。
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