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【授業】最初の陸上征服植物たち

▼やっぱりそうだ。梅雨だからと雨がずっと降っているわけではない。雨と雨のあいだには晴れることもある。昨日がそうだった。太陽からの日射しは真夏を思わせるものであった。一昨日の雨でいったん落とした水をたっぷり含んだ大気がどんどん暖められた。そう最初の陸上征服植物たちの時代も、こんな天気だったのだろうか。
▼授業は「シダ植物」に入っていた。シダ植物をもってくることを課題として出していた。
ところが、現実に用意してくれたのは数えるほどしかいなかった。
 必ずしも身のまわりにあるから、よく知っているというものでもない。あの葉っぱの裏に「ブツブツのついているやつ」を目印にした。
 最初に教科書を参考にその仲間をあげることにした。
Dscf8876▼そして、いよいよ「ブツブツの気持ち悪いやつ」の正体を顕微鏡でみた。
ここではくばり、以前からやっている簡易観察の方法をとった。セロテープでそのブツブツにちょっと触れるだけ。それをスライドガラスに貼りつける。そして、顕微鏡
の低倍率でみる。
「なに!?このミミズみたいなやつ」
Dscf8882すぐに観察できる。ちょっと欲張りにセロテープにつけたところでは、黒いかたまりが見えるだけ、でもその端からこのミミズの乾燥してまるまったようなものがいっぱい見える。
そう、これが「胞子のう」だ!!
胞子を入れる袋だ。ちょうどそこから飛び出た胞子をみている生徒もいた。
▼観察を途中でとめて、何をみているのか説明した。
この仲間には、花が咲かないこと。花が咲かないから、実も種子もない。
この胞子でふえるのである。種子が「弁当持ち」で、より確実にふえていのに対して、この仲間の胞子は、数で勝負である。ひとつの胞子のうに入っている胞子はいくらくらいだろう。その胞子のうがいっぱい集まって、ブツブツのひとつをつくる。そして一枚の葉には、あんなにたくさんのブツブツが…
 そしたら、一本のベニシダからどれほど膨大な胞子が飛び出すのか、それは想像に難くない。
▼あらかじめ用意したベニシダで、根・茎(地下茎)・葉を確認する。維管束の存在も説明する。
そして、その時代の話をする。
その時代とは、このシダ植物が地上を征服した時代のことである。
ワラビ・ゼンマイ・ツクシ(スギナ)の巨大化したロボク、リンボク、フウインボクのようなワラビ・ゼンマイ・ツクシ(スギナ)の巨大化したようなものが森林をつくっていた時代のことを。
 架空の話ではない。私たちはこの大木の化石を「石炭」として掘り出して燃料として使ってきた。
まんざら「カンケイナイ」話でもないのである。

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