【Web更新4/11】10-15『中学校「理科」を構想する』了
青空や 花はひたすら 実にむかい
10/04/8 (木)撮影@安富
■楠田 純一の【理科の部屋】10-15
今年、15回目の週末定例更新のお知らせです。
15回繰り返した「時間」。最近になってやっと気づいたことがある。
この「時間」こそが、自然の「ふしぎ!?」を解く鍵である。
今さらと言われそうだが、私にとっては「今」なんである。
「宇宙」も「生命」も…その「ふしぎ!?」は、「時間」にある。
「科学」と「くらし」をつなぐのも「時間」
究極の整理学も「時間」
Time is science!
◆表紙画像集2010 校庭の樹木シリーズ サクラ
ほんとうに「花のいのち」は短い。昨日、もうすでに葉の緑がめだちはじめた、これはまたこれで美しい。
はかない命だからこそ、美しいという「美学」がある。これまた移り行く「時間」の美学なのかも知れない。
私には、花はすべて実に向かっているように見える、花は、みんな実へのプロセスに見える。
ここに繰り返す「時間」の美学がある。
◆『中学校「理科」を構想する』了
「構想」は、15回でいったん終了とした。構想と言っても、ほんと全体を俯瞰したにすぎない。なにか、具現化への秘策が抽出されたわけでもない。ただ、ひとつの発見をした。
それが繰り返し書いている。「時間」である。
中学校「理科」を貫く科学的基礎概念の形成、それが目標であると考えていた。そのもっとも基本的概念として「時間」を加えることによって、「ふしぎ!?」はうんと展望がひらけてくるような気がする。
では、どのように…。
それは、これからの一時間一時間の授業の展開のなかで明らかにしてみたい。
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