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【授業】ノートに何を書くのか。

▼等身大の「ふしぎ!?」宣言!の授業びらきの昨日は、いささか多忙なる日であった。
やっぱり「はじめて」は何度やっても緊張するし、欲張りになってしまう。ついついしゃべりすぎてしまうのである。
最初は、「中学校「理科」とは…」をしゃべりはじめた。
・物理(光・音・力)
・化学(物質・気体・溶解)
・生物(植物)
・地学(大地・火山・地震)
 一年で学習する内容を教科書をめくりながら紹介する。
少し控えめにと思うが、いつしか中学校「理科」のPR、「面白さ」の大バーゲンになっていた。
▼ここまでは、こちら側からの「面白さ」発見のルート紹介 だ。実は、ほんとうに面白いのは、科学の醍醐味は「等身大の科学」にあることを次にやった。
課題プリントをくばって、等身大の「ふしぎ!?」宣言のすすめをやった。初の宿題を出した。
▼次にやったのがノートの使い方、理科のノートには「何を書くのか」をやった。
【5つのルール「何を書くのか」】
(1) 日付
(2) タイトル
(3) 一時間一ページ
(4) <自分の考え>
(5) ふりかえり

 これまでの自分のノート術を「集約」して、5つにした。
ノートは、後ほど見るもの、未来の自分が「検索」かけるものという視点で考えてみた。
特に、(1)~(3)までは、その視点が濃厚である。
 もう間違いはない、この生徒たちは、より進化したWebの時代に生きる。
未来のWebの時代に生きる人間にとっては、クラウド「整理学」は必須である。それにつながるノート術を身につける必要がある。
▼(4)と(5)は、ノートの個性化である。
世界でたったひとつのノートにするための術である。ただ単に板書を書き写すだけでなく、そこに<自分の考え>
<自分のふりかえり>を「記録」するのである。
 思考のプロセスの記録化である。

こうして書いていると、追加修正したいところが、はやくも出てきた。
これから随時やっていこう。
私は、今、生徒と一緒に学ぶ、ノート術を「Twitter的ノート術」と呼ぼう。

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コメント

さっそく拝見しました。
しむけん @simken16でございます。

教師をされている方の、ノート術に対するご意見、
大変参考になります。

ちょうど我が家の子供が小学校に入学したばかりなので・・・
ノート好きになってくれると良いのですが。

また訪問させていただきます。

投稿: simken16 | 2010/04/14 21:19

コメントありがとうございます。
いろんな人の「ノート術」から学びたいと思っています。いろんな人にとっての「ノート」「手帳」とは、なんなのだろう。そんなことに興味があります。
それは、どこかで #e_textbookともつながってくると思っています。では、また…

投稿: 楠田 純一 | 2010/04/15 06:30

楠田さんも、生徒のノートに日付、時限だけでなく天気記号も書かせているのですね。日時は、クラスのページ数としての機能として説明しています。
 マイノートにすれば当然、1人1人個人によってページ数が違ってきます。同じ日に授業を受けたということが、同じ内容のページにつながりますからね。

投稿: 理科大好き人間 | 2010/04/18 21:17

理科大好き人間さん
おはようございます。ノート術については、これまでにもいろんなこと教えてもらいましたね。クラスの授業ノートを今も続けておられるのですか。それも理科係に書いてもらおうかと思ったのですが、今回はそれよりも「マイノート」にこだわりました。ひとりひとりが自分だけのノートをつくっていく。必ず<自分の考え><ふりかえり>を入れることを強調していくつもりです。
 目標は「ファラデーの日記」であり、未来において検索をかけることができるようにすることです。
Webの時代、クラウドの時代に通用する「ノート術」を身につけてもらいたいと思ったからです。
 またアドバイスよろしくお願いします。

投稿: 楠田 純一 | 2010/04/19 05:39

久しぶりに訪問させていただきました。まだ、力学が終えていません。一番早いクラスが力のつりあいです。
文化祭他で、時間数と1時間分の時間の減が響いています。個人のふり返り。やられているといいですね。いまつくづくと思います。面白い力学の「ふり返り」があればまた教えてください。お願いします。

投稿: 理科大好き人間 | 2010/10/25 09:30

理科大好きさん
コメントありがとうございます。
たしかに<ふりかえり>は面白いですね。
こちらが、あっそういうことだったのかと勉強になります。
生徒たちがなにに「ふしぎ!?」を感じているのかよくわかります。
力のところでは、最初の「ガラスの弾性実験」がやはり面白かったようです。あのガラスが…と。
少しだけ出したニュートンのライバル、ロバート・フックにも興味をもったようです。
それは<ふりかえり>を見せてもらってはじめてわかりました。

投稿: 楠田 純一 | 2010/10/26 05:04

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