« 中学校「理科」を構想する(8) | トップページ | 中学校「理科」を構想する(10) »

中学校「理科」を構想する(9)

Dscf6812▼新しい年度がはじまる。それは、私にとっては現役最後の一年のはじまりである。
どんな一年にしようか。いろいろ考えてしまう。
 昨日、休みに入ってやめていた早朝の校庭の散歩をした。定番コースの途中に気になっていたそれはあった。
誰のものかわからぬ「繭」である。これに変化があった、その繭のシェルター役をしていたクヌギの葉がすべて落ちてしまっていたのである。繭はまるはだかである。舞い戻ってきた寒風にゆれていた。
果たして、この後どう変化していくのだろう。
 どんな生命の営みのドラマが待ち受けているのだろう。私は知らない。
▼「生命の営み」がこれほど、面白いと思ったのは、実は自分が理科教師になってからだった。
生命の営みの豊かさ、すばらしさを生徒たちと一緒に学びながら、やっと最近もっとも本質的で、究極の「ふしぎ!?」に行き着いた。それは
「生命とは?」
の問いである。
これをこの領域の柱とする。そんな「構想」を描いてみたい。
まずは、この領域の概観をする
【第1学年】
『植物の体のつくりと働き』
・花のつくりと働き
・葉・茎・根のつくりと働き
『植物の仲間』
・種子植物の仲間
・種子をつくらない植物の仲間
『生物の観察』
・生物の観察

 自分自身の生物観の変遷をふりかえってみても、いちばん大きく変わってきたのはこの「植物」についてである。学生時代に、きっちりと「生物」の学習をしてこなかった私は、これを苦手であると思い込んでいた。
とりわけ植物についてはそうだった。「あまり、草花の名前も知らないし…」程度であったのである。
▼その認識が大きく変わったのは、やっぱり授業であった。授業で生徒たちに学びながら、先行する多くの実践に学びながら、植物が面白く見えてきた。
 そのころ特に面白い思ったのは、「つる植物」だった。根・茎・葉のはたらきをもっとも象徴していると思った。
その「生きざま」は動物以上にドラスティクだと思った。
そのころに、
授業テキスト『植物の世界』 
をつくった。
 そのあたりの構想への思いは今も続く。
 学習指導要領の改訂で、内容的にも、これらもやれる時間が確保できそうである。
単に、そこに回帰していくのでない。
 その後、自分が学んできたことを追加して、あらたな実践的検討をすすめてみたい。

|

« 中学校「理科」を構想する(8) | トップページ | 中学校「理科」を構想する(10) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 中学校「理科」を構想する(9):

« 中学校「理科」を構想する(8) | トップページ | 中学校「理科」を構想する(10) »