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中学校「理科」を構想する(12)

Dscf6835▼大賀ハスの蓮根を植え替えてから、はやくも一週間が過ぎた。今年度の観察がはじまったのである。どうしたことか、あの一週間前の泥のにごりはいっこうにおさまる気配がない。たいがいの泥田であっても一週間も経てば水は澄んでくるものだが、「観察池」の水はそうはならない。まさに、混沌のままである。
「時間」を追っての観察、今年も続けよう。
▼昨日の夜には、再びテレビで上田泰己氏をみた。彼は言った、時間にはふたつあると。
「何度も繰り返す時間」と「移り変わる時間」が…。生命の営みにおける「時間」、これが彼には見えているようだ。
番組をみていて思った。
「時間」こそが「等身大の科学」の謎を解く鍵である。
と。
 それは、「生命の営み」の領域だけでない。次なる「地球科学」の領域においても言えることだ。
構想を続ける。
【第1学年】
『火山と地震』
・火山活動と火成岩
・地震の伝わり方と地球内部の働き
『地層の重なりと過去の様子』
・地層の重なりと過去の様子

 なんと思考がすっきりしてくることだろう。「時間」を持ち込むことによって、今までもやもやしていたものの正体がわかったような気分になる。
 この単元においても、「時間」軸でみていくことはきわめて有効な科学の方法である。
これまでの実践はアウトラインだけを残している。
【大地の動きをさぐる】
においても、「大地の動きを「現在進行形」でとらえよう。」とサブタイトルをつけている。
やっぱり、時間軸を持ち込もうとしていたのだ。
この学習を魅力的にし、面白くしているのは「時間」である。
・あらゆる地形が大地の動きの歴史的産物である。
・石ころひとつにも、大地の動きの証人である。
・あの山は、あの川は…、あの坂道は…。それを等身大の「ふしぎ!?」で追いかけたら地球の歴史がみえてくる。
 いっぽうでこの学習の理解を難しくしているのも「時間」である。
大地は動いていると言っても、その時間スケールがちがう。
「何億年前は海で…」「数百万年前の火山活動は…」「…」
これだけでは、チンプンカンプンである。もっともである。
できるだけ等身大で思考できるもの持ち込みたい。
たとえば「AT(姶良火山灰)」である。テフラ時計を持ち込むのである。地層の「時間」が一挙に身近なものとなるのである。

 この「構想」を具現化する最後の機会だ。可能な限りの「記録」を残してみたい。
 


 

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