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新・私の教材試論(27)

▼行事ごとがあるときには、天気の変化が気になるものである。来週には「卒業式」がひかえている、だからこの後大気はどのように動いていくのか気になるところである。「にわかお天気予報官」になって、空と天気図ながめながら考えてみたりする。それも、また楽し!!
▼授業は終わってしまった。いろいろ「整理」していこうと思う。最後の授業の実験を思い出していた。もう少しこだわってみよう。これまでにも、けっこうこだわってきた。この実験に関して、実践報告を書いたこともある。
※「水からほんとうに水素が出てくるか?」楠田 純一『ストップモーション方式による授業1時間の授業技術 中学理科2年』(学事出版 1990)
 それは、もう20年も前のことになる。その後も、何度か実験書に紹介したこともある。
ともかく、ながいあいだの私の「お気に入り実験」である。
▼どこが気に入っているのか。それは、この実験の開発者である故古川千代男先生と共通するところがある。
今回のランキングでも、けっこう上位に入ってきた「水の電気分解」であるが、ここにはちょっとダイレクトさを欠く点がある。水の電気分解をするのに、うすい水酸化ナトリウムを加える。もちろんこれは実験の操作上のことと、簡単ながしてしまってもいいのかも知れない。
 「あの水から水素と酸素を取り出せる」そこに焦点化していけばいいだけである。
 でも、どこかにすっきりしないものがある。
もっと、ストレートに行かないものか。
「化学反応式で考えていいんだ!!」
「原子が見えたら、物質の世界は簡単!!」
それにダイレクトに応える実験が、これだと思っている。
▼昨日書いた「水の成分をマグネシウムで調べる」古川 千代男『やさしく本質的な理科実験3』(評論社)
によれば、この実験のルーツをヴェルホフスキーの『化学実験教授法』でみつけている。
マグネシウム点火を「ニクロム線にリモコン点火」装置にしたのが、古川氏の開発したところであるという。
これはすごい開発である。
「3K(感動・簡単・きれい)」に「1A(安全)」をプラスしたのである。
これで、安全に確実に成功するようにしたのである。
▼こんな、すばらしい実験なのに、まだまだ定番化していない。それはすごく残念である。
そこで、この実験の普及に挑戦してみたいな。と思ったりする。
点火装置自体は、ステンレスの焼串を利用したりして、比較的簡単につくれそうである。と言いながら、私自身は、古川先生から分けていただいものをずっと使っているのだが…。(^^;ゞポリポリ
どこかで、共同でこれを「作る会」をしたいな。
次に、点火のために、ニクロム線に電流を流すのに、今回もスライダックスを使用したのだが、持ち運びに大変である。だいたい10V~20V電圧があれば、十分なのである。今のことだから、なにか別の方法は考えられないだろうか。そして、加熱であるが、今回はあえて普通教室でやった。
トーチランプで十分だった。
 よりこの実験を進化させていけば、いつでもどこでも体験することができるようになる。
そしたら、この水の「ふしぎ!?」を、簡単に見せることができるようになる。
春の陽気とともに、またひとつ「夢」がふくらみだした。

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