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新・私の教材試論(26)

▼久しぶりに、佐藤可士和の「整理のプロセス」に目をやった。「空間の整理」「情報の整理」「思考の整理」とならべてみる。とっかりはいつも「空間の整理」からはじめっていたはず、でもそれが最近いいかげんになってきている。あるレベルに達すれば、どこからはじめてもいいのだろうが、いつまでも「初心者」の私には、どうやら順番がありそうである。そして、この3つの「整理」にプラスして「時間の整理」が必要なようだ。
▼中学校理科【実験・観察】ランキングにふれながら、続けている教材のこと考えてみる。新・私の教材試論をつづけてみる。
 このランキング、テストに付け足しのようにして聞いたものだ。だから、時間をかけて考えたものでもない、またこちらが実施したものを一覧にして並べておいてえらびだしたものではない。
 記憶だけをたより、そのとき思い出したものを、生徒自身が書き上げたものである。それを加味してもういちどランキングをみてみる。そうすると「これからの教材」に大いなるヒントをくれているように思う。
▼これからの教材に関する私の仮説の法則を思い出してみる。

○3K(感動・簡単・きれい)1A(安全)の法則
○3H(ホット・本質的・ホンモノ)の法則

まんざらでない。この2つの法則にあてはまるものが多いように思う。
ダントツトップの「土壌動物の観察」には、たしかに「感動!」があった。こんなにたくさんの多様なる生きものが土のなかに生きている。自然界にあって、それなり役割を果たしながら…。けっして単なる「虫けら」ではないのだ。
それは、ホンモノでもあった。
▼カルメラ焼きの人気は、やっぱり不滅だ。この魅力は、法則すべてを内包している。そしてなによりも、自分の手を使ってというところがいちばん受けるのだろう。「失敗」したって、これはまったく「失敗」でない。化学を等身大にひきつけたということでは「大成功」なんである。
鉄と硫黄の化合のインパクトは、教材史が教えてくれるところである。
電気分解関係が多くあがっているのは、示唆してくれているところが大きい。
▼水を電気分解すると水素と酸素が発生する。このときの化学反応式を中学校で最高に重要だと教える。
「原子がみえる」ようにするためのプロセスと考えている。
それは、きっと正しいだろう。
でも、それアタリマエにしていいのだろうか。
考えてみると、滅茶苦茶「ふしぎ!?」なことではないだろうか。
水から「水素」「酸素」が出てくるなんて…
原初なる「ふしぎ!?」を置き去りにしては、すぐれた教材はない。それを教えてくれているように思った。
▼そこから発展して、私は、とってもだいじなやり残している実験を思い出した。
そして、それを「さよなら授業」でやってみることにした。
もうひとつある。教えられることが…。
人気教材には必ず、それなりわけがある。
そして、そのような教材には「教材史」がある。
その「教材史」をたどってみることは、これからの教材開発には必須である。
それは、とても楽しい作業だろう。できるとこからはじめてみようと思う。

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