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【授業】『科学技術と人間』はどのように

Dscf5916▼昨日の空は雲が多かった。カレンダーの「天気表」になんと書こうかと迷った。「曇り」と書こうか、「晴れ」と書くべきか。結論として、これは「晴れ」とした。青空だってみえているし、雲が多いと言っても9割以上ということはなかろうと見たわけだ。しかし、こんなにも雲があるということは、上空に水蒸気がそれだけのたくさんあるということだ。飽きもせずに、自然は同じようなことを繰り返している。
 それにくらべ人間とは(人間いっぱんにしてしまわないで「私」と言った方がいいかも)なんと飽き性なんだろう。同じであるはずのない自然の繰り返しを「同じ」と見てしまい、飽きてしまう。そこに新鮮な「発見」も、「感動」もない。困ったものだ。
▼授業もそうだった。その傲慢さが邪魔をしてしまった。
先行するクラスでは2分野の総括単元『自然と人間』から1分野の『科学技術と人間』にうつった。
同様の戦略を考えた。一挙に教科書をなぞって、その後に卒業論文第2弾「科学技術とこれからの私」に行こうと思った。それは、わかっているつもりになっていた、私の失敗である。
わかったつもりになった瞬間から、「科学」は失速するのである。
▼リベンジを期するためにも、シナリオを少しふりかえってみる。
教科書をなぞるところからはじめた、こうだ。
「エネルギー資源」
・生活を支えるのはどんなエネルギーか
・限りあるエネルギー資源
 化石燃料
・いろいろな発電方法
 水力発電・火力発電・原子力発電
・エネルギー資源の不足を解消するには
 バイオマス
 コージェネレーションシステム
 地球温暖化 ダイオキシン
…とつづく。

なぞっていくだけでは、何も見えてこない。なんども「失敗」の経験をしてわかっていたはずなのに…。
さあ、次はどうするかだ。

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コメント

渡部@大阪市立科学館です

教科書は、科学技術と人間 といいながら、エネルギー活用と人間という切り口で並べられていますね。この辺は、国の政策とのからみなんでしょうが、ちょっと偏りが激しすぎますね。

たとえば、美味しいものと人間という切り口とか、ファッションと人間という切り口とか、いろいろあるでしょうに、なんで、こんな大所高所の話からなのかなあ。日常からはじめても、いろいろあるのに。

歴史をふりかえると、科学技術と人間の歴史は、火の活用からはじまっていますよね。おそらく。まあ、その前に石器かな。

火を起こしたり、消したり、持ち運んだり、絶やさないようにしたりすることは、光と暖かさと、外的からの安全をもたらした。

それから、調理ですよね。最初は、焼くだけだったのが、蒸すとか、あぶるとか、いろいろでてきた。蒸すためには、土をかけるとか、あぶるためには、火で燃えてしまわないような棒を工夫したり、どう、棒をたてたらよいか、そんな工夫をした。

焼くと、食あたりがしないといった体験もしたはず。それから、味が変わる。まさしく化学!

そのうち、土器をつくる、土を焼くことでかたく丈夫なものが作れるようになる。さらに、金属を活用するようになる。鍋なんてその最たるもの。そのために、高温が必要になって、ふいごなどが工夫された。

さらに、かまどを作ったり、高温で燃やすための燃料を工夫したりする。生木よりは、乾燥した薪、うまいものを食べるためには、いろいろやる。石炭や石油も発見された。燃えるものとして重宝に思われた。

時代はくだって、圧力と熱の関係がわかるようになると、圧力釜が工夫される。さらに、ガスなどで調理ができるようなコンロが発明される。もっと時代が下ると、電子レンジでチン。さらに調理のプロセスをコンピュータが管理するようになる。

保存というのも見逃せない。最初は土をかぶせておく、それが塩漬けの発見。冷蔵すると日持ちするといったこと、漬け物や燻製という保存技術。
冷蔵庫の発明、電気冷蔵庫の発明。殺菌や真空フリーズドライ、ポリカーボネートの発明でレトルトで、カレーなのににおいもせずに保存できるようになる。

食べ物を輸送する技術も格段にすすんだ。京都では鯖街道があった。京都は、美味しいものが食べられなかった。特に動物タンパク。だから、魚を峠を越えて運んだ。漬け物が発達した京都。

でも、いまや、アフリカから鮮魚が空輸される時代。食物も、より育てやすいように品種改良。その前に、ハーバーボッシュによる窒素固定による緑の革命。

科学技術って非常に身近なものですよね。エネルギーなんてところから考えると見えにくい。

投稿: 渡部義弥 | 2010/02/09 12:15

渡部さん
おはようございます。
とても興味深いコメントをありがとうございます。
コメントを読み返すうちに、私は、あのファラデーのことを思いだしていました。
そして
・「科学」とは
・科学技術とくらし
・等身大の科学
・常民の科学
等々 もう少し考えてみます。

投稿: 楠田 純一 | 2010/02/10 04:06

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