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【授業】やっぱりいた!「虫けら」たち

▼「立春とは名ばかり」は、あいさつ文の常套句だ。しかし、逆もまた真なり、さすが立春である。どこか、そこかしこに「春」の気配がある。足もとのホシノヒトミが目立ちはじめ、冬芽もますますあたたかく膨らんできているように見えたりする。植物たちの方が、いちはやく春を感じているのかも知れない。
Dscf5755▼土のなかの「生きもの」たちも、そうなのかも知れない。
授業の方は、土壌動物たちを観察してみることにした。「片足の靴の下の土壌動物の数」の図ほど、多様にたくさんみつけることはできないにしても、別に特別の場所でなくても、研究者の眼でなくても、みつけることはできるはず…。
 どこの場所の土を持ち込むか迷ったが、最終的に二カ所からにした。
ひとつは、理科室から見える、クヌギ林の土。もうひとつは、校庭のケヤキの葉を掃き集めているところの土にした。それぞれの場所からバケツいっぱいの土を持ち込んだ。
▼「観察」といってもダイレクトで簡単だ。
例の「土壌動物」の図をみながら、この図ような動物たちがきっといるはずだからさがしてみよう。
使ったモノは、ルーペ(×20)、虫眼鏡、ピンセット、枝つき針、つまようじ、ペトリザラ、水槽、双眼顕微鏡、顕微鏡などなどである。
 制限時間一本勝負だ!!
Dscf5779▼バケツの土を水槽に入れ、班にもっていく。新聞紙の上にひろげ、ルーペで観察しながら、土壌動物たちをみつけていく。
みつけたものは水をはったペトリザラに入れていく。
これは!というモノをみつけたら双眼顕微鏡でみてみる。
たったそれだけの作業だ。
最初は、半信半疑だから、作業のスピードはにぶい。
やがて、だれかが奇声をあげる
「ギャー、キモ~!!」
「こちっも、キモ~や!!」

やがて、「キモー」比べがはじまる。次々と「発見」競争になる。
双眼顕微鏡でのぞいて、またまた奇声をあげている。大発見があるとそちらへみんな
「見せて!見せて!!」と集まる。
▼誰かが、双眼顕微鏡をのぞきながら言い出した。
「これ、ひょっとしたらクマムシ!?」
みんながあつまる。
「これ違うで、これ(トビムシの図をさして)やろ」
「クマムシは、こんな…」と2年の「動物の世界」の学習のはじめに配ったクマムシのプリントを持ち出すものがいた。((゚o゚)ゲッ!!持っていてくれたんだ。私は、そのことの方が感動した。)
「クマムシ」論争がしばらく続いていた。
…。
すぐに1時間がすぎてしまっていた。
そして私は、いつしかあの大関松三郎の詩集『山芋』にある「虫けら」の詩二編を思いだしていた。


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