イオン動かすにはうんとエネルギーが…
▼今朝起きて、外に出てみた。晴れている!!オリオンがきれいだ。月はない、そうだ今日の明け方は「しし座流星群」だ。これを早めに書いてしまっておいて、空をながめてみよう。
次の単元を意識してか、空を見上げることが急にふえてきた。首がいたい、だけど冷たい空気いっぱいに吸い込んで、星空を眺めていると、宇宙旅行気分になる。想像は安上がりだ!!瞬時に時空を超えて新しい世界が見えてくるのだから。
▼授業の方は、約175年前の我らがファラデーを想像していた。
●1834年 電気分解の二つの法則 「anode」「anion」などを造語
と彼の年譜に書いてある。
いったい彼にはなにが見えていたのだろう。
授業の方では、前時の「塩酸の電気分解」を「電子のやりとり」で見ていくようにした。
この「電子」が見えたら、イオンが見えてくる。「電気分解」「電池」も見えてくる。
21世紀の授業では「電子」は実存である。想像ではない。
▼少しだけ、時間をかけてていねいに「電子のやりとり」で、やった実験を「マクロ」と「ミクロ」をつないで説明する。
ときどき我らがファラデー入れながら。
陽イオン(+)が陰極(-)に、陰イオン(-)が陽極(+)に…
簡単だ!!
この簡単が大切である。ほんとうに大切なことは簡単だ。
このロジックは普遍である。
▼次いで、塩化銅の電気分解をみていった。実験そのものは2年生のときにやっている。やっているからといって、「電気分解」が見えていたわけではない。ここでも「電子のやりとり」でみていった。
演示実験は再度やってみた。
手回し発電機でやってみた。私は、これは手回し発電機でやるのがいちばん気に入っている。
イオンを動かすにはうんとエネルギーがいるぞ!!
を実感する。
我らがファラデーもこれを知っていたら賛成してくれるだろう。
| 固定リンク
コメント