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【授業】イオンになりやすさ

▼今朝起きたらすごく冷え込んでいた。その冷え込み具合は、今季いちばんと感じた。きっと凍てつく星空がみられるものだろうと予想をしながら、例の非接触温度計を外にでてみた。予想ははずれていた。全天雲が覆っていた。その合間から、星がひとつふたつのぞく程度であった。
 部屋に帰って、今度は武田さんの南極の空をみることにした。「わわーなんと美しい!!」思わず声が出る。「グリーフラッシュ」こんなものが、十数分間に20回以上も見られるなんて…。「日没の空」もいい。日没の「青空」なんて…これを見せてもらっていると、私たちは「地球号」のなかに生きていることを実感する。そこには、空だけでなく、あたりまえだが、「イオン」もあった。海水からの食塩の結晶である。
Dscf3621さあ、私は日本の「イオン」を追う。「電子のやりとり」でイオンを追っていた。
電気分解の次は、「イオン化傾向」少しだけやった。
塩化銅の青い水溶液から「10円玉の銅」を取り出すという驚異の実験の後に、ぜひあれを見せたかったからだ。
塩化銅水溶液にスチールウール(Fe)を入れる。
それだけだ。!!
「十円玉の銅」を取り出すには、あんなにエネルギーがいったはずなのに、ここでいとも簡単に取り出すことができる。見る見るうちに液は、青色がうすくなっていく、赤褐色のモロモロの銅が付着していく。
これは「どういうことだ!?」
▼イオン化傾向に深入りするつもりはない。「このつづきは高校で…」と前置きをしながら、ここでも「電子のやりとり」で、説明をした。イオン化列も一応は書いてみた。(憶え方も、そんなこと家庭で話題なることを少し期待して…)
少し擬人化もしながら
「鉄は、自分よりもイオンになりにくい銅がイオンになっているのが許せなかった。」
「そこで、鉄は電子2個を銅イオンにおしつけて、自らがイオンになった」
「電子を押しつけられた銅イオンは、銅原子にならざるをえなかった」
等々
「電子のやりとり」それは次なる「電池」につながる。
いよいよ次は、「電池」である。

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