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【授業】ヒガンバナはどのようにして殖えるのか。

▼2009年度の後半のはじまりである。朝、外に出てみると星が見えた。久しぶりに秋雨からの解放である。ありがたい。流れる空気に肌寒さを感じる。
 遅れてきたヒガンバナにも、青空が欲しい。
▼さあ、授業だ。ピッチをあげていく。動物の有性生殖に引き続いては、植物の有性生殖である。これまでの日本の理科教育では、こちらの方がなじみがあるように教えてきている。
小学校以来の学習のくりかえしという部分もある。
だからといって、日常概念と科学的概念がうまく重なり合っているとはかぎらない。
そのことは、この部分に限ったことではない。
『花は生殖器官である』あたりまえと言えば、あたりまえのこと、しかし、これは大きな大きな「ふしぎ!?」に値することなんだ。
 それをあらためて認識したとき、驚きと感動があるはずだ。それを逃してはなるまい。
 黒板に大きな花のモデル図を板書しながら、その「からくり」を説明していった。話をすすめながら、次なる「ふしぎ!?」と「感動」が押し寄せてきた。
「動物と同じからくりで殖えるのだ」
 なんと、初歩的な生物学的な事実だろう。
 しかし、今朝、溝で見たカエルも、家の愛犬も、そして通学路で見かける草花も、そして私たち自身であるヒトも同じからくりで殖えるなんて、なんと「ふしぎ!?」なことなんだろう。
この「ふしぎ!?」は置き去りしてはならない。
▼次なる「殖え方」、からくりに話を移した。「無性生殖」である。
これは、きわめて単純、ちぎれて殖えるだけ!!
しかし、単純だからといってあなどってはいけない。複雑な「かなくり」がない分、スピーディである。
そこには、生命の原形がある。リコリスさんは言われた「自己増殖力」こそが生命そのものと。
Dscf1691▼「無性生殖」の例をいくつかみたあと、もちろん「プラナリア」そして我らが「コウガイビル」もあげた。
そして、教室の窓の外を見た。そしたら、遅れてきた校庭のヒガンバナが見えた。
さらに、遠くに目をやれば、あぜ道を真っ赤に染めたヒガンバナがまだ、健在だ。
あいつらは、あんなみごとな花を咲かせながら、3倍体が故に、種子をつくれない。ならば、あのヒガンバナはどうやって殖えていったのだ。
 ヒガンバナ第二の「ふしぎ!?」と授業がリンクしていった。

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