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校庭のヒガンバナは

Dscf0755▼昨日は、朝から雨だった。その雨とヒガンバナには、深い関係がありそうだ。しかし、それを詳しくは知らない。
定例の朝の散歩は、いつもと同じコースだ。その散歩の終わり近くになって私は、それをみつけた。
校庭のヒガンバナだ!
 昨年から、少なくとも三か所でみつけている。
 そのひとつは、校門近くだ、門柱のすぐそばだ。おそらく一株だけだろう。
まだ、花茎は芽をだしたばかりである。一昨日は気付かなかったのに・・・。
どうして、ここへやってきたのだろう。グランドの土と一緒にここへやってきたかのだろうか。
松江先生の「32年間で1球が926球に分球する」という研究からすると、そんな年月は経ていないような気もする。
意図して、誰かが校庭に持ち込んだのか。
自然の作用によるものなのか。それを推理だけでもけっこうおもしろい。
▼散歩の後、職員室の自席にすわって、窓の外をみた。そこからも、見える位置二か所、北側と南側にヒガンバナの株があるのだ。いずれも土手である。なんと、贅沢な場所だ。
Dscf0769昨日みつけたのは、北側の土手、桜の木の下である。そこに、数株ある。
坂道の土手だけに、そこへは流れてきた可能性が高い。
道路工事と関係あるかもしれない。ここも、同程度に花茎を伸ばしていた。
 けっこう注意深くみていたつもりだが、ひとつを発見してみる観察とはちょっとちがうようだ。
いまのところ、この二か所だ。さあ、今年は何箇所まで校庭でみつけることができるだろう。
▼「校庭のヒガンバナ」に注目するのはいくつかの興味ぶかいところがあるからだ。
・校庭というところで、すぐさま「教材」になりやすい。すぐに一緒に観察ができる。
・葉の季節になっても、「この通り」とすぐ観察できる。年間を通しての観察ができる。
・フィールドを限定することで、そのヒガンバナのルーツをさぐることができる。
・その「ヒガンバナ物語」がつくれる可能性がある。
まだ、まだありそうだ。
学校でも「定点観測地」をつくって、観察をつづけていきたい。

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