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新・「自由研究」のすすめ試論(22)

Dscf0597▼朝の散歩で見るヒガンバナは、赤く燃え立つ松明の行列に向けて、着々とあちらこちらに火がつけられたようだ。稲穂の実りにあわせるようにしながら。
 ふっと思う「ふしぎ!?」。これらは、三倍体の遺伝子をもつ、ならば種子をつくらない。ではこれらはみんな、分球によって増え、水ないし動物(人為的)が運んで勢力範囲を拡げていった。では、こいつはどこから来たんだろう追いかけることができるのではないか。これまでの研究家たちがやったきた試みだ。
追試はどこまで可能か。「ルーツを辿る旅」を夢想してみたりする。
▼新・「自由研究」のすすめ試論をつづける。
「仮説」とも現段階での「検証結果」とも言えるものかも知れない。
(2) 「ふしぎ!?」はつなぐことによって豊かになる。
  等身大の「ふしぎ!?」、それ単独では一歩もすすまないし、それだけでは単なる「なぞ、なぞ」にすぎない。
いろんなところにリンクしていく。いろんな「ふしぎ!?」につないで行っている。それが面白い。
 どこに、どのようにつなぐか。そこが「自由」なんだ!!
だから、「自由研究」というんだ。決められたコースではない。
 これまでの授業のなかでの「ふしぎ!?」とつないでくれたケースも結構あるのがうれしい。
▼また、これを続けることがあるかも知れないが、それがいつともわからないので、とりあえずもう少し結論めいたこともメモしておく。

(3) 「アカソナキ」方式は有効である。大なり小なりこれを繰り返す。
 自分もこの夏「日食」「大賀ハス」「熊楠」「コウガイビル」等を追いかけた。そのなかでの思いつき、遊び心も手伝っての、自由研究の方法論の表明。
 生徒たちの研究発表を聞いていて、少しずつ確信するようになった。面白いと思える「自由研究」は、これをやっている。意識するしないは別にして、これを繰り返してやっている。
 そして、それが「面白かった」と言っている。

(4) 「自由研究」のすすめの究極は「学問」のすすめである。
 これは、昨年度からの繰り返しである。
 今こそ、21世紀向け、Webの時代向けの「新・学問のすすめ」が必要だ。
 

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