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コウガイビル分裂か!?

▼またしても持病の「ばっかり病」の発症か。夏休みに入ってからも、「日食」「大賀ハス」「熊楠」「ヒガンバナ」…そしてここへ来て、「コウガイビル」である。発症しだすと、自覚症状はあるものの、面白すぎてやめられなくなってしまう。困ったものだ。昨日も時間を忘れて顕微鏡を覗き込んでしまっていた。粘菌を追っかけていた熊楠も、こんなだったのかなと思いながら…。
Dscf9858▼昨日も、同じように袋のなかの「緑のものがある」液を、スライドガラスに一滴に満たない量だけこすりつけて、やっぱり17日にみたのと明らかに様子が違う。
 あの動く「生命体」の数がちがう。あんなにウジャウジャではない。しばらく視野を移動させてやっとぐらいである。でも、そこにいることは確かである。それをみつけるとほっとする。
「やあ、生きていてくれたか」と。うれしくもなってくる。
▼視野を移動させているうちに妙なモノをみつける。これは、あいつが生きていたときの残骸だろうか。また、まったく別の生命体の残骸か。そうだとしたら、それはなにモノなんだ。
 ここで、シロウトの強みである。大胆に「仮説」とも、「妄想」ともわからぬことを考えてみたりする。
 これは、コウガイビルの幼生の分裂途中の残骸ではないか。
Dscf9883
よりそこに焦点をあて拡大してみると、明らかに裂けていった途中過程に見える。「思い込み」とは恐いものだ。
▼翻って考えてみよう。そもそもコウガイビルはどのようにして殖えるのだろう。
例の『プラナリアの形態分化』のコウガイビルの項には、

 有性生殖を行い分裂しない非分裂型と、分裂によって増殖し、有性生殖のための交接器官のみられない分裂型とである。在来種のほとんどが前者であるが、外来とみられる後者のなかには、両生殖法を行うものもある。(同書p260)

 要するにどっちもありなんだ。そもそもあの袋のなかに「261日間」生きていた、コウガイビルはどちらのタイプだったんだろう。
 こんなこといろいろ考えていく前に、大前提ある。
今も袋なかに生きる「生命体」が、コウガイビルの幼生、赤ちゃんであるという前提である。
▼今日、『プラナリアの形態分化』の編著者でもある渡辺憲二先生の『幹細胞の生物学』の講義を聴く機会がある。
ナイロン袋ごと持参して、聞いてみようと思う。
なにかがわかるかも知れない楽しみである。

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コメント

こんばんは。顕微鏡を覗いている楠田さんと熊楠さんが重なって見えます。(^^)とにかく貴重な記録になるかも知れませんね。大賀ハスと並んで後日記録のアップ願いします。

投稿: sakamoto | 2009/08/20 20:28

コメントありがとうございます。
今、思っています。
ほんと理科って、いや科学って面白いですね。
実感です。「顕微鏡」ってほんといいですね。私も、自分の顕微鏡が欲しくなっています。
 今日は、昨日の講義繰り返しICレコーダで聞いていました。くわしくは明日書きます。
 「記録」のアップは、ゆっくりになりますがやりたいと思っています。いつかはきっと…。

投稿: 楠田純一 | 2009/08/21 18:51

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