新・私の教材試論(24)
▼昨日は、朝からほんと天気がよかった。朝の空は高かった。もうすっかり秋とよんでいいような一日だった。雲のない空を見上げての「雲見」も久しぶりのような気がした。
それにしても、この青空というのはいいな。空というのは、こんな色をしているのか。これが50㎞つづくのか。その向こうには…。と思っている「飛行機」だ。すごく近く(!?)を飛んでいるような気がする。これで、10㎞、10000メートルか。と自分のたつ空間を少し立体的にイメージしてみたりする。
それも、この青空故か。
▼もう、今日から授業が再開だ。頭を夏休みバージョンから、授業準拠バージョンに切り替えていかねば…。
そこで「新・私の教材試論」である。一応(23)までで一区切りを先日つけたところである。
そこで、今日は、「ふりだし」にもどって、すぐれた教材の法則
「3Hの法則」
・ホットのH…世間で話題になっているもの
・本質的のH
・ホンモノのH
のことから続ける。
▼具体例は、ふたつである。
ひとつは「iPS細胞」、もうひとつは「ウイルス」である。
いずれもが、今新聞の一面をかざるような話題である。これが、なんですぐれた教材なのか。
それを理解するためには、もっともっと基礎的なことを理解する必要があるだろう。妥当な考えである。
その理解のための基礎的な教材こそが、すぐれた教材だろう。それも言える。
しかし、私はそればかりをとらない。
生徒たち、学習者たちは、このことがトップニュースになる世間のなかで現在進行形で生きているのだ。
この話題のことと自分が今現在学ぼうとしていることときわめて密接に結びついていることを知れば、学びのモチベーションも変わってくるというものだ。
▼私は、この夏休みのあいだに、昨年の11月14日に偶然であったいきもの(生徒が「発見」してくれたのだが)=コウガイビルから、「iPS細胞」とはなになのか。その概要を教えられた。
コウガイビルの「ふしぎ!?」、261日間の不思議が「iPS細胞」につながっていたのだ。
このつながりが、やっぱり感動なんである。
そうなんだ、「話題」ことと「学習」とは必ずつながっている。そのつながりを「発見」させてくれるものこそ、すぐれた教材と言えるのだ。
そのとき、徹底して自分の等身大の「ふしぎ!?」にこだわることが大切と実感した。
▼もうひとつ、今のトップニュースが「ウイルス」である。学校が再開されて「新型インフルエンザ」の集団感染が危惧されている。
私は、一学期に、学校閉鎖明けに「そもそも「ウイルス」とは?」の授業をやった。自分自身が未消化のままで、十分授業と言えるものではなかった。しかし、このこととは関係なしに、「それはそれで」の理科の授業なんかかんがえられなかったのだ。
今は、【細胞と生殖】の授業をすすめている。再び「つながり」をどのように教材化しようかと思案しているところだ。
さあ、今日から授業再開!!
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