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【授業】「21世紀のガリレオに!」へもどる。

▼特設の授業から、平常の授業にもどる。生徒たちにとっては、どちらも同じ「日常」のなかにある。
平常の授業では、「きみも21世紀のガリレオに!」を続けているところであった。
「内なるアリストテレスとたたかい」で、私自身のなかに「アリストテレス」が居座り続けてことの告白もしたところだった。その後のシナリオも私自身は描いていた。しかし…
▼少し、「これまで」を自分でも整理しておく。
教えたいのは、「慣性の法則」
力と運動の関係だ。
表にしてまとめなおしてみた。
(1) 力=0 → 運動している物体:等速直線運動  静止している物体:静止
(2) 力のつりあっているとき →運動している物体:等速直線運動  静止している物体:静止
どうしてなんだろう。ついつい(2)が抜け落ちてしまうのだ。
Dscf2195▼「力」が見えないからだろうか。「ウイルス」も見えない。同じ「見えない」でもちょっとちがう。
「ウイルス」の方は、技術的解像度をあげることによって見ることができる。将来多くの生徒はこれを「実体」として見ることになるだろう。
 一方「力」の方は、「科学の眼」が育たなければ、絶対に見えない。
ここに一番の課題がある。「21世紀のガリレオに」せまっていくためには必須である。
▼具体的に動く物体を見て、そこから「力」見ていく逆コースも方法である。幸いなことに、準備室の棚にすごい実験器具があった。「滑走実験器」だ。
これは、なかなか面白い。見ているだけでも面白い。
では、いっきょに思考はすすんだか?
否である。
Dscf2209▼静止しているものは「静止」しつづける。こちらの方は、けっこういろんなかたちで、遊びながらいける。それなりに楽しんでくれた。また、別に書きとめたい。
問題は「運動している物体」にある。

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