日本玩具博物館に行った。
▼昨日、立夏、「こどもの日」。朝から職場に「コウガイビル」の顔を見に職場に行った。連休で、丸一日顔を見なかったのでちょっと心配していたが、「あいつ」は元気だった。ちょうど、背伸びの時間帯だったようだ。ちょっとほっとした。
少しだけ仕事をして帰ってきた。
▼午後は、久しぶりに日本玩具博物館に次男と一緒にでかけた。車ででかければ、10分とかかるかかからないぐらいの近くにある。それなのにずいぶん「久しぶり」になってしまっている。さすが「こどもの日」ということもあるのだろうか。すごいにぎわいである。
▼今回訪問の目的は、【運動とエネルギー】の授業の「教材」入手だ。具体的には「だるま落とし」「逆立ちゴマ」などの入手である。これまでに持っていたものは、もう散逸してしまっているので。
それにしても、ここにはたくさんの思い出がある。たくさんの「教材」に出会った場でもある。展示品をながめながら、その一こま一こまをつい思いだしていた。
▼「ソーラーバルーン」に凝っていたころ、48枚のゴミ袋を張り合わせたジャンボバルーンをつくって、ここではじまった「全国凧揚げ大会」にもって行って話題を読んだこともある。近くの休耕田を会場にしていた大会も、競馬場でやるようになって、今や姫路の大きなイベントとなっている。
▼「吹き上げ」というサイホンを利用した玩具は、夏の風物誌にピッタリだと思った。姫路のガラス細工職人の逸品だった。これは面白いと思った。科教協の「お楽しみ広場」に持ち込み全国に配布したのはいつのことだっただろうか。同じガラス職人の作品に「ポッペン」がある、これはガラスの弾性を示すすぐれた教材だと今でも思っている。
▼「浮いてこい」もここで初めてであったのではなかったかと思う。いろんな「浮沈子」がブームになる前だったと思う。そんなこんなで、私にとっては、教材の宝庫であったのだ。
それだけではなく、ここを会場に貸していただき、研修会をもったこともある。【理科の部屋】の伊笠さんと二人オフをやったときも、ここを案内させていただいた。(それからでもずいぶん経ってしまった。今回の訪問はそれ以来かな、ずいぶんの)
そう考えるとここは、教材の宝庫であるばかりでなくコミュニケーションの拠点でもあったのだ。
今回を機に、また足繁く出かけたいと思う。
▼今回、ずいぶんいろんな「教材」になりそうおもちゃを購入させてもらった。
以前から思っている。「運動力学の教材はおもちゃにある」と
すぐれたおもちゃは、きっとすぐれた「教材」になる可能性を秘めている。
「3K1Aの法則」「3Hの法則」もきっと成立するはず。
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コメント
私はまだこの博物館に行ったことがありません。個人的にはちょっと行きにくい(といっても同じ県内ですが)し、出張の理由もつけにくいですが、
楠田さんの紹介を読んで、なんとか行きたくなりました。周辺には何があるでしょうね。姫路城。グルメでもなんでも、奥さんを説得しなければ。
投稿: 渡部義弥 | 2009/05/07 11:41
おはようございます。渡辺さん
ぜひ、ぜひ来てください。渡辺さんだったら、私なんか以上にいろんなものを「発見」されると思いますよ。
それから、館長さんともぜひ話をしてみてください。渡辺さんの「仕事」のことも話してみてください。そしたら、きっと多く学ばれるところがあると思いますよ。
奥様にも、きっと喜んでもらえるはずです。
くわしくは、HPの方はご覧下さい。
姫路城をセットに考えられるのもいいかも知れませんが、一日がかりで、ここにいても充分に堪能されるはずです。それだけのものがここにあります。
あえて言うなら
隣の福崎には「柳田國男記念館」がありますので、そこにも行ってみられるといいかも。
こられるときは、ちょっと声をかけてください。うまくスケジュールあえば、ご一緒します。お邪魔にならない程度に(^^)V
投稿: 楠田純一 | 2009/05/08 05:26
なつかしいですね>日本玩具博物館
10年以上前に覗いたきりです。
香呂側に実家があるわけでないうえに、
年に1度ぐらいしか帰省しないので、なかなか足を運べていません。
「柳田國男記念館」は、行けていません…
子どもたちが方言周圏論や遠野物語に興味を持ったら、連れて行くのもいいかも、と思っています。
理科にまつわる話を少し。
はじめての理科に触れる娘は、とても楽しそうに話しています。
学校菜園ではオクラを育てているそうですが、
枯れそうになってて、頭を抱えています…それもまたよし。
息子はようやく学校と学童の生活に慣れてきたようです。
少しずつ友達の名前が増えてきて、ほっとしています。
1年の定番、朝顔の種まきをしたようです。
学校4階(PTAの部屋がそこにあります)の廊下から中庭を覗くと、
同じ形の鉢が60個弱、並んでいます。
家のベランダで昨年の秋から鎮座しているブロッコリーは、
ようやく実りのときを迎えつつあります。
ただ、さやができても種が入っていない
ブロッコリーとしての収穫時期と、種を取る時期とがこれだけずれてると、
一般の農家が種や苗を「買う」という感覚が少しだけ分かる気がします。
「種からスプラウトを作りたい」といっている、娘の願いはかなうのでしょうか? あと一息です。
投稿: いっちゃん | 2009/05/09 10:39
いっちゃん おはようございます。
コメントありがとうございます。
「日本玩具博物館」と書けば、コメントくれるかも知れないと思っていました。(^^)V
今や、姫路の観光スポットになっていますよ。
10年前と比べても、すごく充実してきていますね。ぜひ、帰省の際は立ち寄ってみてください。子どもさんたちもきっと喜ばれるはずです。
柳田國男の方も、ぜひぜひ…。
「野菜づくり」ってちょっとブームになっていますかね。楽しいものですよね。退職後は、私も本格的に楽しみたいと思っています。これってすごい「科学」ですよね。タンポポをはじめとして、「雑草」を種から育てるというのも、けっこう楽しいですよ。「芽生え」には感動がありますね。缶のふたか皿に湿らせたティシュペーパーを入れておいて、種を蒔くだけです。
ほって置いたら、自然にはえてくる邪魔者の雑草も、種から育ててやると、なんとも愛おしい存在になります。
食べられたらなおさら楽しいですね。
投稿: 楠田純一 | 2009/05/10 07:11