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【授業】『ここ宇宙ちがうぞ!』

▼昨日のこのblogで、はやい夏の訪れを報せてくれたヤモリくんの「吸盤」のことについて書いた。そしたら、津団さんから「吸盤」じゃないよと教えてくださった。そう言えばと、しばし、Webで調べてみた。その顕微鏡写真をみたり、ヤモリくんを9年間も「自由研究」でやった生徒の報告とかみつけることができた。なるほど、「吸盤」ではない。「大気圧」の利用ではなく、「分子間力」に行き着いた。地球の引力に抗しているのは「大気圧」ではなく、無数の「分子間力」。けっこう有名なことだとか…。私の安直なアタリマエがつぶれた、それが面白い。それにしても応答のある世界というのは楽しいものである。きっとそんな世界のなかから「科学」は生まれてきたのだろう。
▼授業の報告「三行レポ」風につづける。
「斜面を転がり落ちる力学台車の運動を記録タイマーでとらえる」実験から、つづいて「砂袋の自由落下の運動」をやった。教科書では「発展」として出ているが、これをやらなければ見えてこないことがあると思いやってみた。
「斜面」→「自由落下」、「自由落下」→「斜面」どちらがいいのだろう。
今回は、「斜面」→「自由落下」だ。
▼実験をはじめてそんなに時間がたっていなかった。
ひとりの男子生徒が、記録テープを尻尾のようにして落下する砂袋を見て…。
『やあ!何にもせんでも落ちるンや』(力を働かさなくても動くという意か?)
もうひとりのとなりの生徒が言った。
『アタリマエやん、ここ宇宙ちがうぞ!』
『無重力とちゃうわい!』
(゚o゚)ゲッ!!すごい!…私はこの会話聞いていただけ。でもすごく感動した。この切り返しは私にはできない。
そして、思った。
 私の頭にあるアタリマエとちがうアタリマエが、彼らの頭なかで育っているのかも知れないと。

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