移行期の理科授業を構想する(3)
▼サクラ舞う空。
その空の「雲見」を、いつか生活習慣になればうれしいな。そう思いながら、つづけている小さなことがある。
3Fの理科室前のドアに、例の「太陽・月・星のこよみ」をかけている。前月の裏の「今月のトピック」も、張り付けている。さらには、カレンダー表紙裏にあった「天気表・生物季節」をドアに張り付け、そこに、毎日の天気を天気記号で書き込むようにしている。学校に行かない日は、のちほど書き込むこともあるあるが、ともかくほぼ定刻に毎日それをつづけている。
そのとき、そこから空を見あげて、デジカメを向けるようにしている。
いわば、そんなかたちで「雲見」の記録を残こそうとしているのである。
それも、今日でちょうど100日目になるのである。
▼「授業の構想」をつづける。今度は、第二分野を考えてみる。
「生命とはなにか」の謎解きは、まだまだ途中だった。ひょっとしたら謎は深まるばかりなのかも知れない。
【動物の世界】の2時間目が終わったあと、授業で私が言った「生命はつくれない」に対して、真顔で質問にきた生徒の「ふしぎ!」『お父さんとお母さんが僕をつくったんやろ』に、少しでも応える授業が展開できるか。そこが鍵だと思っている。
中学3年の頭と心のなかにある「生命」と、どう向き合えるのか。「生命」の謎解きをどこまで進めることができるのか。移行でついに、DNAまで登場させる。中学校卒業時の科学リテラシーを考えると、アタリマエのことだ。
授業びらき登板決定の「コウガイビルの生命」の不思議からはじめて、どこまで行けるだろう。
楽しみである。
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