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移行期の理科授業を構想する(2)

Dscf1091▼職員室から見えるサクラが、「盛り」がすぎつつあるのか、花びらが舞い始めた。これもいい、つぼみも、そのときのMAX、花びらが舞いはじめてもそのときの「最盛期」、葉桜になっても同じこと、こちらの視点がシフトさえすれば、いつも「盛り」なのかも知れない。
 どうも単純な私は、「ばっかり」主義から脱却できない。「花見」が先行して、いつしか「空見」から遠ざかってしまっている。その間もそんなこと関係なく、空は刻々とドラスティクな自然を展開している。
 武田さん南極の空をみていると、はっとさせられ、留まることなく自然は動いていることを教えられるのである。
それにしても、なんと自然は美しいものなんだろう。言葉の表現の限界を感じる。
▼「理科授業の構想」をつづける。
結論から行こう。現行指導要領よりも、移行期は「新しい学習指導要領」に基づいて授業を構想する方がよいようだ。完全実施を想定して、そして、現行で不足する部分について補っていくという戦略である。
 内容、時間等を概観していると、まるで10年前、20年前の「理科」にもどっていっているように見える。
しかし、それはちがう、まちがいなくスパイラルに進化していっているのである。
一見同じように見えて、それをとりまく状況は変化し、なによりも今を生きいる生徒の脳裏にある「科学」は変わってきているのだ。
▼少し順序を追っていこう。まず一分野である。
単元名も、「新しい学習指導要領」で考える。
【運動とエネルギー】
ここの部分では、運動力学事始めとエネルギー概念をつくりあげることを中心にやりたい。
ややもすると、「等身大の科学」から遊離してしまいやすいところでもある。アタリマエと思いこんでいるところを「ゆさぶり」ながら、ここ数百年間の人々の「科学」とリンクしながら、素朴な「ふしぎ!?」の謎解きを展開したい。
▼次に、物質の探検である。
「イオン」が帰ってきた。これこそアタリマエだ。!
義務教育から、「イオン」が消えていたなんて信じられない話だ。しかし、今はその話を繰り返すのはやめよう。
どんなに議論を尽くしても、変えれるのは未来だけ!
ここの部分についてはWebにいくばくかの蓄積がある。【物質とイオン】だ。この焼き直しというのではなくより豊かに、物質の世界の「ふしぎ!?」をより豊に展開してみたい。
▼化学変化のところでは、まだやり残しているものがある。
「熱の出入り」「酸化・還元」である。
以前の【化学変化】のところでは、昨年度に「定比例の法則」まできている。
『化学変化には熱の出入りがともなう』こんな肝心のことが抜けているのだ。
また、「還元」が抜けている。酸化・還元は表裏一体のものである。従って、ほんとうのところの「酸化」はできていないとみる方がいいのかも知れない。
また還元は、「人間と金属の歴史」を考えるうえで、欠かすことのできない「知」である。
いずれにしても
「21世紀の原子論者!」の旅は、はじまったばかりだ。
どこまでも、
等身大の「ふしぎ!?」こそが「科学」であり、未来を切り拓くホンモノの「科学」も、ここから生まれてくることを一時間一時間の授業を通して実証してみたい。

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