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【授業】情報科学の最前線は

▼今日は、啓蟄だ。それにしてなんというみごとな季節の読みとりであろう。
二十四節季のたびに、ほとほと感心してしまうのである。
自然の営みと、自然に働きかけて生きる自らの営みをコラボする。全身の五感をフル駆動させて「季節」を読みとる。それは未来を読むことでもあった。
 未来を読むことが、死活問題であった。そこから、二十四節季は生まれた。
 これが、「中国の黄河流域のものなので、そのまま日本で採用すると多少のずれが生じる」『天気・気象のしくみ』(P212より)と指摘するのは、南極の武田さんだ。
▼南極の武田さんと言えば、あいかわらずリアルタイムに、南極の空を「日替わり」で見せてくださっている。これは、日本の空を見上げるすべての人に、超「おすすめ」である。
 現在進行形で、こんな面白いものを見逃す手はない。そこには、これまで「あたり前」と思っていたことが、実は「ふしぎなこと」なんだ。と教えてくれたりして楽しいものなんである。
▼肝腎の授業のことがあとになってしまっている。(^_^;)
授業の方は、前線の通過にともなう天気の変化のところである。
教科書にも典型的な図が出ている。「人」の字型をした、お馴染みの図である。ずっと使われている図で最新科学を駆使しての図だと思い込んでいるが、実はそうではない。
「この図はビヤークネスとゾルベルグという人が1921年に発表した論文に掲載した図」が元になっていると教えてくれたのは、西園寺さんだった。
 西園寺さんは、【理科の部屋】でやった「ひまわり学習会」で実に多くの「天気のふしぎ」のことについて教えて
くださった。この前線についても同様だった。
▼概念にとらわれることなく、自分にとっての「最新情報」をもとに、大気の科学を進めよう。
ここであらためて思ったことがある。
それは、
この「大気の科学」の謎解き、未来予測の科学こそ
情報科学の最前線ではないか。!

ということだ。
今日の授業では、コンピュータ室に生徒を入れる。
何を発見するだろう。o(^o^)o ワクワク

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