« 【授業】「ふしぎ!?」いつまでも | トップページ | 「チャート式」の歴史に学ぶ »

一年間の授業をふりかえって

Dscf0455▼春分の日の昨日は、朝は少し遅めにうごきだした。そのせいだろうか。いつも見ているはずのものが、ゆっくりと見ることができた。たいへんなことをみつけてしまった。例の大賀ハスから新しい葉の芽が出ている。それもひとつではなく4~5つもである。(゚o゚)ゲッ!!
どうしたものだろう。春には容器を換えて、2年目につき合おうと思っていた。しかし、すっかり意識していなかった。蓮根の姿を見なければと思うし…。どうしたいいんでしょうね。阪本さんアドバイスを…。<(_ _)>
▼大賀ハスを見たあと、学校に出かけて理科準備室の片づけをやった。あいかわらず、「整理ベタ」の私は、もうひどい状態にしてしまっていた。「整理」をしながら、この一年間の授業をふりかえっていた。
 ひとつひとつのプリント・教材や実験器具にも、その授業を思いだして手が止まる。一年間は短いようたけど、こうしてふりかえってみると、ずいぶんたくさんの授業をやったものだと、感慨ぶかいものだ。
▼まず、最初にやったのが【電流と回路】の学習だった。ひさしぶりの本格的授業ということで緊張ぎみ、授業をはじめている。blogの記事を読み返してみるとそれがよくわかる。
久しぶりに教科書を熟読して驚いた。その変容ぶりに。
 それは随所にみられた。そのシナリオは、かつて自分たち描いてきたものに、そっくりなんだ。ここでも、はじめに「静電気」がきていた。
 もう一度、自分でもシナリオを描きなおしながら授業を組み立てていった。
▼次が、大好きな【電流と磁界】だ。「電流」と「磁界」この不思議な関係、これほど面白い単元はない。久しぶりにやってもやっぱり面白かった。私の十八番「究極のクリップモーター」もやってみた。やっぱり楽しんでくれた。うれしくなってきて「究極のクリップモータ-」を普及させる会までつくってしまった。その後、音無であるがけっしてやめてしまったわけではない。全国の中学生に普及するまで、可能な限り続けていくつもりである。情報あればよろしくお願いします。<(_ _)>
▼夏休みのエネルギー充填期間を経てはじめた【動物の世界】も面白かった。はじめの授業は、たしか「クマムシ」と「熊楠の粘菌」からだった。この単元では、「ブタの心臓」や「ぬりえ」などのこれまでにやったきた授業の部分もあるが、まったく新たに授業を組んだところもある。
 『食べる』を第一方程式にした「動物の世界」は、私にあらたな「発見」をもたらしてくれた。ここらあたりになって私は気づきはじめていた。授業をするというのは、自分の「学び」の最高の手段であることを。
『人間は考えるちくわである。』もそんななかで生まれた。冷蔵庫をのぞいたら、このときのちくわがまだ眠っていた。(^^;ゞポリポリ
 また授業をやりながら、何度も何度も自分に問いかけていた「生命とはなにか」。発端は生徒の発言だった。まだ解決はしていない、永久に続く私の宿題だ。
「クマムシ」にもまだ出会っていない。今年中には会いたいものだ。
▼次が「はじめに原子ありき」からはじめた【化学変化】だ。ここでは、あらためて私自身の物質観を問い直してみた。それは、あらたな教材観にまで発展していった。
「原子論的物質観」の有効性を立証したかった。
そしたら、あらためて「二十一世紀の原子論者!」を唱えた大先達大竹三郎さんに出会いなおすこととなった。
オストワルドの『化学の学校』にも出会ったのは大きな収穫だ。
これまた久しぶりの「カルメラ焼き」も大いに楽しんでくれた。冬休み課題で「化学式いっぱい」のレポートは、私を大いに勇気づけてくれた。生徒たちに感謝したい。
▼そして、最後が先日までやっていた【天気の変化】だ。従来の実践から離れて、ここもあらたに授業を組み立てなおした。「雲見」からはじめた。【「雲見」の連帯】もよびかけた。これはこれからもずっと続けていく。
「雲家族10のうた」も創作してみた。自分ではけっこう気に入っている。おぼえてくれている生徒いるかな。
そんななかで、南極の武田さんがメールをくださったうれしかたな。今朝も南極の空・自然を見せてくださっている、ありがたいかぎりだ。
「天気図」も最後にやってみた。コンピュータ室で2時間をやった。
Webの時代だ。生徒たちの興味関心とスキル向上に驚いた。さらにあらたな【天気の変化】の学習展開の可能性を教えられたきぶんになった。
▼こうしてふりかえってみると、授業することの面白さをジワジワと実感する。
授業こそ、教育実践の最前線である。
これが、ポンコツ理科教師の結論である。

|

« 【授業】「ふしぎ!?」いつまでも | トップページ | 「チャート式」の歴史に学ぶ »

コメント

kusudaさん。
1年間、よくぞ!理科の授業を語り、書き綴ってくれました。あなたの、その根気・執念・粘り強さに脱帽・乾杯です。

ほんと
「授業こそ、教育実践の最前線である。」ですよね。

なんで
「これが、ポンコツ理科教師の結論である。」ではなく、「子どもと向き合う最前線にある理科教師こそが言える結論」です。

私も、いよいよ「最後」の1年に突入します。
さて、何にこだわり、何に挑戦しようかと考えています。

投稿: カクさん | 2009/03/22 00:08

1年間お疲れさまでした。来年度はさらにパワーアップですね。
大賀ハスですが、そろそろ植え替えの時期に入りました。蓮根を掘り出してポリ容器などに植え替えてやって下さい。ポリ容器はDIYなどで販売されている70lから100lが良いと思います。
掘り出しは容器をひっくり返してください。底辺に集中しています。その中から大きな蓮根を選んで新容器に植え付けてください。「大賀池日記」http://lotus.blog.ocn.ne.jp/ohga/2008/03/index.html 2008年3月25日の記事を参考にしていただければ幸いです。
この時期気温が急低下するときがありますので、植え替えは迅速にしてください。

投稿: Hsakamoto | 2009/03/22 05:50

カクさん
おはようございます。コメントをありがとうございます。
 書き続けてこられたのは、このようにコメントをくださったみなさんと生徒たちのおかげです。
 心底、「授業するのが楽しい」と思える一年でした。
いずれ授業のblog発信は、アタリマエの時代が来ると思っています。
 今後とも、いろいろ教えて下さい。
カクさんからの情報発信も楽しみにしていますので…。

投稿: 楠田純一 | 2009/03/22 09:48

阪本さん
一年間、いろいろお世話になりました。
阪本さんからの情報、大いに参考になりました。
特に最後の【天気の変化】のところなど、阪本さんからの情報で入手したもの多いですからね。
ほんとありがたかったです。

大賀ハスの方もありがとうございます。
あの一粒から、いっぱい花が咲くところまでもっていきたいですから…。
今日植え換えを決行しようと思っていましたが、春の嵐です。月末まで延期しようと思っています。
「大賀池日記」参考にさせてもらいます。
全国に大賀ハスにはまっている人おられるんですね。
びっくりです。こちらの方の「2年目のアドバイス」もよろしくお願いします。
 嗚呼、あの昨年夏の「大賀池」を思い出しますね。
ほんとありがたいかぎりだ。<(_ _)>

投稿: 楠田純一 | 2009/03/22 09:59

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 一年間の授業をふりかえって:

« 【授業】「ふしぎ!?」いつまでも | トップページ | 「チャート式」の歴史に学ぶ »