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新・私の教材試論(13)

▼季節の動きはスパイラルだ。けっして直線的を許さない。春は動き始めたはずなのに、風花が舞ってきた。咲き始めたサクラもふるえていた。空も冬に逆戻りして透明感が…。
 ポンコツのからだは、何年かぶりに風邪気味だったが、一夜眠ったら回復してきた。
Dscf9697▼「教材試論」を続ける。前回の「超簡単熱気球」のつづきからである。
ここに行き着くのに、材料についての話が必要だ。使ったゴミ袋は、厚さが0.02㎜と超うすい、もっと薄いものもある。ソーラーバルーンのときなどに使用してきたのは、0.015㎜だった。この0.005㎜の微妙なちがいは、このときには、大きなちがいである。やってみるとすぐわかる。
 ホームセンター巡りをするなかで、材料さがしのツボと楽しみがわかってきた。
Dscf9689▼もう、あとふたつこの「超簡単熱気球」にいたるまでに必要なものがある。
そのひとつは、トーチランプである。今回は、ななめに炎が出てくるタイプものを使用したが、この実験では真上に出てくるタイプの方が、ひとりでやる場合は望ましい。斜めのタイプの方が汎用性が高いので、私は愛用しているが。これで、下降しかけたら下から熱するとまた再上昇する。
子どもたちが飽きてくるまで、何度でも…。
▼もうひとつである。それは、バランスをとるためのクリップだ。ここに「超簡単熱気球」のウリがあると思っている。
電流回路の学習で使用していたミノムシクリップ・ワニグチクリップのミニ版をつかっている。身近にあったから、それを使っただけの話だが、これは微妙なバランスをこのクリップ3個でとるのである。なければ、せっかくうまく上昇しても横になってしまうのである。ここの部分は、もっといいものがみつかって進化するかもしれない。
▼「究極のマグデブルク半球」「超簡単ゴミ袋熱気球」の2つの具体例から、言えることは
●すぐれた教材は、生産と労働の現場にある。
ということだ。とりもなおさず、それは「科学は生活のなかにある」ということでもある。
生産と労働の現場の「窓口」が、ホームセンターなのである。ホームセンターは、教材の宝庫だ。
便利だから製品になり、スグレモノだから売れている。そこに「科学」がある。
ネタだけでなく、何が売れ筋かを見て回るのも楽しい教材研究である。

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