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新・私の教材試論(12)

▼かつて私は、『情報は発信するところに集まる』とフレーズに酔っていた。日々刻々、それを実感していた。単なる「思いつき」の夢物語が、このディスプレーの「向こう側」の世界で実現されるようすをみて興奮していた。すこしは冷静になったというものの、やっぱり本質的には変わっていない。
 春休みに入って、すこし視野をひろげているからだろうか。今、リアルタイムに進行形情報が、私のところに入ってきている。量的には、はるかに私のキャパシティを越えている。
 こんなときは、どうすればいいのか。私は、この15年ほどのあいだに、すこしずつ身につけた。
「等身大」に語ればいいのだ。
▼ポンコツの私にできることなんて限られている。まして、ひとりよりはちょっと「ゆっくり」な私には、それなりの手法が必要だ。自分の「Do it」をならべてみる。そして、閲覧、編集だ。優先順序をつけて並べ替える。
そして、ゆっくりとひとつずつ、「等身大」に語っていく。
 そしたら、また新しい世界が見えてくる。そしたら、また「編集」だ!!
思いだそう
「ゆっくり歩むものは遠くへいく」
▼新・教材試論を続けよう。それが、私にとっての「等身大」の語り。
授業のなかで生まれ、授業で進化する具体例を続けよう。
<具体例>その2  簡単な熱気球
教えたいことも意図も簡単、「あたたかい空気は、軽いだから上にあがる」
コトバにすれば、それだけのこと、板書するまでもないような事実。でもそれは、「ほんとうわかっているのだろうか」。これだけで、この「事実」は使えるのだろうか。
▼私の「教材史」のなかでも、なんども手をかえ、品をかえ挑戦してきた。なかでも
48枚のゴミ袋でつくるジャンボソーラーバルーン は圧巻であった。ついには、冬場全国たこ揚げ大会にもっていって、大凧にまじってあげるという前代未聞にも挑戦したこともある。
もう、もう25年近く前の話だ。
▼しかし、これは面白いことだが、これではふつうの授業での「教材」とならない。
「教材」用にと、ゴミ袋4枚で、下にアルコール燃焼用の皿をつけたものをつくって、体育館で見せたりしていたこともある。これでも、けっこう迫力あり、滞空時間もながいので面白いが、そのために、授業を中断して体育館へいかなければならない。
▼ 授業をイベントごととしてしまうのなら、それでもよかろう。
しかし、ずっと欲してきたのはそれではない。授業のなかで、簡単にやれて、ちょっと見て「わかった」を引き出したいのだ。
最後に行き着いたのは、ゴミ袋一枚の熱気球だった。
これなら、数分時間をさくだけでOKだ。でも、やるのとやらないのでは大違いだ。
▼【天気の変化】では、「上がるとザアザア」の前段だ。 
【授業】上がるとザアザア…(3)

<つづく>


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コメント

お久しぶりです。
こちらもようやく、ソメイヨシノの花が少し咲き始めました。
ただ、昨年まであったシロバナタンポポが今年は見つからず、
子どもたちと首を傾げています

娘が小3、息子が小1になります。
2人の好奇心が、いったい何を探し当てるのだろうと、
今から楽しみにしています。
今のうちに、ポケット植物図鑑を探しておかなければ。

投稿: いっちゃん | 2009/03/26 06:47

いっちゃん
おはようございます。
コメントありがとうございます。
 シロバナタンポポと言えば、いっちゃんと一緒に勉強していたころは、それにこっていましたかね。
今年、なんとかみつけたら、種から育てて、ぜひいっぱいシロバナタンポポふやしてみてください。面白いですよ。種から芽が出て、大人のタンポポになるようすは、小さな子どもさんたちも楽しめるはずです。

図鑑の方は、あの当時からずっと旺文社学習図鑑携帯版「植物」を愛用しています。比較的安価だし、監修(前川文夫先生)もしっかりしているのでながく使えると思いますよ。
 また、子どもさんたちが「大発見」したら教えてください。私の孫は、うえがまだ3才です。ちょっとはやいかな。

投稿: 楠田純一 | 2009/03/27 03:54

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