【授業】「お気に入り」ベスト3は…(1)
▼春は、大気中の水蒸気が多いのだろうか。そのせいだろうか。はみだすやつも多い、冬のように透明感のある風景とはならない。それが、春の気配というものだろうか。
いずれにしろ、春へ確実に移ってきている。「啓蟄」で活動をはじめているのは、土中の虫たちだけではない。
▼授業の方は、少し「板書」説明の一斉授業が続いていたので、少し予定を変更して、コンピュータ室に入ってインターネット情報を入手するという授業をやった。
考えてみると、自分自身で、こんな授業をするのは、何年ぶりだろう。ひょっとしたら、10年近くなるかも知れない。この世界では、「大昔」だ。
まずは、自分自身が驚いてしまった。10年前に夢に描いていたようなことが、現実になっていることに。
「いつの間に…!!」というのが。はじめの感想だ。
▼最初は、またしても武田さんに世話になった。武田康男さんの『天気の自由研究』(永岡書店)より「気象庁のホームページを利用しよう」(P118)をコピーして使わせてもらった。
武田さんが薦めるだけあって、気象庁のホームページはすごい充実ぶりだ。いつの間に、こんなすごいことになったのかな。西園寺さんに聞いてみたいところだ。
ネットの時代の「天気の学習」に、これを利用しない手はないだろう。
▼「気象庁」に行くことは、共通して最初に開くページとして、あとは、自分のお気に入りをみつけることを課題とした。課題プリントにはこう書いた。
『これまでに学習してきたことを生かしながら、自分の「お気に入り」ページ、ベスト3をみつけよう。どこが「お気に入り」かの説明も書こう。』
授業の終わりに、この課題プリントを提出することとした。
▼「浦島太郎」の私には驚いたことがいろいろある。
まず、いちばんに驚いたのは、子どもたちの「検索術」だ。見ているあいだに、こちらが飛びついてしまいそうなページを次々とあけてくるということだ。
「(゚o゚)ゲッ!! そのページ どないしていったん?」と聞きまわる次第だ。
ひとりが、面白いページを発見すると、それはすぐさま感染する。みんなが、そのページを見に行く。
なんか、その場で、情報の伝わり方の「見本」を見ているような気分だ。
あきらかに、時代はネットの時代になっていることを実感する。
▼気象庁のページがあまりにも充実しているので、なかなか他のページにいかない生徒も多くいる。
気象庁のページのなかでも、小学生向けページ『はれるんランド』は中学生にも人気だ。ゲームなんかもあってうまくつくられいる。工夫がある。
気象に関するデータバンクの役割をしているがすごい。
利用の仕方をいろいろ考えていきたい。これからの授業を考えるときは、せひ訪れるべきページだ。
<つづく>
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