« 【Web更新】09-08【天気の変化】更新 | トップページ | 【授業】天気図をどうする? »

【授業】「雲見」が最高!

Dscf9790▼「低気圧が本州の南岸を通過するため、兵庫県の南部は朝まで、北部では昼ごろまで雨が降るでしょう。雷を伴う所もありそうです。」これは、昨日の朝刊の「きょうの天気」だ。
 ほぼ、あたっている。朝方は、まだ雨だった。そして、昼前、授業のころには雨はなかった。
どうして、こんな予報ができたのだろう。そして、それは私たちシロウトにはできないんだろうか。
▼授業「気象観測」では教科書にならって、四つの観測項目をあげた。
・気温と湿度の測定
・気圧の測定
・風向・風力の測定
・雲の観測
3つの測定と1つの観測だ。
3つの測定には、あたりまえのことだが測定器具がいる。
しかし、最後の「雲の観測」つまり、「雲見」には器具はいらないのである。
▼元々人間は3つの測定器具をもたなかった。しかし、高度の「お天気の科学」を身につけていた。
もちろん、新聞、テレビ、ネットの情報もない。
しかし、お天気は死活問題だった。そこに「科学」が芽生えていった。
測定器具がなかったというのは、正確ではないのかも知れない。測定器具はあった。
自分からだである。自分の五感のレセプターこそが、唯一最高の測定器具だったのだ。
▼いつしか、私たちは、自分の観測器具を放棄して、他から入ってくる間接的情報にたよろうとしていった。
私たちが、せっかく手に入れた「天気予報」を捨てる必要はない。
それを補うものとして、よりローカルでリアルタイムな「天気予報」情報を創ろう。
それが、私が今いちばん言いたいことだ。
その手はじめはやっぱり「雲見」だ。
私が、今、見るこの形の雲は、どこにもない。そして、今しかない。
「雲見」は、お天気の科学のはじまり
「大気の物理学」のはじまりであり 永遠の課題。
「雲見」は最高!!

これが<等身大の科学>だ!

|

« 【Web更新】09-08【天気の変化】更新 | トップページ | 【授業】天気図をどうする? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【授業】「雲見」が最高!:

« 【Web更新】09-08【天気の変化】更新 | トップページ | 【授業】天気図をどうする? »