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【授業】鉄と硫黄の化合-2

▼今朝は、歴史的に「記録される日」になるんだろうな、と思う。
どんな「ロゴス」が世界を駆けめぐったのだろう。
私は、続けよう。
「はじめに原子ありき」を。
▼もうひとつのクラスでの「鉄と硫黄の化合」実験をおこなった。もう、すでに書いたし、そこから発展して「試論」にも、この実験の教材史についても書いた。
 しかし、きっとこの実験を生徒たちと一緒にやるのは、最後だと思うと、なんかやっぱり書いておきたくなってくる。これまでも卒業生たちと話をしていると、よく話題になる一時間でもあるから…。
Dscf8812▼この定番実験に深くかかわられた大竹先生は教材は「仕上げらなくはなりません」と言われた。
 私は、この実験をどう仕上げたのか。そんなたいそうなことは言えない。
でも、ここまできたよ。と言うことだけは「記録」しておこう。
 ひょっとしたら思わぬ展開があるかも知れないので…。
▼この実験のねらいとしては
つぎのようなことがある。
(1) 化学変化によってまったく新しい物質(新しい性質をもった)ができる。
(2) 化学変化には熱の出入りが伴う。
▼(1)に関連して、鉄は磁石にひっつくが、硫化鉄は磁石にひっつかないのだ。
ところが、実験後に磁石にも引き寄せられるということがよくあった。反応が不完全であるためだろうか。
私は、どうしても後でのくだくだした解説よりも、
化学変化の瞬間に、「ほんとうだ!変わったのだ!」という実感で終わられたかった。
私が最後にいきついた方法は、
最初、混合物を試験管に入れて、化合させる前に、フェライト磁石の破片(前もって鉄製乳鉢で、「究極のクリップモーター」で使った磁石をくだき作っておく)を試験管にくっつけておく。そして、化合させる。
 化合が下の方へ進行してくると、磁石はポトリと落ちる。
「あっ!変わった」
それで終わりである。後から、ひっつけようとしてもひっつかない。
▼もうひとつだ。それは(2)に関連してだ。
 この実験では、大量の熱が発生する。「熱の発生」を印象づけるために、大竹先生たちは「鉄と硫黄の団子(お粥)」に向かうのであるが、私は、もう少し単純だ。この実験だけで言うなら、熱の発生で試験管は「高温」になっていることを実感させたかった。
 いくつかの場面で使った方法、それは「マッチに火をつける」という方法である。
すぐに思い出すのは
「過熱水蒸気(水)でマッチに火をつける」
「食塩の液体でマッチに火をつける」
等である。「おっ、これは熱いんだ!」の体感!である。
試験管が赤熱が終わり、もう冷えたかなぐらいにやるのが、効果的である。
それだけ、熱を発生したのだ。説明が必要でなくなる。
▼何回もこの実験をするなかで、これが面白いかなと思う方法である。
「工夫」と呼ぶにも憚られるような小さなこと。
誰かに教えてもらったことなのかも知れない。別にプライオリティを主張するようなことでもない。
失笑を覚悟でやっぱり書いておこう。
これが、私のこの実験・教材に対しての私流の現時点での「仕上げ」である。

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