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【授業】上空のようす(2)

Dscf9025▼「雲見」を意識的にやるようになると、いろいろと「発見」がある。「発見」と言っても、特別に大きなことでは、そんなのあたりまえのことばかりなんだ。ずっとずっと前から繰り返してきていること、人類なんかかけらもないような時代から…。きっとこの地球誕生からずっとずっと…。
 たとえば、朝の「雲見」と、昼の「雲見」、夕方の「雲見」とちがうのである。当たり前すぎるぐらいあたりまえのこと。時々刻々と「雲のかお」を変わっているのである。
昨日は、朝方の「雲見」だった。「雲見」の楽しみのひとつに、「色」の楽しみというものがある。
空の色は、大気の状態を反映して、ほんとうにみごとな「色」を表現してくれる。
特に、明け方の空はすぱらしい。
▼授業「上空のようす」をつづけよう。【天気の変化】最初の授業だ。
最初に、
「我々は大気の海の底にすんでいる」
「地球は大気のうすいうすい着物をきている」
「天気の変化はそこでおこっている」
こんなことを知っておきたかった。そして、そのイメージをもって学習をすすめたかったのだ。
具体的には、こうだった。無限に続きそうな青空にも限界があること、それはとりもなおさず、大気の存在の限界でもある。さらには、雲の高さの限界から、この十数㎞のうすい大気の層のなかで、天気の変化がおこる。
Dscf9048▼思い入れがすぎてしまい、展開最後の部分が時間切れとなっていた。
地球を直径13㎝の円で、予想もし話をすすめていた。
それを立体的にした地球儀はすでに見ていた。
さらにインパクトのあるかたちで、この事実は、脳に焼き付けてもらいたかった。
今回は、その10倍を見せたかった。
これは、ずいぶん以前にもやったことがあるが、それらの「もの」はどこかにいってしまっている。
あらたに何ヶ月も前から、構想していた。
Dscf9064▼10倍といえば、桁をひとつあげるだけ
それでもすごいことになる。
13㎝は130㎝だ。つまり地球は1メートル越える球になるんだ。
「お話」だけではわからいものそこにはある。
あらたに「巨大ふうせん」を入手した。「送風機」もあらたに購入した。
ふくらましはじめると
(゚o゚)ゲッ!!と表情になる。50㎝を越えてくると、
「えっ、まだやるん?」という声も それを無視してドンドンだ。
「十倍にしなければ…」と。送風機の威力はすごい、またたくまだ。
そして確認する。
青空は50㎞→0.5㎜×10=5㎜
雲  は10㎞→0.1㎜×10=1㎜
(゚o゚)ゲッ!!
そんなものなんだ。

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コメント

おはようございます。
この風船いいですね。送風機とあわせて入手方法を教えてください。
私はもうすぐ気象を終えます。今回、前線を学習するときに教科書の前線形成のモデルはあえて使わず、実際の天気図(1月末)を使って、教科書には出てこない『気圧の谷』をキーワードにしてその発生を説明しました。そうすれば、昨日から雨を降らせている低気圧も発生場所も予想できました。詳細は理科の部屋で。

投稿: sakamoto | 2009/01/31 10:40

おはようございます。
いつもお世話になっています。今朝も書かせてもらいました。<(_ _)>
さて、「ビッグバルーン」ですが、今回はマンタさんところのものを使いました。
http://search.12rikachan.com/cgi-bin/lookup?type=standard&method=info&id=1216013365300&sid=1216013365300&digest=common&sequence=2&code=704665&image=0
それから、「送風機」については、近くのホームセンターで手に入れました。¥2,500程度だったと思います。
両方ともこのほかにも色々と使えそうだな。
と思っています。バルーンの大きなものは、確か仮説社にあったように思います。以前は、それを使っていました。それこそ、気象ゾンデ用のものではなかったかな。

「天気の変化」かなり高度なところまで学習がすすだようですね。(^^)V
 またいろいろ教えてください。では、のちほど【理科の部屋】で…。

投稿: 楠田純一 | 2009/02/01 07:03

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