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今年読んだ本「ベスト○!?」(続々)

▼今年も残すところ8日。
今年読んだ本の話を続ける。本のことを覚え書きとしてまとめていくつもりが、いつのまにか、長くなってしまっている。
 今年の「本との出会い」が、それだけ私の生活のなかで大きなウエイトを占めいたことなのなかもしれない。
続ける。

【4】『南方熊楠・萃点の思想 【未来のパラダイム転換に向けて】』(鶴見和子著 藤原書店 2001.5.31)
 この本と出会いは、私にとってはいちばん意味あることになるかも知れない。
今年の夏の終わり、阪本さんのお世話で、【理科の部屋】の紀の国オフが行われた。
これは、最高に楽しいものであった。そのときの私のひとつの目標として、「熊楠」に会うということを設定した。
 あんまり予習もしていかなかったが、たいへん得るところ多い「熊楠」訪問となった。
 柳田國男が熊楠を訪ねて100年は経過しているのだろうか。
この「知の巨人」は、そう簡単には姿を見せてくれはしなかった。ひょっとしたら、つま先をちらっと見たのかも知れない程度である。でも、わかったことがある。
それは、100年の時空を超えてまちがいなく「熊楠はこれからの人である」とことだ
 行く前から「南方マンダラ」というものが、気になっていたそして、その<萃点>というものが。
 「熊楠」訪問から帰ってきてから、この本を読み始めた。
 驚いた、これだと思った。この「南方マンダラ」を読み解いた人がいたのだ。
それも並みの単なる「解説」ではない。自らに引きつけ、増幅させ『鶴見マンダラ』として。
私は、これからも何度もこの本を読むことになるだろう。
私のすべての発想が、「原点」から「萃点」にシフトしてきているのを感じる。

▼今日で出会った本の話は終わりと思っていたが、ダメだ。
 今日も、書ききることができなかった。明日こそ…。

つづく。
 

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