冬休み課題研究2題
▼授業に行く前に、葉のおちてしまったケヤキの枝ごしの「青空」を見た。
校舎の北側だから、寒い。その寒さが空の透明感を増しているように感じるのかも知れない。
こんな「青空」を見て、はじめての原子論者デモクリトスは何を見ていたのだろうか。
そこに「ア・トム」が見えていたのであろうか。
二十一世紀の原子論者たる私たちに、何が見えてくるのだろう。
▼もうちょっと下火になっただろうか。奇妙な言葉がはやっていた。
「KY」=「空気が読めない人間」だそうな。
「場の雰囲気を理解しない人間」というぐらいの意味なんだろうか。
予定調和のできない人間、バランス感覚のない人間…。なんかあげていくうちに自分のことみたいでいやだな。(^^;ゞポリポリ
それに対抗するわけではないが、私も造語をつくってみた。
「KM」=「空気が見える人間」 だ。
原子なんて肉眼で見えるわけがない。
それを想像の眼で見るのである。
デモクリトス以来の「想像の眼」で…、
それだけではない、私たちにはガリレオ以来の「科学の眼」も手に入れることができるのだ。
「KY」を言う前に、「KM」になろう。
▼なんか変なところに話が飛んでいる。冬休みが近い。
二十一世紀の原子論者たらん生徒に、冬休みの課題2題である。
●家での生活の中で「化学式」をみつけよう。5つ以上
化学式を使って化学変化を考える。
化学式は憶えるものではない。使うものである。
原子論的物質観を育む練習。
●「天気コトワザ」をさがしてみよう。5つ以上
できるだけ、地元に残っているものを聞き取りをしてくる。
取材をするのである。
観点望気の科学の有効性を学ばせたい。Webの時代だからこそ
どんなものが上がってくるのか。新年が楽しみである。o(^o^)o ワクワク
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コメント
デジタルの時代だからこそ、アナログを求める気持ちに
共感できます。
あるべき姿は、やはり人とのつながりの中や、自然の中に身を置くことだと考えます。
投稿: 津団 | 2008/12/16 21:58
津団さん おはようございます。
いつもお世話になっています。
「天気コトワザ」に、高いレベルの科学を見出せたらと思っています。
Webの時代だからこそ、大切にすべきものと思っています。
共感ありがとうございます。
投稿: 楠田純一 | 2008/12/17 03:13