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【授業】「呼吸」という営み

Dscf7368 私の朝の校庭散歩は、加茂の杜に向けて西に坂道を登るところからはじまる。冷え込みも一層きびしくなった朝だった。加茂の杜も、紅葉がきれいだ。坂道のスタートのケヤキは黄色さを増し、落葉するものも日に日に増えていっている。その落ち葉をそっと踏みしめる。「生きていたころ」の姿を思い出しながら。
 坂道途中で、南に向かう。そうすると、校舎、グランドを含めた里山の朝の風景が目にはいる。ハゼが紅葉すぎて、実だけが、たくましく北風立ち向かう準備をしているその姿これまた見事である。朝日のあたる大気は、「大気の物理学」よろしく、私たちにも見える姿をしている。グランドに佇立したメタセコイヤは、下から黄葉が進行していって、日に日にその姿をかえ進行形だ。そう、この進行形であるということこそ「生きている」証なのかも知れない。
 里山の風景も「生きている」証なのかも知れない。
▼この「生きている」とときに同義語として使われる「息をしている」「呼吸している」が、今日の授業のテーマ。
まずは、ガス交換としての「呼吸」だ。
 犯しがちな誤解に「酸素を吸って、二酸化炭素を吐いている」という字面だけを追いかけた認識だ。最近の教科書は、その点ていねいだ。吸気と呼気の成分表をあげてくれている。
これがないときには、ここの説明に時間をとったものである。
▼ところで、まったくの余談をひとつ。二酸化炭素である、今、まったくの「悪者」になってしまっている二酸化炭素だが、こいつのお世話にならなければ、我々の生命の営みもないのである。その認識も、やっぱり話はしておく必要があるだろうと思う。余談は、それではない。このパーセントだ。
いつから、教科書の表示は「0.04%」となったのだろう。いつまで「0.03%」だったのだろう。
そして、事実は、…ちょっとくわしく調べてみたいものだ。
Dscf7390▼まずは、このガス交換の話を先行させる。当然のこと。
気管(みごとなつくり、身の回りに似たものは(・_・)......ン?)、気管支、肺胞(表面積は…これも教科書にあげてある。ありがたい)、横隔膜。例によって「ぬりえ」をしながら、つくりとはたらきの巧妙さを話す。
横隔膜のはたらき、そのメカニズムについては、定番モデルで説明する。(こんなのにも、教具があるんですね。はじめて知りました。薬品瓶とゴム膜でつくる手製が常識だったですが…昔のことです(^_^;))
▼問題は次だ。ガス交換だけをさして、「呼吸」としてとらえてもらっては困る。
「呼吸とは、細胞が酸素をつかって、栄養からエネルギーを取り出す営み」
だから、呼吸をしなければ、生命の営みすべてがストップするのである。死ぬのである。
これこそ、動物の身体を学習はじめたときの目標であった。
どのようにして、細胞に酸素と栄養を与えるのか、これが動物の最大の目標課題である。
その営みの副産物として、二酸化炭素、水等ができる。その処理も当然大切ではあるが。
この認識が定着してこそ、ほんとうの意味で
「生きている」=「呼吸をしている」「息をしている」=「食べる」となるのである。
 

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